07(朱華なな)のレビューコレクション
-
【新番組】あかちゃんとあそぼ!【放送開始】小さいサムネイルの状態だとほのぼのゲームっぽく見えたのですが、いざクリックして全貌を見てみたら、なんだか全体的に……様子がおかしい……? アッ!これもしかして……!とダラダラ冷や汗をかきながらプレイさせて頂きました!!!!! @ネタバレ開始 結果!!!!!!!めッッッッッちゃめちゃ怖かったですねぇ!!!!!!!!!!!!(主に幽霊よりもお兄さんの所業が) 序盤は平和な教育番組かな?懐かしいな~と思いながら進めていたら、突如マスコットから挟まれる不穏なワード。 ここでタイトルを二度見する私。全てを察して怯えだす私。あとは分かるな? 多分私、プレイ中ほぼほぼずっとお兄さんと同じ顔してたと思う。 彼がやらかしたことを今までのやり取りでなんとな~く察しつつバッドエンドらしき方を迎え、このまま永遠に終わらない悪夢を見せられ続けるのもまあしょうがないよね~~頑張れ!と思っていたらおい待てトゥルー!!!!!!!(なのか?) こっちのが地獄じゃねーーーか!!!!!!!!w 自分の罪を認め、我が子を抱き締めるという一見感動的な選択肢が存在することで、もしかしてハッピーなエンディングを迎えてしまうのか……?この男が……? と何故か逆の意味で心配になっていたのですが、そ~~~んなことは全くなくて安心致しました!!!!!!ありがとうございます!!!!^^^^^^ その場しのぎの嘘や愛情は、当たり前ですが長期間その被害を受けて来た我が子にも彼女にもとうの昔に見透かされており、今更通用するはずがありません。 それにも関わらず最低な常套句を使い続け、何一つ過ちから学ばない彼に対しあの親子はいよいよ本当の意味で「見限った」んだなと思いました。 自らは死ぬことを選んでしまうほど追い詰められ、その元凶に呪い殺そうと思えば出来たかもしれないところまで近付いたあの状況でのあの判断は…………逆にものすっっっごい憎悪を感じてしまいました。 どうか来世では変な男に引っかからず、幸せになって欲しいですね……あと不倫はシンプルにやめといた方がいい。 お話のインパクトも相当なものだったのですが、それ以上に物語を彩る演出が凝っていて最高でした!どうやったら思い付くんだろうあんなの……!! プレイ中終始めちゃくちゃ怖がってはいたものの、演出が良すぎてずっと見ていたいような気分にもなったのが実に不思議ですね。 @ネタバレ終了 とてもこの短時間で摂取して良い濃度の闇ではなかった気がしますが、その分めちゃめちゃ楽しかったです!!!!(満面の笑み) 素敵な作品をありがとうございました~!
-
ヤンデレ好きが推しに執着される、悪役令嬢に転生できたのに、プログラムに勝てません!!ついにお会い出来ましたわねアルベール様~~~~!!!!!(TLでFA等死ぬほど見かけてはいたので顔だけは知っている状態) @ネタバレ開始 しじみさんの作品は全てプレイさせて頂いておりますが、今回も安定の面白さでした!!!! 分かりやすいコンセプトなのに予想出来ない展開も多々あって、とっても楽しかったです。 主人公が現代の社畜乙女ゲーマーということもあり、ツッコミやオタクとしての反応等リアクションがいちいち真っ当かつ面白すぎて何度も笑いました。 今作から新しく導入されたミニゲームが思ったよりだいぶ難しくて、各パート4~5回ずつ(ちゃんと数えてないので多分もっと行ってる)は失敗しました!!!!!!! 大人しくスマホ版でやり直せばここまで苦労はしなかったのかもしれませんが、半ば意地でPC版のままクリアしましたとも!!!!!!指筋肉痛になるわ!!!!!!!!笑 でも素敵なエンドロールはPC版限定っぽかった?ので、頑張ってプレイしてよかったです。結果オーライ! 本作のストーリーが作中で登場する例の「乙女ゲーム」の存在しないその後のシーンを描いていた時点である程度推察は出来たのですが、あの世界は二人のメイちゃんとアルベール様にとって都合の良い、何かしらの改変が施されているような気配がしていたので、真相を知ってとても納得しました。 一番最初の「君が好きなのはあの男だもんね」も乙女ゲーム本編に存在するイベントを進行しているような描写にはなっておりましたが、ちょっと違和感があったんですよね。 後々考えると主人公の遺言(?)を聞いた彼が、君はアルベールというキャラクターが好きなんだもんね……と言っているようにも聞こえることに気が付いて、めちゃめちゃ怖くなりました。LOVEでしかない。 ミニゲームを頑張った末ハッピーエンドから見ることになりましたが、いちゃいちゃ幸せな雰囲気なのにアルベール様のモノローグがどこか不穏で、なんだか少し物足りないような気がする……さてはこれ、バッドエンドの方が本編だな?とそこで色々と察しました。その通りでした。 安心と信頼の砂ぬきあさり!!!やっぱそうこなくっちゃね~~~!!!!とバッドエンドを見ながら外人四コマになってました。 ああいうメタっぽい要素を含む乙女ゲーム大好きなので、本当に楽しかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!次回作も楽しみにしております!!!
