SHIAのレビューコレクション
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+fence切なさの塊みたいな物語でした…でもそんな絶望するほどの年の差でもないよ!なんて、作中何度彼に慰めの念を送ったことか。 エンドクレジット部分は人によって受け取り方が違うかな?と思う、切なくも面白い仕掛けが施された終わり方でした。 @ネタバレ開始 精通してなくても男だよ!!!と画面に向かって激励の念を送っていたときが、本作一番の私の様子がおかしかったところだと思います(本当にね) 少年の純粋な気持ちが報われないままだったのか、それら含めて最後まで書かれていないところが本当に味があるなぁと思いました。いわゆる憧れのお姉さんとして子どもの頃の初恋の記憶のようになるのか、この後も一途な恋として続くのか…青年が恋人になってもなお想い続けることがやめられるわけでも、好きな気持ちがなくなるわけでもないので、少年がこの後どのような人生を送ったのかが気になりました。 最後のエンドクレジットは、少年がもし自分の生まれが違っていたら―――という、在りえたかもしれない未来だと想像しました。 ただし、それはあくまで「ありえたかもしれないがありえなかった」という域を出ないという意味で最後に囲いのフェンスがあったのかなと…あそこで、この物語は行き止まりなのだという切ない形で受け取りました。 大変エモエモで、少年がいじらしくて、青年には悪いですが、少年の恋心を全力で応援してあげたくなるお話でした。桜さんも自分を慕う少年の気持ちに応えてあげたくても応えてあげられない社会的な立場や年齢、本格的に男として女を見る目になりそうな少年の危うさなどに、どれほど思い悩んだことかと思います。 @ネタバレ終了 本作は基本的にお相手のセリフのみで進み、プレイヤー視点の人物はセリフらしいセリフがないため、こちらから何を言っているかは想像にお任せというところも面白い試みでした。それでいて、おそらくこんな返事をしたのだろうと想像しやすく、物語の進行が分からないということもない絶妙なセリフ回しが秀逸でした。 少年とのエモすぎる恋を楽しみたい方にはマストプレイしていただきたい作品です。 素敵な作品をありがとうございました!
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教室に巣食う悪魔たち前情報通りのなかなかにドロッドロな一本道ミステリーでした。人間が持つ負の部分を教室を鍋としてぐるぐるグツグツかき混ぜたらとんでもない悪魔たちが出てきた…といった風情でした。 何が起きていたのか、何をしていたのかを回想するタイプのもので、少しずつ紐解かれていく物語はラストが圧巻でした。誰もが人生で一度は聞いたことがあるであろう、クラシックオンリーなBGMも本作においては効果絶大でした。 @ネタバレ開始 ミステリーにおいては「この視点さえも別の誰かかもしれない、主人公のように振舞っている〃誰か〃でさえ犯人かもしれない」という超絶猜疑心の塊で進めているので、開始早々に「この日記などを見ている人物こそ犯人かもね!」とザルすぎる推理の下で進めました。 いや…この推理ある意味では…うん、と思いましたが、まさかのラストでした。 「これで終わりなわけがないよね」とは思っていたのですが、「はははははは!!」の本人的にはハッピーエンドからの大逆転劇、ちょっとスカッとしました。途中からこの人物がどういう人物なのかはほぼ正確に把握していたので、このまま酸素を消費されて終わるのはね…と思っていましたので。 過去の事件の直接的な長期加害者である方々に関しては、どのような姿に成り果てていてもそれはそれ、自らの行為に見合った終わり方になっているといいのですが…と冷めた感想しか抱けないくらい残虐な人たちだなぁ…と思うのみでした。 自分が女性なので、逢沢さんが受けた地獄、まさに生きながら毎日殺され続けるような地獄ですね…毎朝目覚める度にまだ生きているのかと自分が生きていることにさえ絶望していたであろう心情を思い辛い気持ちになりました。 最後の最後の画面の様子があまりにもホラーすぎて「ひぇえー!」となりつつ、彼女がこれから先どのような未来を歩むのかがとても気になりました。 真相が遠からず明らかになったとき、逢沢さんの名誉が回復されるといいなとも思いますが、果たして逢沢さんは親友による人生をかけた復讐まで望んでいたのかどうか…様々なことを考えながらの読了でした。 @ネタバレ終了 本作は、じわじわと迫りくる怨霊などがもたらす得体のしれない怖さではなく、誰しもが生きているうちに少なからず触れているであろう人間の負の部分、底なしの悪意や小さな悪意などが幾重にも折り重ねられた恐怖、そして憤怒や深い悲しみまで、人が持つ感情の髄を感じられるお話でした。 他ではなかなか味わえない作品だと思いますので、苦手でない方はぜひ遊んでみてほしいです。 素敵な作品をありがとうございました!
