白玉ユキトのレビューコレクション
-
本当にあったバカな話軽い気持ちでサクッと楽しめるお話でした。 @ネタバレ開始 くすっと笑える話の後で、急に出てくる50歳の姉がいる少年??? からのホラー展開でお見事でした。 @ネタバレ終了 ありがとうございました!
-
暗黒SNSしりとりタイトルに惹かれてプレイしました。 面白い設定で、とても興味深く読むことができました。世界のルールが分かってくると俄然面白くなりました。 @ネタバレ開始 相手が出したワードの物が手に入る、というのがもどかしくて絶妙ですよね。欲しいものを手に入れられるわけではなく、望まないものを送られる怖さもあり。 貝と牡蠣、続けて貝類を送られたチョイスや、しかも柿ではない辺りの塩梅とかも気になります。 相手に勝たせてあげる、という抜け道は、なるほどな思いました。ただ、思い付けても実行するのは勇気が要りますよね。下手したら「し」ですし。 タイトルの時点で「しりとりをするんだな」と分かるので、そこまでの導入はもっとサックリと進んでも良かったかもしれません。 @ネタバレ終了 世にも奇妙な物語のような読み味の作品で、楽しませて頂きました。 ありがとうございました!
-
完全犯罪プレイ時間は短いですが、密度がすごいですね! 起動直後のムービーが恰好良くて期待感マシマシでプレイしましたが、その期待を裏切られることなく面白かったです! @ネタバレ開始 劣等感を持った双子の偽装殺人、という始まりにはそこまでの奇抜さはないのですが、順風満帆に見えた兄にも後ろ暗いものがあって、更にその後ろで見えるもう一つの計画……と、この短い時間でどんどん明かされていくので爽快感がありました。 兄は高額のマンションを購入できたなら何か悪いことをしているんじゃないか、とか、精神科医の完全犯罪であるなら弟に対しても何か仕組んでいたんじゃないか、とか、いろいろ思考を巡らせていました。いくら鬱屈としていたからって殺して成り代わるという行動にはなかなか移れないと思うんですよね。かなり行き当たりばったりですし。 @ネタバレ終了 物語の定義された要件をぎゅっとコンパクトにまとめた見事な作品だと思います。 ありがとうございました!
-
Novel Dragoon物語に登場するワードを名付けて物語を作るという、面白い試みの作品でした。 語り部はいい声が付いていますし、キャラクタはよく動きますし、物語もオーソドックスかつしっかりと作られているので、普通に読んでも楽しめる作品です。主人公の住む王国の頼りない王子と、侵略を目論む帝国。短編ながら要点が上手くまとまっているので、それ自体にも読み応えがありました。 そこに自分で名前を付けるという要素が、愛着を生んだり笑いを誘ったりと引き立ててくれました。付けた名前が意外なところで出てくるのがまた楽しかったです。 @ネタバレ開始 名付けた料理を教団が連呼してくると思わなかったので笑ってしまいました! 王子が絵本を読んだり子供の遊びに興じたりしているからハッタリが効いて助かる展開は見事でした。プレイヤーの入力次第で「一人で何やってんだよ」ってなるのもいいですよね! 一部「本の名前はジャンルだったのか」とか「あだ名というか二つ名なのね」みたいなズレが起きてしまったので、そこを上手くフォローできたらもっと没入感が上がったのかな、とは思いました。あだ名をカタカナで付けたら名前とくっついて、すごく長い名前みたいになってしまったり。 @ネタバレ終了 シナリオもアイデアも面白く、楽しんで読めました。 ありがとうございました!
-
アイテムさがしアイテム探し! 楽しかったです。 ファンシーな世界で手描きのイラストが可愛かったです! 謎の生物がいい味出してました。 ステージ10は難しかったですね。めちゃくちゃ溶け込んでて。 @ネタバレ開始 ステージ9のキツネとタヌキが特に可愛かったです! アイテムを拾うたびに動いてる! 女の子になった! ……と思っていたらムキムキに笑 キツネくん男の子だった! @ネタバレ終了 ありがとうございました!
