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SHIAのレビューコレクション

  • 終生列車
    終生列車
    ホラー苦手のビビリチキンの頭がパゲるようなガッツリなホラー話がメインのオムニバス式短編ゲームでした。 4つのホラーな話をしてくれるかわいい終生ちゃんと時々雑談しながら終わりまで見届ける物語は、面白くてノンストップでした。 @ネタバレ開始 個人的には肉屋さんと骨抜き屋さんがトラウマチックでよかったです。 肉屋さんは前日に明らかなフラグが立っていたので「そうですよね、こうですよね……にゃーん……」という居たたまれない気持ちになりました。世の猫好きさんが卒倒しそうなお肉屋さんでした。 骨抜き屋さんはホラーとして話そのものが面白かったです。 骨抜きなだけに骨抜きにされました。はい寒い。すみません。 エンディングはやはり直球ストレートなEND1が好みです! @ネタバレ終了 ゲームの構成的にホラー話→終生ちゃんとのお話という繰り返しでお手軽に進むためホラー話に集中できましたし、終生ちゃんのホラー話はとても面白いのでもう少しお話を聞きたいなと思う絶妙なボリュームで、4つのホラー話を堪能して余韻をもって終えられる良い感じの終わり方でした。 選択肢によって変わる終生ちゃんと主人公の今後ですが、終生ちゃんが幸せならなんでもいいか!となるかわいさでした。 クリア後に変わるタイトルの終生ちゃんが、大好きです。 素敵なゲームをありがとうございました!

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  • 陰の盗人
    陰の盗人
    あの手この手を使えない限られた状況の中からなんとかマスコットを盗み見るために奮闘するかわわい女の子のサクッとしたミニゲーム感覚の短編でした。 @ネタバレ開始 自撮りし始める波羅石さんが意外と苦戦しているのが大変かわいかったです。 NGシーンはどれもとても面白く、映り込むモブフラッシュとバニー写真の「波羅石さん起きて」の力強い掛け声が特に面白かったです。 このNGシーン見たさに全エンディングを探しました! 何気なく調べた窓の上にも「調べるなら下かなぁ」と出てビックリしました。 ブラウン管テレビの隣の机もきちんと反応があり、細かいところまで調べる面白さと丁寧に作り込まれたこだわりを感じました。 @ネタバレ終了 8bitの独特の音楽を耳にサクッと楽しめてエンドロールで流れるNGシーンの面白いゲームでした。 素敵なゲームをありがとうございました!

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  • 白い日傘とアンデッド
    白い日傘とアンデッド
    向日葵の花言葉は「あなただけを見つめる・一途な恋」。太陽に向かって咲くあの花のように、あの人を一途に想い続けた「変な御札を額に貼りつけた彼女」が自分には届かぬと思っていたものへ手を伸ばす24時間、そしてその先の未来へ繋いでいく愛の物語でした。 @ネタバレ開始 ホネ子ちゃんがとにかくかわいいゲームでした。 向日葵のようなその場がパッと明るくなる笑顔がかわいい、しょんぼりするのもかわいい、驚くのもかわいい……と、かわいいしか言葉が出てこないほどホネ子ちゃんにホネ抜きにされました。 ホネだけに(はい超絶寒い。はい解散!!) アンデッド花嫁ホネ子ちゃん……か、かわいいいいいい!!!!となり、二人が幸せになって物語の幕が下りるハッピーエンドが最高でした。 やっぱりかわいい女の子には笑っていてほしい、愛しい人には笑っていてほしい。これ真理なりです。 ハッピーエンドに至るまでの道中では、ホネ子ちゃんがどんどんダークな方向へアンデッド化していくのが見ていて辛く、ハラハラしていました。 このままではこれまでのホネ子ちゃんとのかけがえのない日常が理不尽にも奪われて壊れてしまうと思い、絶対にトゥルーエンド見るまではやめん!と心に誓っていたので、ハッピーエンドを見られたときは本当に嬉しかったです。 あとがきで「ちょっとご都合主義だったかな」と仰っておられましたが、私はホネ子ちゃんも主人公も幸せになれる展開でとてもよかったと思います。 繰り返される日常部分では、特にチェスの部分に笑いました。 不正によって一人の人間が浄化されている(笑) チェス盤の白き芸術家である上林くんのキャラも最高でした。 アンデッド花嫁ホネ子ちゃん……か、かわいいいいいい!!!!(大切なので最後に繰り返しました) @ネタバレ終了 ホネ子ちゃんがひたすらにかわいい、とても素敵なゲームでした。 ありがとうございました!!