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My dear devil,XXX(デビキス)キスから始まる人外の方との恋愛、ちょっぴりスリリングな展開もありつつ楽しませていただきました。 攻略対象は御二人ですが、どちらの方も異なる魅力があって迷ってしまいます♪ @ネタバレ開始 ゲーム制作20周年、おめでとうございます! 20年も制作を続けてこられた熱意と愛に敬意と拍手を! マオウさんはかわいい系、キズナさんはツン系で、御二人の魅力の間でドキドキフラフラしつつ、とても楽しめました。 キズナさんとはとあるエンドでバッドエンドにしか見えない結末を迎えるわけですが…別エンドではツンツンしつつも首筋にキスまでしてくれて、ドキドキしました。 いつか二人きりのときだけでもデレッデレになってくれないかなと淡い期待を込めてしまいます…! マオウさんはカワイイ系でハッピーなエンドでは、もうとっっってもかわいかったです! 笑顔が素敵すぎて…スチルが出てくる度に「かわいい、カッコイイ!」と画面の前で自分の頬を両手で挟んでニヨニヨしてしまいました。 ちょっぴり不器用なところ、本当はとてもやさしいところなども魅力的で、少しずつ心を開いてくださり仲を深めていく過程は「ちょっと警戒心薄れてきたかな?」「心を開いてくれたー!」と思えて嬉しかったです(好きな人のこととなるとトコトン頑張れる主人公さんの押しの強さも素晴らしく…!) 動いている立ち絵や場を声優様の素晴らしい演技が光るお声など細部まで素晴らしく、攻略対象ではないダヤンくんもとてもかわいかったです。 全エンドコンプリート後に見られる記念絵もとても素敵でした。特に本編では敵サイドのような形で出てきたダヤンくんの笑顔…とてもかわいい! かわいいの塊!でした。 ダヤンくんは80歳とのことで…見た目はあんなにかわいいのに、実は結構なお兄さんなのですね! ギャップが素敵です! キズナさんはまさかの130歳で、終始落ち着いている大人の魅力と貫禄ある御姿に納得でした。 エンディングによって未来は様々ですが、主人公さんと両想いになって人間として幸せになるマオウさんを激推ししたいと思います。人の不幸ばかりを考えていたマオウさんが、幸せなことと主人公さんのことをいっぱいいっぱい考えて、たくさん幸せになりますように! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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スーパーマーキング私ははたしてどこに行っていたのだろう…何も買わずに、ただひたすらにその異次元空間を呆然と眺めて帰路につく羽目に…え、どうしてこうなった??? @ネタバレ開始 初回プレイ、人体の尊き一部にしか見えないどう考えても職質待ったなしの天狗になってしまいました…あれれ??? おかしいですね、私はスーパーマーケットにお買い物に出かけていたはずなのですが…あれですね、酸素と同じように体を覆い包み込む謎BGMに脳ごと包まれた瞬間から、私は今まで自分が目を逸らし続けたスーパーマーケットの深淵を覗き、そしてスーパーマーケットの深淵も私を見つめ返していたのかもしれません。 ツンツン、ツンツン。ペロペーロペロペロペロ。モニュモニュ。モゴモゴ。…ぶえっくしょん!! 人間が集まれば、そこにはツンもペロもモニュもモゴもぶえっくしょんもあるのが必定。 生きとし生けるもの、みな食わねば生きられぬものなれば、曇りなき眼で見定めた己が「これ!」という食材に片っ端からスーパーマーキングしたがるのも、神々は「想定の範囲内ww」と見守っておられるものなのでしょう(偉大なる魔法使いも見守ってるに違いない) そんなわけで、深淵履修が滞りなく完了した後は、入口にて「我、このスーパーマーケットにてすべての食材をありのまま、あるがままに受け入れて候(脳内BGM ありの~ままの~姿見せるのよ~)」と、すぅうう~…と両手を広げてウィトルウィウス的人体図にしか見えぬ弧を描くモーションを繰り出した後、件の謎BGMを再度纏い神妙な顔で再びカゴを手に、入口のチラシLOVE老人に微笑み会釈しつつ、買い物タイム。 