-
Gabrielフェス等で度々お見かけして気になっていた作品で、この度ついにプレイさせて頂きました! @ネタバレ開始 糸目ロン毛の見目麗しい神父様なんて、そんなのいつか開眼して裏切るに決まっている!!! という明らかな偏見を小脇に携えプレイし始めたのですが、そんなことは全く……なかったね……。 序盤の質問に私は「名前は好きか→分からない」「夢はあるか→ない」等、悉く夢も希望も無い返答をしてしまっていたのですが、私がどんな内容を答えても否定せず、それもひとつの答えであることを受け入れて尊重して下さるガブリエル様に、疑う気持ちは早々に氷解して行きました。 全て終わってから改めて考えてみると、ガブリエル様が唯一外の世界のリアルを知り得る手段でもあった主人公との対話でなんつーデリカシーの無い反応をしてしまっていたんだろうと、ほんのり後悔してしまいますね。 何でもない話を楽しそうに聞いてくれる彼との交流を進める度に、少しずつ不穏な真実が明かされていきますが、不思議と彼に「何かされる(本当の意味で裏切られる)」ことはもう絶対に無いような気がしていたので、怖く思う気持ちはありませんでした。 それどころか、各ENDへと辿り着く度に「彼を救いたい!!」という気持ちが強くなっていきました。 彼が褒めてくれた名前を前よりも好きになったし、彼を救いたいという夢も出来た。 だってもう、こんなのヒロインじゃん!!お前(主人公)絶対助けろよ!!!!! と、おそらくあまり想定されていない方向性で、一人勝手に盛り上がっていました。 だって、ガブリエル様と一緒に旅行行きたかったからぁ……! 最初は動けないままやられてしまったあのシーンに選択肢が出現して、ようやく手を伸ばすことが出来たのは激熱展開でとっってもよかったです!!! 柵から解放されたガブリエル様にはたくさん旅行をして欲しいし、おいしいものを食べて欲しいな……とおまけや+αのシナリオを拝見しながら思いました。 @ネタバレ終了 最後までた~っぷりと楽しませて頂きました。素敵な作品をありがとうございました~!
-
sigh何を思ったのか真冬の夜にプレイしてしまい、肝試しどころではない背筋の冷やし方をしましたこんばんは!(白目) 当方ホラーゲームは苦手だったはずなのですが、直接的なビックリ要素や怪異そのもののお姿が出て来なかったおかげで(一部エンドを除く)、ギリギリの臨場感をたっぷりと浴びながら、建物の中を探索することが出来ました! “ゲームっぽさ”を演出する要素がほとんど出て来ず最低限の情報で進行するので、本当にVR探索ゲームのような印象を受け、それが新鮮でとても楽しかったです。 @ネタバレ開始 初めて数回は操作や分岐方法が分からず、怪異君に引けを取らない奇声を発しながらただただ建物内を走り回っては見つかっていたのですが、色々と理解してからは楽しくなって来て、最終的に怖さより無事にコンプリート出来た謎の達成感の方が勝っておりました!!!(そしてクリア後におまけを見て青ざめるまでがワンセット) おまけで待ち受けるまさかの……のぞみちゃん…………!!!!! ちょっと待て、主人公のデフォルトネームってもしかして……あっそういうこと!!!??!?!? 普通にCPとしておいしくて一瞬恐怖を忘れ素に戻りました(褒め言葉) それが元々の彼女の正体なのか、彼女の強い執着心が怪異を引き寄せ利害の一致の末一体となってしまったのか……果たしてどちらだったのでしょう? 今までこのダイナミック百合女二人の当て馬にされて来た「みんな」のことを思うと、悲しみでめちゃくちゃご飯が進みますね……(人の心無し案件) END2で突然出て来た「佐々木」という名前の学生、END1で入院中のゆりちゃんの元へ訪れた見舞客はおそらく本来一緒に肝試しに来るはずだった例の彼だと思うんですが、彼の正体、ひいては真意がめちゃくちゃ気になります。 生き残っていますし、のぞみちゃんとグルだったという風にも見えないので……のぞみちゃんと怪異を引き合わせて、この化け物を作り始めた人物とかだったらイヤだなあ。 ゆりちゃんは今回の一件で怪異を倒したわけでも逃げ切ったわけでもなさそうなので、せっかく生き延びたのに今後も死ぬまで彼女(達)に追われ続けることになるんでしょうね……。 どうにかここからゆりちゃんとのぞみちゃんの普通の百合百合♡ラブコメゲームになったりとかしませんかね。そこにないならないですか。承知致しました(血涙) @ネタバレ終了 考察が捗る素敵な作品をありがとうございました~! 涼しくなりたい時にまた来ます!!