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  • ときめきスパッツァー
    ときめきスパッツァー
    ハローエブリワン、スパッツは好きかい? 私は浪漫を感じる。漢字で浪漫。あえての漢字。なにせ、皆大好きすぱっちゅ!!だからスパね……って、スパッツの精、なんか色々と盛り盛りですね!? そりゃ不審者って呼ばれるよ!とボケとツッコミの両輪をいきなりセルフプロデュースしてしまうほど、冒頭からインパクトのあるお話でした。 スパッツの精はインパクトの塊でしたが、ストーリーそのものはまさに王道の恋愛ストーリーで、ギャルゲーが好きな方には是非にオススメしたい作品でした。 立ち絵の位置に愛を感じました。 スパッツが隠れないようにしっかりと合わせてきている……!! @ネタバレ開始 310さんのルートが一番好みでした。戦闘モードの310さん、とてもかわいいです。対する相手のグラフィックが違いすぎて、主人公と一緒に「絵柄が違いすぎるでしょー!!」とツッコミを入れていました(笑) 一番初めに310さんの首がポロリした時は「3、310さーん!!」と慌てましたが、無事に元に戻って良かったです……びっくりしました。首がとれちゃうスパッツ美少女は310さんだけ!ですね。 スパッツではありませんがメルタ先輩の「立てば天才・座れば鬼才・歩く姿は鬼畜メガネ」というキャッチフレーズがかなり好きです。読んだ時、思わずクスリと笑いが漏れました。 きれいに最後にディスられている……こうした細々としたひねりのあるシナリオが全ルート通して個人的にとてもツボでした。 そして忘れた頃に急に画面へと蘇ってくるスパッツの精も好きでした。 そのビジュアルがいつの間にか脳に刷り込まれ、意外とクセになってしまうスパッツの精……恐るべしです…!! スパッツの精さんもとてもいい脇役でしたが、ちょいちょい出てくるイラスト屋さんの素材などフリー素材さんたちがまたいい味を出していました。 一番お気に入りのスチルはくるみさんルートの一番最後のスパッツを見せているスチルです。 スパッツのかわいさとくるみさんのかわいさ全開でした! @ネタバレ終了 三者三様のスパッツで、きちんと恋愛やギャグもボリューム満点で入っている素敵な作品でした。 ありがとうございました!!

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  • ふらっと!温泉ルンルン道
    ふらっと!温泉ルンルン道
    温泉までの道を阻む者たちへ呻れ拳、鉄槌下せハンマー、追撃せよ双鎌、いざ一撃必殺チェーンソー!! 温泉目指して自転車で一直線のはずが道中には行く手を阻むものがたくさんあって……軽快なバトルに打ち勝ち温泉で疲れを癒すその瞬間まで自転車を漕ぐのをやめない拳系OLの温泉物語!! @ネタバレ開始 初回で無事に温泉に辿り着き、疲れを癒すことができました。 アライグマが加勢した後は戦闘が楽になって、余裕をもって戦闘に臨めて面白かったです。 道中の選択肢で戦闘が楽になったり難しくなったりと絶妙な難易度で、とても楽しめました。 周回プレイして選択肢を変えたりすると最後のボスなども変わるので、周回する面白さもありました。 途中で買えるチェーンソーの入手の仕方が初回では「お金足りないけれど?」と思っていたら、周回でとある人からのお恵みで買えるようになり、これはもう温泉に入れるぞと気が大きくなったりもしました(笑) (そしてチェーンソーより上があるなんて思いもしなかったです!) 一部武器の入手方法が難しく、周回しながら「コンプするまで温泉入るぞー!!」と自転車を漕ぎ続ける理由が温泉目的なのかコンプ目的なのか分からぬバーサーカーOLになってました。 @ネタバレ終了 ストーリーそのものも奇抜なところがあり、楽しませていただきました。 コンプリートは結構粘り勝ちなところがあると思います。やり込み系が好きな方にオススメしたいです。 素敵なゲームをありがとうございました!!

