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ねこの/milkcatのレビューコレクション

  • かみかくしの夜
    かみかくしの夜
    クローズドサークルのミステリー。タイトルやゲーム画面、シナリオ設定など某サウンドノベルの意識した作りになっています。 物語中、じっくりと推理考察したり、メモを取ったりするプレイスタイルだと4時間以上は見積もった方がいいかもしれません。私は初回でそれくらいかかりました。 @ネタバレ開始 その結果なのかどうなのかはさておき、初回はEND1でいきなり真相をつかむことができました。ネタバレ回避やもろもろのためかなり長くなりそうなので詳細はアンケートの方で後程投稿したいと思っています。(うまくまとまらなかったら投稿しないかもしれません……) そこからの2周目の変化があった所はノベルゲームの長所をうまく生かしているなぁと思いました。 この感想を書くまでに、noteで公開されているアンケートなども読んだ結果、「某サウンドノベルを意識した作り」「自称本格推理モノサウンドノベル」のふたつをどう捉えてプレイするかで作品への評価が変わってしまうのかな?と感じました。 く、詳しくはアンケートに……(くどいようですがうまく纏まらなかったらゴメンナサイ) @ネタバレ終了

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  • 点鬼簿行路
    点鬼簿行路
    とても濃縮な時間を過ごせました。 要素のひとつひとつがハイレベル過ぎると、他の要素がそのレベルに達していない場合にバランスが崩れ途端チープさが出てしまう危険性がありますが、この作品は世界観、ビジュアル、ボイスといった作品全体の要素の調和が素晴らしかったです。 @ネタバレ開始 立ち絵の表現がまた独特だなぁって思っていたんですが、それもまた物語に繋がってくるところも良かったです。 そりゃ大事に抱えますよ。 Ending-Aのスタッフロール中のやり取りは鳥肌でした。 演技の演技の演技なんですよね、アレ……。凄い。 そしてそれを引き出す台本。そこからの締めのスチルとエンディングタイトル。 本当にすべてが見事過ぎてプレイ後はしばらくタイトル画面を眺めながら放心していました。 淵上くんと小夏ちゃん、少し何かが違うだけでスタッフロール中のような会話が続く世界もあったのかな……と少し思ってしまいます。 @ネタバレ終了

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  • ラヴ・シルエットシンドローム
    ラヴ・シルエットシンドローム
    全エンドとおまけ回収しました! タイトルからBGMに勢いがあり、それをそのまま流しつつ本編に入り、その勢いのままシナリオが進んでいくテンポの良さ。好きです。 @ネタバレ開始 ???エンド後のオマケが本編より長い。笑 ユウくんはなんかもうアイちゃんのために生まれてきたような人間ですね。 末永く爆発して欲しいカップルです。 それにしてもアナザーのユウくんは恋愛影絵症候群が治ることあるんでしょうかね? ユウくんのことだから、ある日ふと仮に恋愛影絵症候群が治っていてアイちゃんが見えるようになっても「アイちゃんのことを好きじゃなくなったから見えるようになった」といった考えには絶対にならない性格なので安心ですね。 @ネタバレ終了

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  • パーソナル・スペース
    パーソナル・スペース
    点と点を繋げる物語。初回は3時間ほどで読了しました。 そう、初回は、なんです。この感想を書くためにもう一度読み直しました。 初回読了時点で作品から受けた感銘を文章で表現することが出来ずに諦めてしまったからです。 ノベルゲームという媒体でのシナリオの魅せ方を考え抜いた作品です。 作品のコンセプトとシナリオとシステムが綺麗にひとつに結ばれています。 ちょっとここに関してはお見事!としか言えないですね……。 @ネタバレ開始 あとがきも読んでからこの感想を書いているのですが、シナリオの原材料が10年以上前からあったにせよ、当初はノベルゲームとして作ろうとした訳ではないものを数か月の短期間でここまで昇華させた手腕は流石としか……。 シナリオに関してはやはり読み返しても感想を書くのが難しいですね。 このシナリオの面白さを表せる文章を私が持っていない。笑 ですので、特に印象深かったシーンを連ねていきます。 Chapter8。初めてラズリを起動するところですね。 ここでシロエがラズリに向けて自分は「人間」だと伝えるシーン。 やけに強く主張しているなと思っていたんですが、それがクロハから受けた言葉だと後で知ったときの納得感。 この辺り、Chapterが前後する構成が効いてきている場面でした。 Chapter15。天体観測。このChapter15で「15年」を合わせてくるあたりも憎いかったですね。(あとがきを読んだ限り、このシーンを書くときに聴いていた楽曲はやっぱりアレなんでしょうかね) 私はこのシーンとChapter33のスチルで涙腺が緩みました。 Chapter33。前述の通りなのですが、完全にやられました。 いや、展開的にはそうなるだろうとわかるところなのですが、予測可能回避不能ってやつです。 これまでの物語の積み重ねと、イラストの破壊力がなせる業でした。 Chapter34。 お話自体は悲恋なのですが、Chapter33のスチルのシーンや、この34の最期に希望を紡ぐ展開のおかげで前のめりな印象を受けます。 この雰囲気を支えているのはやはりラズリの性格あってのものだと思いました。個人的にこの作品のMVPはラズリですね……。 欲を言えば、初回プレイ中もREPORT画面のようにChapterの一覧を表示して、そこから既読と未読で色分けするなどして物語の全体をどこまで読めたか把握できるような作りだと嬉しかったかもしれません。 ただ、その場合は初回クリアまでは見れない14、15、21が歯抜けになってプレイヤーが「全部見てないけど本当にエンディング?」と余計な心配をしてしまう可能性もあるので難しいところですが……。 余談ですが、クロハがシロエに対して友好的だったのは、きっとベニカのことが好きだったからだろうなと思っていたので、あとがき読んで「やっぱりそうですよね!」って呟きました。 クロハとベニカの前日譚、「パーソナル・スペース・ゼロ」お待ちしております。 冗談です。響きがいいから言ってみたかっただけです。でも属性的に私の大好物なのは間違いないです。 @ネタバレ終了 UIの配置自体は前作と変わらずなのですが、より作品の雰囲気にマッチしたデザインに仕上がっています。 各メニューのボタンがスマホ操作でもしやすそうな大きさと間隔に配置されていて良いなと思いました。 ですので、まずはスマホからでも気軽に読み始めてもらいたい作品です。章区切りで読めるので最初のChapterだけでも!お勧めです。

