浦田一香のレビューコレクション
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永遠の紡ぎ私たち人類は太古から、物語を愛してきました。 優れた物語というのは、感情を揺さぶるものだと思います。 ジン・永遠・刹那が紡いだ物語は、きっと感情を揺さぶり 後世まで伝えられていくでしょう。 少ない登場人物で、とても濃い物語でした。
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桜ノ叙事詩約30分という短い時間で、とても濃い作品でした。 時代は違っても、人を好きになる気持ちや愛する気持ちに 変わりはない。 そんなメッセージが伝わってきました。 真っ直ぐな2人の気持ちには、思わず心が熱くなりました。
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季節は、未来に恋をしている。僕は、君に恋をしている。綺麗な文章と共に彩られる素敵な片思いでした。 プレイし終わった後、登場人物全員が愛おしく感じました。 文章だけでなく、ボイスやUIデザインなど 全てが高いクオリティでまとまっていたように感じます。 4人がいつまでも仲良しでいられることを願います。
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夜半の夏、地下鉄にてプレイしていて、どんどん引き込まれていきました。 地下鉄での会話は短い時間ですが、会話の最中の仲夏の想いを考えると 悲しくてつらいと同時に、彼女の幸せを願う気持ちが湧いてきます。 主人公との大切な思い出が、仲夏にとってかけがえのないものだと 伝わってきました。 素敵な作品をありがとうございました。
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同窓 積み重ねた日々人にはそれぞれ個性や生き方があり、自分にないものを持ってる人を 羨ましく思うものです。 2人は違うタイプの人間ですが、 こうして本音で語り合えたのは、時間が経ったのと2人が 大人になった証ではないかと思います。 2人はきっと、これからも良い関係を築いていけるように 感じました。
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さよなら、また明日切ない物語でした。 自分を好きになってくれる人が、自分が本当に好きな人とは限らない。 そして、口から出る言葉が本当の気持ちとは限らない。 そんな人間関係の難しさや、恋愛の機微が表れているように 感じました。 欲を言えば、もう少し登場人物たちの背景が読みたかったですね。 以下、バグ報告です。 初めて図書室に行った後、廊下に戻り、教室へ行くを選ぶとゲームが止まってしまいます。 雫の立ち絵が表示されている場面です。 win版をDLしてプレイしました。
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想い出のナツハナビプレイし終わった後、無言になってしまいました。 いい人や真面目な人が損をしたりすることは、許せないと思います。 ですが、綾子は2人に生きてほしかったと思います。 私は綾子はそういう人だと感じました。 死んだ人は何をしても帰ってきません。 いじめっ子のことは許せないと思います。 ですが、この方法だけは取ってほしくありません。 いじめっ子にもいじめと関係のない家族がいるとかは、どうでもいいです。 ただ、誰も救われないのが嫌なのです。 すみません、自分の過去の経験のせいもあって、上手く言葉にできませんでした。 限られた時間での制作、お疲れさまでした。
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ふたつの恋慕どちらのお話も、青春時代特有の初々しく綺麗な恋愛でした。 健優子編 優子の悩みは多くの人に共感してもらえるでしょう。 特に、学生の方は学校という閉じた環境で、自分を思い通りに表現できないことが多々あると思います。 健も人と話す時、常に敬語であることから、周りから一歩距離を置いているように感じました。 優子はそんな中、変わろうと一歩踏み出します。 自分から変わる、自分の悪い面に目を向ける。 どちらもとても勇気がいることです。 ですが、そんな勇気が人を成長させたり、運命を変えたりするのではないかと思いました。 お互いにいい影響を与え合う、とても良い関係になれた二人だと思います。 涼平紗南編 幼馴染、いいですよね。 好きです。 ですが、いつまでも子供の頃のように無邪気でいることはできません。 いずれは、社会に出ていかなければなりません。 涼平が下した決断は、とても格好良く憧れてしまいますね。 幼稚園時代の約束、まだ恋も何も知らない頃の約束に一途な紗南も好きです。
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ティラノフェス2018オープニング
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白夜想シナリオのトリックも見事でしたが、 それ以上に残った二人、脱落した二人の話をもっと読みたいと思いました。 会話というのは、人間らしさでもあります。 人間らしさを奪われた悲しみや苦しみ、 それに立ち向かう彼女たちの姿をもっと見て見たいと思いました。 そして、こんな世界でなお、相手を愛している二人。 抗うことができないルールの中で、懸命に 生きて、愛するという人間らしさを忘れない二人こそ この作品を象徴しているのではないかと思いました。