SHIAのレビューコレクション
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You Make a Space Catねこさんを宇宙へ飛ばすために腱鞘炎になるゲームです(キリッ)……ゆ、指がぁあ…!! 昨年も連打ゲームでは「指がぁ…!」となった記憶がありますが、今回もねこさんをなかなかいい感じに飛ばしてあげられず、何度も何度もクリックし続けました。 これはいったいどこまで用意されているんだろうと上限&ねこちゃんを上手く飛ばせた猛者だと何mになるのかが気になるゲームでした。 ありがとうございました!
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カニクエストカニを倒したり、カニからお金を奪ったりしつつ、カニに支配された島から家に帰る! カニだらけの島からのTHE★サバイバル、楽しませていただきました。 @ネタバレ開始 難易度がちょうどよく、一気に強くなったり、相手が一気に強くて負けたりと面白いゲームでした。 よし、倒せたぜ!と思って調子に乗って次のカニを討伐しに行くと、大体初見で一撃で葬られる僕…負けるものかー!とお金を集めてお薬を大量に投与し、武器を変えていざ再戦! お金寄越せー!!と守銭奴よろしく、倒しまくっていました。 王様のカニには本当にお世話になりました…気がついたら十万単位でお薬をガブ飲みするように…。 最後のラスボスさんも手強かったのですが、「王様から奪ったお金で最早ドーピング漬けとなった我が肉体、受けてみよ!」でした(笑) レベル上げならぬ主人公のパワーアップがサクサクできるのもすごく良かったです! @ネタバレ終了 ゆる~い絵が素晴らしくマッチしていたのと、シンプルでサクサクと進む物語や演出など、すべてがまとまっていて遊びやすい、とても面白い作品でした! ありがとうございました!
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おじさんと遊ぼう「おじさんと遊ぼう」―――いえ、結構です(0.00001秒)と言いたくなるようなおじさんからのDMの嵐に耐えきり、ついにエンドをすべて回収…その先に待つ真実に色々な意味で驚いてしまいました…! @ネタバレ開始 もはや文化? 文化なの? カナカナ鳴きや語尾ネ・ゾ・ヨ祭、双子三つ子で迫ってくる顔文字天国…いったいどれだけのセンスならばこれが打てるのかと思うような、脳になにかをキメたとしか思えないハッピーぶりなおじさんDMの数々に笑いました(乾いた感じで)。 実は文明の利器を駆使して性転換して諸々加工しているの(はぁと)な真のエンド、楽しかったです。 実際、リアルにこれはあるあるだと思うので、おじさんがおじさんたちの相手をしているという、おじさんのためのおじさんによるおじさんのDM…地獄の濃度が濃すぎでは!? @ネタバレ終了 これからプレイされる方にはおじさん構文にまみれたDMに耐えきり、すべてのエンドを回収してほしいとても面白い作品でした! ありがとうございました!
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In the Bushどこにでもいる高校生4人の楽しい下校…のはず、が。目の前で起きる惨劇、滲み浮かび上がる各々の本音。 ヤンデレ好きさんは是非プレイを! @ネタバレ開始 まさかの全方位ヤンデレ系でした…主人公ちゃんに逃げ場なし。 藍くんの小さなフォントでの悪意あるセリフが「出てる! 漏れてるよ、ほら猫被って!」と思わず画面に向かって猫の手配をしそうになりました。 君は品行方正な優等生(を装う腹黒)! 澄くんがとにかくひたすらに可哀想でした。 主人公ちゃんの記憶に一生残るためなら、死んでも構わないと思い至ってしまうほど心が圧し潰されていたと思うと…。 望んだとおり主人公ちゃんは一生記憶に残り続けるであろう心に傷を負ったようですが、それでよかったのかと…この後がどうなったのか、気になります。 @ネタバレ終了 人間近しいからこその心の動きなのか、あるいはもっと別の要因があるのか…そんなことを考えながら最後までプレイさせていただきました。 ありがとうございました!