うおおおおーーー人々の手によってツンペロモニュモゴその他マーキング魔法をかけられたすべての食材よ、我がカゴに集結せよ! お買い物タイムダヨ、全員集合! 麗しく愛しい彼女の素晴らしい食べっぷりに惚れ惚れといたしました…お幸せに! (この後、エンドコンプのため中途半端なお買い物マンにもなりバッジもコンプしました) スーパーマーケット…普段何気なく使っているこの場所が、群雄割拠の大変な戦場に見え…いえ、とても平和的な住み分けがなされている皆の故郷のような場所でした。 人は海を見ると「ああ、ここからやって来たんだな」と思うように、スーパーマーケットを見ると人は「ああ、マーキングしないとな」と思うものなのかもしれません…え、やだよ! そんなのやだよー!(急に正気に戻るSHIA) はい、ちょっと様子のお菓子な…おかしな感想となりましたが(※素敵な作品への敬意をもって真面目に書きました)、大変面白くピュアシンプル亭様の素晴らしい魅力が大爆発していた素敵な作品でした! いつもながらイラストはもちろん、BGMやムービー、UIなどすべてが面白くて素晴らしいところも拍手です! バーチャルフェスでの大活躍含めて、今後のご活躍を応援しております! (コスプレは天狗にします!…と言いたいところですが、ティラノちゃんの着ぐるみを着用です。配布ありがとうございます♪) @ネタバレ終了 スーパーマーケットに迷い込み、そしてスーパーマーケットのなんたるかを知った…かもしれない素敵な作品、ありがとうございました!
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0時のアラビアンナイトマダミスをしているかのような推理モノ×乙女ゲームということで、マダミス独特の空気の中でどう乙女ゲームな話が展開していくのかドキドキしながらプレイさせていただきました! かおりさんが制作に参加されているということで、楽しみにしておりました。 @ネタバレ開始 全エンド+後日談まですべてクリアさせていただきました。 奇蹟的に初回プレイでリリィさんと王子のエンドを迎え、「やはり王子さまだった! さらにハッピーエンドだからよし!」と喜びつつのエンドでした。 一番なさそうな外見でしたがタイトルの0時がレイジと読めたこと、「門番はどうしてこんなのを通した~」の直後に起こった事件のときに「これから王子様が現れて踊るはずだった~」のセリフから、門番は王子と知っていて通し予定時刻になって表れたという推理のもと、この方が王子だとほぼ確信していたので、当たって嬉しかったです。 女性陣の中で一番好きなリリィさんがあまりにも良い子すぎて、いざ殺人が起きた後も犯人は自分だと言い続ける姿に「待って! 真犯人は他にいる! 真実はいつも一つ!」などと画面の前で某探偵のようなセリフを口走る事態に。最後はハッピーエンドに落ち着いてよかったです。 マダミス風ということもあり、途中で兵士が口を割るシーンなどシリアスな中に「想定外のところから情報が…」と、クスッと笑うときもありました。 また、キャラクターごとに背負っているものがあり、一つ一つ紐解いていくことで繋がる物語は秀逸でした。あっちとこっちの持ち物が繋がった!など、プレイする度に新たな発見があり、とても面白い仕掛けでした。 後日談は血塗れのアラビアンナイトから一転、それぞれの恋人たちが1年の間に絆と愛を育んだ様子が見られて、にこにこしながらの読了となりました。一攫千金型のお国の事情はまだまだありつつも、皆さん幸せそうで本当によかったです。来年もまたみんなで花火が見られますように。 @ネタバレ終了 マダミス風でありながらしっかりと乙女ゲームしている物語、後日談込みで最後まで楽しませていただきました。 素敵な作品をありがとうございました!