-
吊り餌タイトル画面を見て興味を惹かれてプレイしました。 雰囲気が抜群に良いですね! タイトル画面でアレコレ選んで見ている段階で既に怖かったです。物語を読み進めていくと少しだけ、本当に少しだけ実態が分かって震えました。 @ネタバレ開始 サイトのほうにもアクセスして閲覧しました。裏で何があったのかがぼんやりと分かって、じわりじわりと怖いですね。 真ん中のサムネイルの画面が見られていないのが、少々心残りではありますが。 追記)無事に見ることができました! 女の子……不気味でした。 @ネタバレ終了 短いプレイ時間の中で、じとっとした恐怖を味わわせて頂きました。 ありがとうございました!
-
VictorySoulsティラノでカードゲームが遊べる! 気分を盛り上げてくれるボーカル入りの曲や、綺麗なカードイラスト、また、カードを使うごとにエフェクトが発生するリッチな作りで、触った感触がすごく良いですね! ただ、カードゲームとしては少々運に偏重していて戦略を立てづらいのが難点かな、と思います。 @ネタバレ開始 相手が何をしてくるかが分からないので「強い組み合わせを出して祈る」という戦略になってしまいがちかもですね。相手の選択肢が分かれば読み合いが成立するので、いっそ手札をオープンにしてしまうとか、あるいは自分と相手の手札が被らないようにするとかなら、予測しての読み合いもできるのかな、と思いました。相手のDELETE読みでREFLECT当てたいし、それを読まれてBRAVEで躱されたりしたい。 自分でも作るぐらいカードゲーム好きなのでいろいろと書きましたが、気に入らなければ無視してやってください。 @ネタバレ終了 それにしても、できる人が本気で作ったらティラノって本当に何でもできるんですね! すごい! 楽しかったです。ありがとうございました!
-
バグだらけ研究室バグ探しゲーム! 初回は毎回報告ボタンを押しながら進めて「物語が全然入ってこない」とか笑いながら8個発見。あと何があるんだろう? と確認したら数が多すぎてビックリしました! @ネタバレ開始 で、どこにあるんだとシステムボタンを押してみたら、何もかもがバグっててやばかったです。 スキップ押したら瞬間でエンディングなの笑いました。そして弄ってたらパラメータが出てくるあるあるのバグ。 あと開幕の座標がずれて埋まってるやつ好きです。進めたら「にゅっ」と出てくるの「もぐら叩きみたい!」確かに! @ネタバレ終了 楽しかったです。ありがとうございました!
-
身の程知らずの恋と嘘同性愛とかストーカーとか、入りにくい要素が多くあるのに、妙に先が気になってスルスルと読めてしまう作品でした。扱いにくい要素だからこそ、くどさも違和感もなく描かれているのがすごいなと思います。とても面白かったですし、最後は温かい気持ちになれました。 @ネタバレ開始 成海くんの行動がかなり行き当たりばったりで、「これ、すぐばれるでしょ。ばれたらどうするの」とヒヤヒヤしました。飲み物のパックを拾ったり、事故の報せを聞いて飛び出したり、恋人だったと嘘をついたり。 仁坂くんも、なぜ男同士で恋人であることを受け入れるんだ、と思っていたのですが、後半の視点が切り替わってから明かされた過去で繋がって驚きました。一見ギャグのぬいぐるみがこの伏線だったとは。文化祭の映えドリンクも納得です。 お互いに、自分が悪く思われてでも相手を守ろうとするのがいいですよね。あと、お互いに相手を可愛いと思い合っているのも尊い。 物語的なところで言えば、二人だけの世界にならず、クラスメイトもしっかり話に絡んでくるのが構成の上手さだと思います。その分、エンディングの後はどういう立ち位置になるのか、心配になったりもしますが。 「警戒心の強い猫か!」って突っ込み、好きです笑 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
-
白と黒と、あの彼女は -The Colour Out of Space-クトゥルフ神話! 宇宙からの色! プレイ時間は短いですが、どうにもならない状態での主人公の心の動きが丁寧に書かれていて、読み応えがありました。結局どうにもならないのも、この手の話のお約束ですよね。 @ネタバレ開始 行き詰まったところで出会う美少女は、それはもう救いですし縋りますよね。彼女の真意は如何に。 強烈な光を浴びた結果失明するみたいに、強烈な色彩を見たことで世界の色が失われたのかな、と想像しました。 「沙耶の唄」を知っていると開幕で察してしまう所はあるのですが、それでも正体を見てビビりましたし、何だかとても創作意欲が掻き立てられました。 @ネタバレ終了 金色の蜂蜜酒のほうはリメイク予定だそうで、楽しみにお待ちしております。 ありがとうございました!