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  • 3名、不足。
    3名、不足。
    プレイヤーがチキンなので外せない「ポッポポポポポポ!(ハートにキュンキュン☆ほにゃホワイト!)」 5人のほにゃレンジャーが2名になった冒頭の部分で、既に笑いました。悪の軍団も人材不足ですが、ヒーローサイドも色々な事情で人材不足なのですね……切ない……世はスカウト大時代! @ネタバレ開始 仲間を選んでアザラシちゃんに対抗するというシンプルさと、とても手軽に色々な組み合わせを楽しく試せるゲーム性が楽しい作品でした。 組み合わせによって上手く特殊なイベが発生しフルーティーなスペシャル技などを繰り出しても「ビームの威力自体は弱いの!?なんで!」と思わず叫びかけながら元イエローのラーメンに助けられることもあったりして、楽しい一時でした。 威力の強弱でもらえるお手紙がどれもスペシャルヒントで、思わずスクショして全種類試してみたくなりました。 ハプニング発生の特殊なイベントも、とても楽しかったです。 威力が強すぎると爆発音とともに地球全土がリラックス状態になるのには、微笑ましい気持ちになりました。 そして時々人数が5ではなく、きちんと6名カウントになったりするのもよかったです。 @ネタバレ終了 『闇のCM作ろうぜ!』もキャラや背景がクルクル動く楽しいゲームでしたが、こちらも随所で動く楽しい画面に惹かれて、何回も周回しました。 とても楽しいゲームをありがとうございました!

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  • 台湾へ行こう 基礎&同人即売会編 ver2.4
    台湾へ行こう 基礎&同人即売会編 ver2.4
    友人からいただく台湾のお土産は高確率でパイナップルケーキな件。台湾に興味がある方、台湾に行きたい方はプレイしておくとガイド本よりタメになるゲームでした!(もちろん最新情報の確認は必須) かなり細かいところまで網羅されていて、まさに台湾初心者さんから海外旅行初心者さんにまでオススメのガイドゲームでした。 私がアカベコのように「それな!それな!」と無限に頷いたのがパスポート関連と保険関係でした。 ここだけはどこの国に行くにしても、何を置いても絶対に気をつけたほうがいいよ!!と深く深~~く共感しました。 台湾版コミケの解説(1日目朝の地獄の仕様)も詳細まで網羅されていて、すごく丁寧な台湾案内に感動しました。 昔、台湾に行った時のことを思い出し随所で「そうそう!」となる楽しさもありました。 ご時世の影響など諸々があってもう何年も行けていない台湾に、また行きたくなりました。 台湾への愛を感じられるとても素敵なゲームでした。 ありがとうございました!

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  • 空蝉通り喜多探偵社 ー チベット文字の秘密 ー
    空蝉通り喜多探偵社 ー チベット文字の秘密 ー
    チベット文字を学びながら、世界最高峰のエベレストをはじめとする雄大な自然に抱かれたチベットの美しい景色や文化に触れられる斬新なゲームでした。チベットの高原から有名な寺院まで、チベットの様々な顔を見ることができました。 個人的に「ma」で表記される文字のデザインが一番好きになりました。 発音の微妙な違いが聞き分けられない文字もありましたが(それは聴力が悪いだけ…げふんげふんっ)、練習するにつれて聞き分けられるようになりました。 子音のつけ方が独特なのも解説が丁寧で勉強になります。 無理なく新しい知識に触れながらチベットの様々な顔に触れられる素敵なゲームでした。 ありがとうございました!