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月の光の鎖屋さんとても魅力的なイラストに細部まで練られた世界観と設定に支えられた骨太な物語、堪能させていただきました。 クリア後もさらに物語があり、本作の世界をお腹いっぱい楽しむことができました。 @ネタバレ開始 艶のある妖しげな微笑を浮かべるときもあれば、凍てつくような冷めた目で見るときもある…そんなルミエルさんにドキドキしながら最後までお姉さんの行く末を見守りました。 お姉さんの人形の御姿もとても可愛らしく、二人のスチルはどれも大変眼福でした! 特に分岐回収のため再プレイ必須となる最後の一枚は、神がかっていました。 一番初めに辿り着いたエンドが、どこにも辿り着けない閉じられた二人のエンドでしたので「おねーさん、ごめんなさい!」と平謝りしたい気持ちになりました。主人公さんはルミエルさんをなんとかしたいという気持ちで必死に未来を変えようとしていたのに、私の手がポチッと悲惨な結末に向かわせてしまいました…。 そのエンドを見た時点で全エンド(シナリオ)回収と全スチル回収を決意、颯爽とヘルプに頼らせていただきました。 最後は落ち着くところに落ち着いて良かったです。 長らく悩んでいた主人公さんの人生も落ち着いて、ルミエルさんと歩んでいく人生、しかも二人同時に最後は…なところ、ルミエルさんの苦悩を見てきたからこそ、この終わり方が大好きです! おまけコンテンツもとても充実していて、見応えたっぷりで楽しませていただきました。 ラフ・おまけイラストで一枚絵の案など貴重なものも拝見できて嬉しかったです! Extra Storyの小説に近い形式の物語も会話ウィンドウ形式にはない味があって、世界にどっぷり浸らせていただきました。この形式でのお話も大好きです。 三本の話の中では、ルミエルさんの過去のお話がとりわけ心に響きました。 ゲーム本編の感想から少し離れますが、シチュエーションボイスも大変素敵でした! ルルルル、ルミエル様ぁあーー!!と言いたくなってしまう…骨まで溶かされてしまう素晴らしいコンテンツで、ルミエルさんがさらに生きたキャラクターとして感じられました。 @ネタバレ終了 ちょっとずつプレイしていこう…と思っていたのに、気がついたら一気にエンドへ辿り着いていました。 ファンタジーな世界とやわらかなところと頑ななところを併せ持つ魅力的な美少年に浸りたい方は、プレイして絶対に損はないオススメの作品です。 素敵な作品をありがとうございました!
