笹笠箕範のレビューコレクション
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夜半の夏、地下鉄にてかなり難しい専門用語が入ってきますが、それに邪魔されないぐらい濃密な世界観。彼女の存在がとても大きくなっていきます。 美しくも悲しくも、そして何より素晴らしい。そんな感情が山のように心に押し寄せてきます。 素晴らしい作品をありがとうございます! 最後に。 別宇宙だったら「学校であった怖い話」は主人公の好きなゲームの中に存在しますか?
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氷雨の記憶白と青、つまりENDを2つとも拝見し、あとがきも拝聞させていただきました。 「存在」を証明することは、そのこと自体が人類の永遠のテーマだと思います。 「われ思う、ゆえにわれ有り」(今は正しい訳文は「われ考える、ゆえにわれ有り」だそうですが)など哲学の世界に近い話だと思います。 徳川斉昭(だったかな)の言葉に、こんなものがあります。 「豹は死して皮を留め、人は死して名を遺す」 少女の言う通り、存在とは、誰かが憶えていてくれること、なのかもしれません。 ただ、その為に結果を急ぐ必要は無いと思うわけで、私は断然、少女が完結しない方のEND(赤いものが見えない方)が好きです。 深い思惟の時間を与えて頂き、ありがとうございます!
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カラノイロモノクロの世界の中から徐々に色彩を取り戻していく主人公。 しかし色彩の無いモノクロの世界でも、主人公の心は強く色彩を秘めていた姿が、非常に鮮やかに感じられました。 色をテーマにするという新しい発想の世界を、ありがとうございます!
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聞き屋相手から語られる美しい物語、いいえ実話でしたね、相手の言うところによれば。 聞き屋として相手の話を聞き、そして報酬をいただく。 しかしプレイヤーとしては、この話を聞いたことが仕事であり、同時に報酬でもあるのではないでしょうか。 演出も素晴らしく、サイレント映画を見ているようで、ぜいたくな時間を過ごすことができました。 ありがとうございます!
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平成最後の夏風景の画像も、登場する彼女の紡ぐ言葉も、平成最後の夏を鮮やかかつ逆にノスタルジックにも感じられるような仕上がりで、自分の心の中の思い出まで想起させるように感じられました。 しみじみと良いゲームだと思います!
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さよなら、また明日青春時代のほろ苦い、…どころか、苦い苦い思い出のお話でした。 しかし、どういう行動ができて、どういうシチュエーションだったら幸せになれたのか、と考えてみても、やはりどうしてもどうやっても、幸せな結末がイメージできない。それがやはり青春というものなのでしょうか。 人生までも考えさせられる味わい深い作品でした。
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THE MAGIC CRAFT エピソード1
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魔女と迷路の森
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pain故事に出てくる「巨大な車輪に鎌を向けて威嚇するカマキリ」という話がありますが、…とんでもないものを相手にして、そのうえ覚醒させてしまうとは。 …恍惚の笑みは背筋に来るものがありました!
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貴方のワキが舐めたい