-
ていうか、女子にコクられたんですけどっ!?可愛すぎるサムネイラストと女の子達に惹かれプレイさせて頂きました! 思った通りと~っても可愛いお話でした!だが!!!! それだけでは……なかった……ッ!!!!!!!!!!!! @ネタバレ開始 おそらく沢山の人をプレイまで導いて来た「死んでくれない?」の言葉の意味をわりと序盤で理解して「なるほど~上手だなあ!」と思っていたのも束の間。 十数分後にもう一度改めてその意味を知ることになるとは思っていませんでした。 わ、わたしはそんなつもりじゃ……!!! アズちゃんは開幕から強引で可愛らしい子だなあ~とは思っていましたが、某エンド以外でもちょくちょく危うい面が垣間見えていたので、ハッピーエンド後のことがちょっぴり心配になりました。 こういう部分で離婚したお父さんの血縁を感じてしまうのが切ないですが、今後は焦らず二人一緒に、成長していけたらいいですね……!!!もっといちゃついていいんだよ!!!! 優菜ちゃんはてっきりアズちゃんとのやり取りに参戦して修羅場の三角関係になるのかな……と思っていたので、少し意外な展開でした。 何かあったら真っ先に相談してもらえる幼馴染というポジションならそりゃね、焦る必要ないもんね……。 だけど特に油断することもなく、美緒ちゃんの為に尽くし自分の願いも叶えるよう至って冷静に動いていたのは、さすがお姉様ですわ……!と感心致しました。 他の人間に対してやったことはともかく、美緒ちゃんに対しては決して無理矢理気持ちを押し付けることはしないけど、言質を取ったら考え直させる暇も無くものすごい勢いで進展させて来るの非情にエッチですね。本当にありがとうございます。 アズちゃんルートを先にプレイしたことでめちゃめちゃ怯えていたので、一応両方ともハッピーエンドで安心しました。上質な百合は健康に良い。 美緒ちゃんはとても可愛らしくて、適度な隙が人を惹きつける可愛らしい子だと思っていたのですが、時折見せる年頃の女の子特有の狡さというか……好奇心や興味を優先して人の気持ちを弄ぶきらいがある部分はものすご~~~くリアルな沼女だなあと思いました(褒めてます) 本人は自分を平凡な女の子だと言っていましたが、多分知らない(フリをしている)だけで厄介な隠れファンが多いタイプだと思います。将来有望ですねえ~~!!!!^^ @ネタバレ終了 商業と見紛うクオリティのUIとカワイイイラストに、ひとつまみの闇を忍ばせるストーリー展開がマッチしていて最高でした! 次回作も楽しみにしております~!!!