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タバコ屋乙女と小話でも聞いているだけで心が落ち着き癒される音楽を背景に進む、レトロでとてもオシャレな時間を堪能させていただきました。 @ネタバレ開始 各話はとてもコンパクトながらちょっとしたジョークなどが織り込まれるなど、素晴らしいシナリオであっという間でした。 もう少し小話を聞きたいなと思う絶妙なボリュームに、すぐに次が読みたいという心をくすぐられました。 話しかけられる側のお名前がどことなくかわいらしいなーと思っていたら…手で顔を~のところで「あれ、もしや…」とお察ししました。 実際に最後の一話で「いやー、上手い! このかわいい仕掛け、ステキ!」と唸りました。 実際にそこにいてお話しているような素敵なタイトル画面とゲーム画面、またたく光に照らされて動く影など思わず隅々まで見たくなる昭和の雰囲気がとても素敵です。 @ネタバレ終了 今夜もまた小話を聞かせてほしいなと思う、とても素敵なゲームでした。 ありがとうございました!
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いのちのせんたく【年末年始のすごしかた】もうすぐ年末年始もやって来ますが、せっかくなのでリアルより一足先に仕事納めして年末年始を過ごそう!と思った矢先にナチュラルにバッドエンドへ突き進んだバッドエンドマスターです、こんにちは。 タイトル画面のダブルイケメンにミリも掠らない年末年始でした。 ……な、なにをー! 今のは年末年始お試し期間! 年末年始はここからが本番よ!(ロード画面を0.02秒で押しながら) @ネタバレ開始 かわいいみーくんを電話でからかう一時…そう、私はこういう年末年始がほしかったのよ!とガッツポーズをとってニヨニヨの第2周目でした。い、いのちがせんたくされる~~! リアル一年間で汚れ切ったブラックハートがホワイトハートへと超強力洗浄力で生まれ変わる~~!!(ゴゥンゴゥン…←洗濯機でいのちが回される音/いのちのせんたくって違うそうじゃない) 実際の湊くんは頑張ってリードしようとしてちょっと背伸びしているのかな?と思うクールさで、眼鏡をかけると「そうそう、鳥飼さんのゲームはそうこなくっちゃ!」と急にテンションが上がります♪ 車で指先を掠める程度のからかいの後で家に転がり込んでくる湊くんに「お泊り!?」の文字だけでテンションが爆上がりの煩悩がまだ洗いきれていないハート、ドキドキしてまいりました。 長い弟としての関係から変わったお泊りはいつの間にか彼のほうに主導権が…髪の毛に触れたりと心臓がおかしくなるのではと思うくらいドキドキでした!一枚絵もちょっと悪戯っぽい顔が素敵すぎます!…が、翌朝の主人公…! 頼みます、まだそんな御歳じゃないはずーー!!(積年の想いを果たした湊くんがすごすぎた説もありますが) その後の「あれ、もしかしてこれって…」と思う少し不穏なあの部分…色々と気になりました。二人には幸せになってもらいたいのですが…あの不穏な部分がとても気になります! (他のEndももちろん見ました~!) ふわチャラ先輩と呼ばれてしまうイケメン眼鏡男子森川さんのルートも遅れて堪能です。彼女が次から次に変わるふわチャラ先輩、初手からスーパーデキる男オーラがすごいです! サラリとエスコートをしてしまう超女慣れしている先輩を前に、湊くんのルートであれだけ余裕のあった主人公さんも借りてきた猫のようにおとなしく…いえ、やはり男を手玉に取る才能が途中からこちらでも遺憾なく発揮されていて良き~です! 余裕ある先輩を徐々に自分のペースに持ち込んで真っ赤にしていく主人公さんSUKI♡ と言いつつも随所で出てくる先輩の女子力の高さに圧倒されていたら、そのまままずはつかず離れずなNormalへ。次はHappy目指すぞーと選択肢に復帰です。 Happyルートでも主人公さんの記憶が飛んだりする不穏さが…そして不穏さを感じたのに先輩が真っ赤になるスチルにすべての不穏さが私の意識からサヨウナラしました。なにこのかわいい生き物はー!