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  • ごめん、待った?(背後から爆発音)
    ごめん、待った?(背後から爆発音)
    タイトルから醸しでる出オチ感とは裏腹に起承転結の整ったアクションコメディでした。 私は15分ほどで読了できました。 滅茶苦茶面白かったです…!そしてPDF大人気ですね…!私もかなり笑わせてもらいました。 キャラクターの掛け合いから言葉選びのセンス、ストーリーのテンポがすべて噛み合ってとても楽しい時間を過ごせました。 @ネタバレ開始 プレイ前は出オチかなと思っていたタイトル回収もとても味があり最高でした。 息の合った二人は末永く爆発してほしいですね。 @ネタバレ終了

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  • フードにジャムにされるゲーム
    フードにジャムにされるゲーム
    タイトル通り、主人公が可愛い単眼多腕のフードちゃんにジャムにされる物語。 タイトル画面はとても明るくキュートですが、本編が始まった瞬間から少しばかしグロが入ります。そして展開も大体タイトル通りなのでグロいです。笑 とは言え、映像としても文章としてもグロ表現はほとんど控え目なのでグロ入門編として最適ではないでしょうか。 @ネタバレ開始 無差別理不尽系ではなく、主人公のバックボーンが設定されていたので印象がかなり変わった気がします。 悪魔に良心と言うとなんだか矛盾を感じますが…フードちゃんもアズ様も可愛らしく憎めないキャラクターでとても良かったです。 @ネタバレ終了

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  • Queen of cave ~無人島の七人~
    Queen of cave ~無人島の七人~
    飛行機事故で無人島に漂着。生き残ったのは6人の男と主人公の彼女だけというクローズドサークル物…と書くとミステリーになってしまいますが、今作はホラーです。 恐らくすべてのエンドを一時間半ほどで読了できました。恐らくという点はネタバレにて。 導入からすぐに飛行機事故が起こるので最初からクライマックスを味わえます。 また、本作は全てのエンディングを見て初めて全貌が明らかになる構成になっていますが、物語への引き込み方が巧みで最初から最後まで楽しめました。 @ネタバレ開始 説明文にエンディングは6つと書いてありますが、TrueEndでエンド7と表示されていました。 タイトルの七人にかけたのかもしれませんが、色々試してもエンド6は出てきませんでした。もし6があってみたことある人がいたらこっそり教えてもらえると嬉しいです…。 無敗王のくだりは大爆笑でした。どうやら私は突然戦闘BGMが流れてくる展開に弱いようです。笑 @ネタバレ終了

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  • GEMINI
    GEMINI
    一年後に開かれる舞踏会のために、可愛らしい姉妹がおいしいケーキを作って売ってドレスを買うぞ! その為にケーキ作りクイズにプレイヤーが答えて正解に導くゲームです。 お菓子作りをかじったことがある方なら1発クリアできる難易度だと思います。 まず演出がすごい!アニメーションも綺麗だし、キャラの動かし方、エフェクトの付け方、BGMの鳴らし方どれをとってもセンスがあふれ出ていました。 えっ…初…投稿……?手…作り……?初投稿とは到底思えないほど粗さを感じさせない作り込みに脱帽です。本当にすごい…。 そして見ての通りどの絵も可愛いのですが、特にクイズ時のデフォルメされたふたりがふわふわしててお気に入り。 ストーリーはタグにあるようにハッピーエンドで心温まるものになっています。 ケーキの作り方も勉強でき、心も温まる一石二鳥の作品でした。

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  • 飛びたいの
    飛びたいの
    11エンド全て回収しました。 それぞれのエンディングで多種多様な展開が楽しめます。 そしてその展開毎のほとんどにスチルがあって凄い! また、11エンドあるエンディングのタイトルも見所のひとつです。 @ネタバレ開始 2エンド、1エンドの順にエンディングを見た次が3エンドだったのでギャップもあり笑いました。ちょっと飛べたんだ。笑 @ネタバレ終了

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  • 嘘の手紙
    嘘の手紙
    10年越しに届いた友人の遺書。その中には一つだけ嘘が隠されていて……。 真相を知るまで色々と想像力を掻き立てられる構成になっています。私は30分ほどで全エンディングを読了しました。 初回はサクッと終わります。1周プレイすれば続きが気になると思いますので、是非手を出して欲しい作品です。 シナリオは原田君も山中君も人間味のある性格で描かれていてドラマ性がありました。 1周クリアすればヒントモードが使えますが、それでも攻略に詰まった時は素直に攻略ページを見ましょう。 @ネタバレ開始 途中、攻略方法がわからずに、体育館の先生を連打して3色それぞれ50超えるまで嘘を貯め込みました。 これについては全てが大嘘だったという隠しエンディングが見れても良かったんじゃないかと思いました。 冗談はさておき真エンドは本当に良かったです。 「頑張れ!!」のシーンでは鳥肌が立ちました。 @ネタバレ終了

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