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エヌエヌのレビューコレクション

  • トナリノ
    トナリノ
    インパクトありすぎる絵に惹かれてプレイしましたが、テンポの良い展開で、とても楽しく、怖かったです。 @ネタバレ開始 唐突に出てくる声には、びっくりさせられました。 主人公の視点だけじゃなくて、近隣住民の視点が入ってくる描き方がとても良かったです。 騒音系の近隣トラブルって、本当に視点が違うと、全然違う印象になるんだなと感じられました。 スタッフロールのティラノの子にも驚かされました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • なぎともーふぃんぐ!
    なぎともーふぃんぐ!
    人間が怪人と化す謎の現象が広がった世界を舞台にした、とある兄弟の物語。 圧倒的な理不尽の中に、どうすることもできない兄弟。 そんな絶望的な中でも、理性を保って日常を過ごそうとする二人の態度が、より一層、悲しさを際立たせます。 @ネタバレ開始 全エンド見ましたが、どのエンドも印象的なものでした。 選択肢はあるけれど、この理不尽な状況を根底から変えるほどの力はない、ということを感じさせられます。 その中で、トゥルーエンドは精一杯の抵抗として一番納得のいくものだと思います。 @ネタバレ終了 ありがとうございました。

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  • 幻夜 - ドウラチオの暴虐 -
    幻夜 - ドウラチオの暴虐 -
    近未来の東京を舞台に、新開発されるクスリを巡って、キャラ達が己の命をかけて戦う物語。 誰もが己の信念に従って全力で生きる。死んでいく者も多いけれど、それが生きるということなのだと強く感じさせる作品です。 結末が一種類のみであることも、人生の結末は死であることを連想させます。 しかし、それは生が無意味であるということではなく、そこに無限大の物語が描けるということなのだと思います。 @ネタバレ開始 ストーリーの前半は、各キャラの背景を丁寧に描くもので、来るべき戦いの予感に包まれ、死を覚悟していく姿は、心中のような切ない美しさがあります。 後半は、主義と主義の激突。 文字通り自分の存在をかけて全力で生きる姿が目に焼き付きます。 キャラ達の物語の中でも、特に、疋田恭教授と愛川愛の物語が最も忘れがたいものです。 己の体を使った人体実験というのは、科学者としての徹底した態度です。 ただ、2人のエピソードはあまりにもインパクトがあり、まだ自分なりに受け止めきれていないので、ここでは白烏光子教授と、神吏灰人・針内結について触れさせていただきます。 不老不死を目指す白烏光子教授は、人格とは情報であると言い切ります。 意識とはデータであると。そこに迷いはなく、そのあっさり割り切った態度に清々しさを感じます。 人間が古代から追い求めていた魂。テクノロジーの進化によって、人類はついにそれを得られるのか。 それとも、そこまで割り切れる人間は白烏光子教授のようなごく少数で、大多数の人間はデータにはない何かを自分の魂として定義し出すのか。 そうしたテクノジーとの追いかけっこはとても興味深いです。 そして、神吏灰人と針内結の関係がとても好きです。 ギリギリのところで生きている二人が、お互いに命を預け合うというのは、美しい関係です。 灰人が両腕を失うことになった際、結が歓びの声を上げ、「嬉しいな。ハイトは、もう私なしでは生きられない」と言う、この言葉を口にするほどの秘めた衝動に心奪われます。 それに対する灰人の「元々、俺はりんごなしでは生きていられないさ」というセリフによって、この二人の関係は見事な対称性を持ちます。 そうした関係に憧れるものがあります。 ということで、二人のFAを描かせていただきました。 さらにTipがとても楽しいです。 ユウさんの頭の中を覗かせてもらえたような楽しさがあります。 特に気に入ったのが、スーの名前の由来です。 そして、グノーシス主義。この世界に納得がいかないという意識のあり方を理論的に突き詰めるとこういう思想になるのか、というものをグノーシス主義からは感じます。 こうした意識は持たない方が幸せに暮らすことができます。 けれど、それでもそうした意識を持たずにはいられない、というところに僕は激しく心を惹かれます。 物語の結末で登場する解毒のMDAにも、にやりとさせられるものがありました。 麻薬で正常に戻るという世界認識。 ユウさんの考え・嗜好がしっかりしているので、あらゆるTipがお互いに関係をもって、一つの世界をつくりあげているのだと感じます。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 噓つき生者と死者の国
    噓つき生者と死者の国
    墓地に佇む人たちから話を聞いていき、誰が嘘つきなのかを考えるゲーム。 夕焼けのように赤く染まった静かな墓地で、何があったのか、キャラ達から話を聞いていく雰囲気がとても好きです。 @ネタバレ開始 正解が分かった後で、全エンド回収のために、あえて間違いを選択しましたが、エンド2とエンド3は胸に突き刺さるような内容でした。 全員が助かるハッピーエンド的な結末がないのが悲しくもありますが、そうした点も含めて、物語の世界観になっていると感じました。 墓守の赤いフードが印象的で、個人的にはエンド1が好きです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • 危ない山田
    危ない山田
    これぞ青春の学生時代という雰囲気たっぷりの作品でした。 同好会というだけでも楽しいのに、電子オカルト同好会という謎の同好会で、個性的なメンバー、イラストが次々と出てきてテンポ良い展開で、すべてが楽しいです。 「アレ」の正体は予想外で、最後まで楽しめました。 楽しい作品をありがとうございました。 続きも楽しみにしています。