です! しかもびみょうにはだけていらっしゃる…眼福…眼福です! 記憶の真ん中に焼き付けておかなくては。 男性が真っ赤になる姿は、女の子が真っ赤になる姿同様にめちゃくちゃにかわいいですよね…! 無事に二人も恋人同士になり、幸せそうで本当によかったです(やはりこちらでも、その背景にある不穏な何かしらの動きはとても気になりますが…!) サイドストーリーは勢いのまま、まずは先輩へ。チャラいウイルスとは(笑) そしてここで主人公さんの知らないこの物語の大変シリアスなバックグラウンドが…! 私が情報に圧倒されているその間にまたお酒片手の楽園が広がり、その楽園の中にも甘~いウフフなシーンと主人公ちゃんの記憶に関するほんのりシリアスな部分が出てきて、そのジェットコースター式にシリアスとほのぼのが襲ってくる様に情緒が周回遅れしていました。甘いところは本当にとっても甘くて、恥ずかしさで椅子に座りながらこちらまでもじもじしそうになります。 全貌そのものは分からずじまいですが、主人公さんの知らないところで大きな力が動いている様子…二人の熱くて甘い時間が長く続きますように…! 将さんも大変なイケメンで目の保養な湊くんのサイドストーリーは、湊くんが主人公さんに翻弄される姿がやはり見ていて癒されます! バックハグ最高すぎてバックハグ沼にズブズブとハマりそうでした。これなんてプレイ?と思う背徳感…電話の向こうの女の子に気付かれないように対応しなくては~と焦る湊くんが本当に可愛すぎました。年齢制限15で大丈夫ですか?なプレイでドキドキしていたら、まさかの刺激的なリバーシブルバックハグ…私はどちらも好きです! そして、こちらでも主人公さんの記憶の件などを含めての受診のお願いが…ここから先、3人の物語がどのような深みにはまっていくのか、とても気になります! 物語的には恋人同士になりました&甘い日々を過ごしていますで終わっていますが、ちょこちょこ出てきた主人公さんの記憶が飛んだりしてしまう件と主人公さんの知らないところで動いている大きな駆け引きがとても気になりました。 感想の冒頭で洗浄される~~と的外れな戯言を綴りましたが、いのちのせんたくが「命の洗濯」ではなく「命の選択」であることは薄々感じたので、この先の展開…いつか見られることを楽しみにしています! @ネタバレ終了 年末年始はもちろん、年末年始以外にも遊びたくなる本作は二人のイケメンさんととても糖度の高い恋愛ができる甘い作品でした。乙女ゲームが好きな方はマストプレイです。 主人公さん自身が恋愛に対して主体性があるので、主導権を握るときは特に面白かったです。翻弄されるイケメンさんのおかげで寿命がぐんぐん延びます。 素敵な作品をありがとうございました!
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俺とお前のお葬式読了まで5分とかからないくらいのコンパクトな物語ですが、そこに書かれている物語はそれ以上の満足感や読み応え、プレイした人の心を揺さぶるものがありました。 タイトルの意味は、プレイすればサッと入ってきました。 @ネタバレ開始 最後の一行が、心にズシンときました。 淡々とした文で綴られながらも、時折人間らしさが見える日記にはとても味がありました。 生きるということは、そうした機微の積み重ねでもあろうと感じ入りました。 @ネタバレ終了 私も誰かの人生にフィットしたいし、フィットされたいなぁ…なんてことをふと思いました。 死の瞬間に至るまで、精一杯生きようと思いました。 素敵な作品をありがとうございました!
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聖者の行進全方面から襲い来るセンスと言葉の圧倒的パワー、今回も堪能させていただきました。 もう一文ずつを自分の中に融解して理解するよりも本能のまま感じ取れ!精神での最後までのプレイでした。 世界が色々な意味で平和になってよかったです。 あと、読んでいるだけでひしひしと感じる、この世に出現した地獄と断言できる痛み…あれは見ていて「ひええー!」となりました。 素敵な作品をありがとうございました!