三琴のレビューコレクション
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サヨナラ日和とても素敵な「出会い」と「別れ」の物語でした。 孤独な二人が偶然に出会い、共に暮らすことになる。 家族として、歩み寄り、互いを無二の存在と想い合うまでの 一つ一つのエピソードの描き方が丁寧で、惹き込まれました。 @ネタバレ開始 遠慮がちで、なかなか素直にならない二人の掛け合いも 焦れったいようでいて、二人が距離を縮めるためには 一番の近道だったのかもしれない、なんて思います。 @ネタバレ終了 心温まる作品をありがとうございました!
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ボクハソトニデタイか、可愛すぎました…! 癒やし度100%のハートフルな作品でした。 クリア後もしばしば部屋を訪れては、 クロの可愛い反応にギュンと萌えております。 @ネタバレ開始 特にサメとタピオカのあれが大好きです…! でもどの反応も可愛い…選べない… @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。 ちょっと休憩したいとき、また遊びに来ます!
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INNOCENT絵本のような世界観、演出、タイトルセンス。 全て合わさって、とても印象に残る作品でした。 短いプレイ時間に対して、余韻がずっと続きます…!凄い! @ネタバレ開始 純真で潔白。 少女の成長はまさしくイノセントで裁くことはできないのに、 "おとうと"の心情を想うと、確かに痛みを感じる。 そんな切なさを感じながらも、 作者様の作る優しい世界観に包まれ、とてもいい読後感でした。 @ネタバレ終了 切なくて優しい物語、ぜひぜひ皆様にお勧めしたいです。 素敵な作品を遊ばせていただきありがとうございます!
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ティラノフェス2023オープニング
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青の雛鳥とても素敵な作品でした! サイラスさんの保護者的な包容力…だけではない奥行きのある性格がすごく好きだったのと、主人公・マリスちゃんの生き生きとした個性が、物語をきゅっと締めていてとても魅力的だなと感じました。 魔術師や街の人などほかキャラクターたちもみんな素敵です! @ネタバレ開始 師匠で、育ての親で、そんなお相手と恋に発展ですと?!とシナリオに惹かれ、 サイラスさんのビジュアルに一目惚れし、すっかり攻略された状態でプレイを始めたので、マリスちゃんの「盗撮したい…!」には、のっけから「激しく同意…!」と全力首肯でした。 事件勃発、敵との戦闘、恋の発展…とハイライト的な部分をゲームでは楽しませてもらったのですが、この作品の魅力は、描かれてない、でも色々設定がありそうな部分をあれこれ想像(妄想)するところにもあるのでは!…と(勝手に)思いまして。 クリアを名残惜しみながら、おまけEpiで垣間見えるような、二人が過ごしてきた時間、サイラスさんの過去、街やアカデミーの交流などなど色々と想いを馳せています。 @ネタバレ終了 プレイ後にはとても楽しかった!という気持ちとともに、 もっといろんなエピソードも見てみたい!となる印象強い作品でした。 遊ばせていただき、ありがとうございました。
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関守神~通常版~フリーゲームの金字塔『関守神』 各所での絶賛を耳にしており、腕まくりして挑んだところ、 期待を優に超える面白さとヤンデレ愛で、すっかり作品の虜です…! 和風ホラーな雰囲気に、"禍ツ神"”天津祝詞"など 神話伝承を絡めた世界観が堪らない… スチームパンク風な背景や、お洒落なジャズBGMも相まって、 たちまち心が冥界にTrip… ストーリーも大変濃く、夜市の過去や関守神の負った使命など、 徐々に明かされていく展開にぐいぐいと惹き込まれ、 本当に楽しくプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 夜市のヤンデレ愛の素晴らしさは古今東西語られている通りなのですが、 そこへ辿り着くまでの地盤となる物語の作り込みにも敬服です…! (数多のBADENDに触れると筆がノリノリで止まらなくなるので危ない…抑えます…) あととても癖だったのが、和歌の引用で… 祀られた関守神=橋姫、夜市=詠み人とはじめ受け取ったのですが、演出的に見ると、 冥界へ迎えに行く関守神=詠み人で、独り待つ夜市=橋姫とも読み取れたり。 (調べたところ伝承では橋姫は嫉妬深い鬼神だそうで…) 作者様の意図するところは別にあるかも知れないのですが、 禍ツ神や冥界の設定も含め、作品のあちこちに想いを巡らせ、 いろんな角度で楽しませてもらいました。 @ネタバレ終了 素敵な作品を生み出し届けてくださり、本当に感謝でいっぱいです…‼︎ これからも関守神を、そしてSHIONO様の創られる作品を 追いかけさせていただきます! P.S. 偉大な作品に恐れ多くもFAを描いたので添えさせてください…(震え)
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二縄村に冬が和風、伝承、山奥、異類婚姻、背徳、嘘と真実… 魅力的すぎる要素がぎゅっと詰まった、本当に、本当に大好きな作品です… @ネタバレ開始 二縄村は、初めて遊んだフリーゲームで思い出深く、さらに 周回する度に作品愛が募るので、こちらにも感想を送らせてください! まず攻略キャラ(+1)がとても魅力的でした… 藤左(流浪の侍)、萩平(実弟)、空木(地主の息子・幼馴染)、皙山主(山の神)…と 人物設定が多様なうえ、結(主人公)を囲んでそれぞれの思惑を巡らせている様が、 恋愛模様としてはもちろん、謎解きのような面白さもあって、 読み進めながらワクワクが止まりませんでした。 四者四様、全員に魅力がたっぷり詰まっていました! 藤左 → いい男…それに尽きます。現実にも降臨してほしい… 萩平 → 「弟」 皙山主 → 策士になりきれないのがいじらしい。色男な神様堪らないです。 空木 → 彼はもう…隠しルートとか、ないですか…?(血眼) 個々のルートだけでは人物像や思惑が全て明かされず、 他ルートやクリア後のエピローグ、前日譚・後日譚などと 併せて補完するようなシナリオ構成となっていて、 何度遊んでも新しい発見があり、何度でも沼に堕ちていけます。 和風×伝承の世界観がもともと大好きなのですが、それに加えて 一人称視点が順に切り替わる進行や、抜群の描写力で惹き込まれました。 絵やBGMとともに世界感を堪能できるノベルゲームであり、 文章だけ抽出したらもう完全に文学作品です…! 中長編の贅沢な物語、面白すぎて駆け抜けました。 @ネタバレ終了 どこをとっても、高クオリティであっぱれな作品で、 和風物語が好きな方にはぜひおすすめしたいです。 作者様の作品が大好きです!ありがとうございました! P.S.空木ルートを脳内捏造したので、僭越ながらファンアートを送らせてください…! (※障子の向こうで結ちゃんと空木さんが見つめ合う…のイメージです)