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  • ここからだして
    ここからだして
    部屋に閉じ込められた猫の脱出ゲーム。 リビングの机の下やベッドルーム、キッチンなど、家中のあちこちを探して脱出するための鍵を見つけるもの。難易度は易しめでさくさくと進みます。 @ネタバレ開始 無事1つ目のエンドを見て、もう1つのエンドも回収しようと思ってプレイを続けると、なにやら不穏な雰囲気がエスカレート。 脱出ゲームなので鍵がかかっているのはそういうものかなと思っていましたが、「あいつ」という表現など、だんだんおかしくなっていき、シャワーにいたはずがどこかに行ったときは恐怖でした。 終盤、「この椅子は私を助けてくれたもの」「神には許されないけれど」、部屋をさらに探索する際の「面白いものは何もないけどね」などの表現がとても個人的に好みです。 ホラーにも色々なタイプがありますが、こうした淡々と静かに語り事件を想像をさせるというホラーは僕の好みにとても合います。 タイトルの言葉の意味、そしてサムネイルの猫と椅子の意味が分かった時は戦慄させられるものでした。 @ネタバレ終了 強い印象を残す素敵な作品をありがとうございました。

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  • ある日突然トップオタが担降りした
    ある日突然トップオタが担降りした
    タイトルの面白さと、可愛らしいタピちゃんのイラストに惹かれてプレイしました。 ここあちゃんの優しい言葉に勇気づけられたり、ラテ様の強い言葉に励まされたりしつつ、ソシャゲのネタなどでくすりと笑わされたりと、テンポのいい急展開のストーリーでした。 5つのエンドをすべて回収しましたが、トゥルーエンドには感動させられました。 田央さんの存在感がすごすぎです。 アイドルをやって、誰かと出会って人生が変わるっていうのは、こういうことなんだと実感させられるものでした。 素敵なゲームをありがとうございました。

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  • うさなでーる
    うさなでーる
    ウサギの仕草がとっても可愛いです。 鼻がヒクヒク動いたり、なでると地面にぺたりとしたりするところなど、とても可愛らしいです。 牧草を食べる姿もとっても素敵でした。 素敵な癒しをありがとうございました。

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  • ティラノフェス2023オープニング
    ティラノフェス2023オープニング
    フェス開催おめでとうございます! 今年のフェスは大正浪漫感の溢れる壁紙やバッジがとても素敵です。 それに合わせて、大正浪漫っぽいFAを描かせていただきました。

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  • タバコ屋乙女と小話でも
    タバコ屋乙女と小話でも
    今ではもう見かけない街角のタバコ屋さんという、レトロな雰囲気がたっぷりの作品でした。 時代を感じさせる看板や商品、チラチラまたたく灯り、おしゃれなBGMなど、作品の世界に引き込まれるものでした。特に雨の演出が好きです。 @ネタバレ開始 アカヨさんが、虎太郎の名前を分かったことから、普通に会話していると思っていましたが、まんまとひっかかりました。 はじまりのはなしでの正体明かし(そこに名前が書いてあるのか、と納得しました)から、飼い主の今後の展開を想像させるところまで、テンポ良いストーリーでした。 月が綺麗だと言ったのは、飼い主がI Love youの訳と知ってか、知らずか。どちらの場合でも、アカヨさんが軽妙な返しをすることが予想され、二人の今後が想像されるものでした。 @ネタバレ終了 古き良き時代の雰囲気にひたれる素晴らしい作品をありがとうございました。

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