-
スーパーマーキングバーチャルフェスやノベコレトップ等で度々店舗をお見かけしておりその度に気になっていたのですが、明らかにヤバそうな雰囲気を感じて(褒め言葉)目を逸らしながら素通りすること早数回……ついに入店してしまいました。 @ネタバレ開始 起動して2秒で「あっこれアカンやつや」と察し、一刻も早く帰れと泣き叫ぶ身体を引き摺ってなんとか入店…… 次から次へとこの身に降りかかる強敵達(何故か数人謎の既視感がある)との邂逅と、戦闘BGMの如く著しく情緒を乱して来る店内BGM。 コマンドなんて一つもないのに、何らかのボスとの連戦を強いられている気分でした。 なんでスーパーに買い物に来ただけで、世紀末を生きている気分を味わわなくてはならないのか。 全てに怯えながらやっとの思いで店を出て見上げた空は、今まで見た中で最も青く澄んでいたような気がしました。 全てが一斉に畳みかけて来たおかげで本作のテーマである「衛生観念」については正直結構ガバガバ判定になってましたね。 洗えば……加熱すれば……まあいけるやろ。そんなことよりも一刻も早く買い物を終え家に帰りたい。ただその一心でした。 人間は社会と折り合い精神を擦り減らす日々の中、こうやって見たくないもの、知りたくないものを見ないフリしてやり過ごしながら生きているのだと、改めて深く考えさせられました。 プレイ中スキップが出来ないことでめっっっちゃめちゃ苦しんだんですが、「スーパーに行く」という死ぬほどめんどくさいかつ日常の根幹である行為は決してスキップ出来ないもので、そう思えば私が散々迷った末にここへ辿り着くことも、ある種必然と言えたのかもしれません。 もしかしたら今日すれ違った強敵の彼らは一つ違えば未来の私の姿でもあったのかもしれない。そんなことを思いました。 さっきから何を言っているんだ私は? 誰か助けて UIやイラスト等世界観を構築する部品の全てがハイクオリティだったおかげで(せいで)、とんでもない没入感を得てしまったゲーム体験になりました。 各エンディングまで行く頃には色々なものに若干慣れていて(慣れるな)、普通に笑ってしまったのが悔しいです。 紆余曲折ありつつ本作をフルコンプさせて頂きましたが、分岐条件やコンプリート出来た理由は未だによく分かりません。記憶もあんまりありません。 @ネタバレ終了 作者様の才能はマジで唯一無二だと思います!!!!(9割褒め言葉1割畏怖) 素敵な作品をありがとうございました~!!!
-
落とし屋・麒麟 ~薫酒~亥角さんお久しぶりで~~~~す!!!!またお会いしましたね!!!!! @ネタバレ開始 長らくお伝えしそびれていたんですが、かなり前に前作で色々とお世話になった方だったので、こうしてまた彼にお会いすることが出来て嬉しいです! しかもこんな……こんなご褒美シナリオッ……いいんですか?!?!?!??!? 相変わらずダダ漏れる色気と底知れないミステリアスさに、正直こちらはお酒どころの話じゃありませんでした(本当にお酒どころの話ではなかった) 妙に度胸があってかっこいい主人公の女性と、仮にも自分を狙って近付いた人間に対してあ~んな紳士的な対応を取れる亥角さん……二人のオトナな駆け引きにドキドキしっぱなしでした。 問題が解決してから改めて二人で飲んだお酒は、とても美味しくて文字通り素敵な香りがしたような気がします。 画面(イラスト)外下部にも判定があるの知らなくて変なところをタッチしてしまい「そこはダメ」って言われて脳みそ破裂するかと思いました。 まったく他意はありませんが、念のために追加で数回優しく撫でるようにタッチしておきました。大丈夫です、まったく他意はありませんので。 「帰り道」の多くを語らず演出で魅せるあの感じ!!なんなんですかあれ!!!良すぎる!!!! どうやったらこんなにもムーディーで素敵な演出を思い付くんだろう……とうっとりしてしまいました。 彼はずうっとこんな風に生きて来たんだろうなあ~~~!!!!という立ち居振る舞いの含蓄が感じられてめッちゃめちゃ……よかったです。ハァ~~~~……えっちだね(?) @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。大変助かりました(私の命が) あ~~~~このシリーズ永遠に続いてくれないかな。
-
地雷系女子!?ほなみさん見た目通りと~っても可愛くてキュンキュンするお話でした……!!!! @ネタバレ開始 地雷系女子!?の「!?」の部分を「女子じゃない=実は男の娘?」と解釈してプレイし始めたので、色々な意味で衝撃が大きかったです!!!!!!(ネタバレ嫌派なのでトップの画像はじっくり見てなかったんです……!) 上手く体系が隠れるお洋服を着ていたので、途中まではその方向性で間違いないだろうな~と思っていたんですが、途中の某シーンで自分が盛大に勘違いしていたことに気付き、多分主人公よりも数倍テンパっていました。 そして序盤にほなみさんを男の娘だと思っていたことで、主人公の方の違和感にはまっっったく注意が行かず、最後にまんまともう一度驚かされるはめになりましたね!!なんだこの感情のピタゴラスイッチ!!! 好きなものに迷わず好き!と言って笑い合える凛君とほなみさんがとても眩しくて、心の底からお似合いカップルだと思いました。二人共かわいいよぉ~!!!!!!! そして好きなものの為に大きな一歩を踏み出したきっかけが、かつてのお互いの言葉だったというのがほんとに、もう……尊過ぎる!幸せになってくれ!!!!!!!!!!!(プレイ中1000回は言いました) この先の彼らのお付き合いがあまりにも見た過ぎるので、大学生編とかやってくれないかな……って思いました。 ないですか? 大学生編……そうですか……。 @ネタバレ終了 余談ですが、お兄さんがかっこ良すぎて開幕から正気を失いそうになったので、大学生編と併せスピンオフ作品の方、切実にお待ちしております!!!!!!!!!!!!!