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  • 雨夜の山荘で君は惑う
    雨夜の山荘で君は惑う
    クローズドサークルという響きだけでワクワクする病気を患っている私にとって、とてもとても素敵なめちゃくちゃ面白いゲームでした。 ボリューム満点のシナリオですが、とても読みやすくグイグイと引き込まれ、実は主人公たちと一緒に車に乗って山荘にやってきた4人目なんじゃないの自分?と思うほど、その場にいる気分になりました。 @ネタバレ開始 「殺人事件だ!なんてことだ、支配人が!」というこの流れで既に脳からいい感じにアドレナリンが放出され、その後に始まる「みんな、とりあえず集合だ!」からの「うっそ、文明の利器を使った連絡は一切不可だし下山も無理じゃん!」の黄金比率のビッグウェーブに乗って始まる話し合いや推理に、超極上のワインを飲んでいるような気分になりました。 全編通して、この作品はこの大好きなワインを楽しんでいるような極上の時間状態で楽しませていただきました。 皆大好き犯人当ては、失言に気づいていたため、一度で当てることができました。 「待て待て待て、これおかしいな? その現場状況の情報どこから出てきた?」と失言した瞬間に言葉の情報のおかしさに気づいたので、この瞬間から「こやつ、さては犯人でござるな?」という目でずっと見ていました。 見取り図を見たあとの選択肢で「犯人分かった」→即グッドエンドに先に行ってしまい、そこをスルーして辿り着くトゥルーエンドに行く過程で「犯人は分かってるんですけれどーー!あああー!」となりました。 グッドエンドで生き残った人たちが次から次に死んでしまう……切なかったです。しょんぼり。 次から次に皆さんが殺されていってしまう展開に奥歯がゴリゴリに鳴るほど歯噛みしつつ、ユヅキちゃんの大活躍の瞬間まで画面の前で血の涙を流していました。 それにしても!ジンくんが生きててよかったです!!(大事なので握り拳) 画面の前で「我らが盟友ジンくんを早く確認してくれ! 彼は生きてるのか!? DEAD or ARIVE!?」とオロオロしている変な人になっていました(笑) 全エンド、全選択肢を網羅し、明らかにこれは遊んでおられるなーという選択肢のシナリオまですべて楽しませていただきました。 背景がとても秀麗で、何度もメッセージを隠して堪能いたしました。惨劇が起きた雨の中の山荘という設定が持つイメージを裏切ることなく暗い雰囲気がとてもよく出ていて、細部まで緻密に描かれた美しさと相まって、本当に素敵な背景でした。勉強になります。 大変ご苦労された圧倒的カザマさんのデザインが秀逸でした。 序盤でリタイアしてしまいますが、彼のデザイン大好きです。 @ネタバレ終了 ムービーや動きのある背景など細部までこだわられた演出によって臨場感マシマシ、一切の瑕疵がない美しい工芸品にも似た緻密で圧倒的なボリュームのシナリオとクローズドサークルの良さのすべてをギュギュッと詰め込んだ、超上質のとても素敵な作品でした。 こんな素晴らしい作品に出会えて、本当に良かったです! ありがとうございました!

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  • 祈る星夜の灯緋光
    祈る星夜の灯緋光
    魔女や悪魔がいる世界で、緋光機に乗って空の戦いをしていた兄が魂を盗まれた……魂を盗んだ魔女は誰なのか? 兄の魂は取り戻せるのか?と緊迫の展開で進む西洋風ファンタジーでした。 すべてが明かされているわけではない世界観に想像の余地があり、読了後も登場人物たちのその後が気になる「あー、最後まで読んでよかった!もう少し読みたい!」という心地良い気持ちで終われるゲームです。 @ネタバレ開始 魔女アリーチェさんと和解し、兄の魂も元に戻りめでたしめでたしと思った矢先にアリーチェさんがルクト兄さんに刺された……(ポカーン) ここ一番のポカーンでした……「そんな、ばかな……」と目が点になりました。 その後の『門』を目指すところから帰還までの怒涛の展開に固唾をのみ、ひたすらアリーチェさんとルクトさんの関係がこのまま破綻状態で終わるのか、なんとかもう一度やり直せないのかお互い好いているのに!!とやきもきしながらクリックしていましたが、最後はもう一度やり直すことができて本当に本当に良かったです! 最後の選択肢できちんとセーブしておいた良い子だったので、エンディングは2種類とも見られました。 疲労困憊の身ではありますがティグさんとまた再会できるBエンドが特に良かったです。 @ネタバレ終了 いざという時に頼もしすぎる箱屋さんと綺麗で幻想的なランプたちが本当にいい味を出していました。 エンドの名前が秀麗で、ABともに見ると本当に心にじんわりきました。 素敵なゲームをありがとうございました!!

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