笹笠箕範のレビューコレクション
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終極のヨル
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ひとりぼっちの魔女不死の存在になるのも、脅威として具現化するのも、呪いの為であり、その呪いは人々が抱え昇華する事を願った感情が、その消滅を求めて凝り固まったものだった。 でも、それを撥ね退ける術は必ずあり、そうなってほしいと心から思う存在は必ず居る。 そんな切なる祈りを感じさせてくれる物語でした。 ありがとうございます!
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Epic Magical Hole -まほう次元-
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エスパ
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一緒におひるを食べましょう!わんこな後輩編♪冒頭から終わりまで、子犬系男子の後輩に心が翻弄されました。 絵もボイスも、いいえ総てがまぶしすぎる! 短いくせに、すんごい可愛さを感じさせてくださったことにお礼申し上げます! ありがとうございました!
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保全-HOZEN-最後の最後で意味が解りました。 秘仏というものは箱の奥に収められ、隙間から防虫剤を注入する以外は、まず出されない仏像です。 仏が思想であるならば、我々人間は心の中で箱を開け、その思想を予想の範疇で感じ取り、加工していく。そして箱に戻して掌握する。 しかし、物質は心の中のものではないので、反発の意思を存在することで心に感じさせる。 と、勝手に解釈してしまいました。 不思議な世界でした。
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隣の家の幼馴染に素直になれないのでラインする。
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PIERROT THE MAD読んでいる最中には、これはイデア論(実存についての哲学用語)に通じるのかとだけ思っていましたが、文字に対する、あるいは情報に関する言葉を綴ってあるところでは、アルベルトジャコメッティの「スフィンクス楼」において独自の記録媒体である「記憶盤」を考案するに至ったことを思い出していました。 私はプログラミングは全く習得しておらず、その部分については明るくないのですが、イデアと記憶盤はこの作品を理解するのに少しは役立ったかもしれません。 他に類を見ない新鮮な作品でした!
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神は骰子を振る神のサイコロ。確か、量子力学の研究者が話題にしていたような記憶がうっすらとあります。 はた迷惑な神様ですし、彼がティラノとかに気が付いて再びサイコロを自作・転がす事の無いように祈ります。
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追想