-
月を見上げてとてもとても、美しい物語でした。 最初からクライマックス過ぎて何事!?と思いましたが、事情が分かってから改めて見ると彼女も優斗さんもお互いを愛するが故にああいう手段しか取れなかったんだな、というのが理解出来て切なくなりました。 @ネタバレ開始 強硬手段で無理矢理止めてしまうことをしない優斗さんになんとなく違和感を覚えていたので、真相を知ってああなるほど……と色々なものが腑に落ちました。 本当ならあのまま静かに途切れて終わっていたかもしれない彼らの恋が、あの日と同じ月の下で、ちゃんとした形で“終える”ことが出来て本当に良かったです。 今も変わらず二人が同じ月を見つめ続けていたから、月が出会わせてくれたのかなあと思いました。そうであって欲しいです。 エンディング後、いつかと同じ台詞で声をかけられた彼女がただ懐かしそうな表情で笑っているのを見て安心しました。 月の美しさは変わらずとも、彼女は確かに変わって前に進めているんですね。よかった。 ただ!!!!私は優斗君にも!!!!幸せになって欲しかったけどね……ッ!!!!!!!!!!;;;; @ネタバレ終了 余韻を残すエンドロールまで含め、全てが一つの物語としてまとまっていてよかったです! 秋の夜に読み返したい素敵な作品を、本当にありがとうございました!
-
狭間列車(はざまれっしゃ)とっても面白かったです!!!!!!!!!!!!!!! 基本的にホラーが大の苦手なくせに、電車を題材にした怖い話(いわゆる都市伝説系?)は結構好きなので、制作中から気になっておりました!! 作者様のありがた~いご配慮でプレイヤーの目に見える描写としてはとてもマイルドにされていたんですが、実際起きていること、主人公の身に降りかかっている出来事を冷静に考えるとだいぶ怖くて理不尽極まりなかったです。私なら普通に発狂する。 @ネタバレ開始 けれどそれがまた夢の中の出来事っぽくて「悪夢見る時ってこんな感じだよな!(恐怖で若干思考停止)」とも思いました。 事前に配信ページで拝見した「作者が見た夢が元ネタ」という情報を知ってプレイしていたので「ねえどこまで!?どこまでほんとに見たヤツ!?!?作者さんのSAN値大丈夫そ!?!?」と心配になりながらプレイしておりましたが、救済エンドでなんとか助かってくれてよかったです……!!;; 元ネタは夢だから、と言ってしまえばそれまでなんですが、後ろの車両へ行くにつれて乗車している客の人数が増えるのが個人的に考察ポイントで気になりました。 生と死の狭間を彷徨っている人間を乗せている、という解釈も出来るあの列車で、少しでも先頭車両(=行先=死)から離れる為に皆無意識に後ろに集まっていたのかなって……。 結局ギリギリ助かる方法はあの通りだったので、その行為が無意味だったのかもしれないのがまた切ないですが……。 乗客が「死」を自覚してしまう一因でもあるあの新聞を拾わず、ひたすらまっすぐに前に進むことを選べた人だけが助かっていたのだとしたら、非常に皮肉で面白いですね^^(人の心とかないんか?) @ネタバレ終了 クリア後にあとがきを拝読させて頂いたのですが、実際の夢のお話など興味深いことが多々書かれており、作品についての理解と解釈が深まりました。 ここまで読むことをひっくるめて完成する作品だと思ったので、クリアされた方はぜひ細部まで余すところなく読破して欲しいです。 ホラー風味ではありますが、さっぱりとした不思議な読後感でとても楽しめました! 素敵な作品をありがとうございました~!!!