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私の人形を探さないで一番初めに名前の入力をしたのですが、すっぽり抜け落ちていて、自分の名前が出てきた時に「アッ、ハイ!!」なんて思わず返事をしてしまいそうになりました。 そういうことでしたか…! @ネタバレ開始 通常ならハッピーエンドとバッドエンドが逆な気配ですが、こちらでは人形になって永遠にかわいがられ続けるエンドがハッピーエンドなのですね。 確かに、辛いこともなく、苦労することもなく、ただただ愛され続けるのもありかもしれません…お屋敷の探索で次から次にホラーな展開になったのは怖かったです。 中身がデロデロになっているのと蛆が湧いているのが特に怖かったです…! 最初に名前を入力したあと、名前を入れたことさえすっかり忘れていて、突如呼ばれてビックリしました。 そういえば入力していました…そしてこっち来るのかー!!と驚いて、いつの間にかどこかに黙座していないか、思わずデスク周りを確認しました(笑) どうか別の方の元へお願いします…!! ハッピーエンド好きとしては、バッドエンドも捨てがたい良さがありました。 大好きなお父様に報いられたのはこちらだったのかな…と思いつつ。 @ネタバレ終了 洋風人形がとても印象的な(本当に色々な意味で印象的な)、ちょっぴり怖いお話でした。 ありがとうございました!
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Death Mail ~デスメール ~一週間で呪い死ぬ系の元祖は某井戸からお越しの●子さんのビデオテープだと思いますが、時代はメール。 そのメールを誰かに転送しないと…さあ、誰に転送する? ちょっとずつちょっとずつ核心に迫っていくのが面白い物語でした。 @ネタバレ開始 最後の最後まで気の抜けない展開でしたが、死に続けながら、あるいは誰かに犠牲になってもらい続けながら「完」まで辿り着けました。 メールアドレスを入力し、展開がどんどん変わっていくのが面白かったです。 一つルートが終わるごとに新たなルートへの鍵が提示される仕組みが面白く、ノンストップでメールを転送し続けました。 最後、主人公は…な展開でしたが、謎が解けたのでOK…かな?(安らかに眠ってくれ…主人公…。) @ネタバレ終了 デスメールが来たら誰に転送するか…自分でアドレス指定をするのがリアルでした。 ありがとうございました!
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闇の通り路門番のお姉様と仲良くなるゲームかなと思っていたら、中盤からガラリと雲行きが変わりハラハラしながら最後まで見届けました。 @ネタバレ開始 門の前で門番をしているカロラさんも素敵でしたが、闇の中でキラキラと光を纏って輝くカロラさんも素敵です。 ご友人を残して一人助かってしまったカロラさんの過去には切なくなりました。 闇のほつれなど闇に関する研究が進み、いずれ闇にのみ込まれてしまう人がいなくなるといいなと思いつつ、帰還した2人が活き活きと自分の人生を歩んでいる姿にほっこりしました。 特にエピローグのカロラさんはカッコいいです…! @ネタバレ終了 闇の通り道というタイトルはそういう意味だったのですね、と納得の物語でした。 カロラさんと2人で困難を乗り越えていく終盤は胸熱です…! ありがとうございました!
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L Lいつでもどこでも繋がれる手段を持つ現代ですが、そこにあえてのお手紙でのやり取りをする恋人たちの、あの日の恋心に思いを馳せる物語でした。 読み終わった後、ちょっとだけ青春の痛みと、あの青春しか持ちえぬ輝きを思い出しました。 タイトルの意味はプレイし始めてすぐに分かりました。 @ネタバレ開始 お手紙のやり取りが個人的には好きで今も親友とはちょこちょこお手紙を交わす私としては、お手紙でのやり取りは心にじーんとくるものがありました。 手書きの文字だけが持つあのあたたかさ、紙の上に乗るインク…ちょっとした文字のゆらぎやとめ・はね・はらいなんかにも味があって、手紙って読むだけでどきどきしますね。 そんな思い入れもあるお手紙を中心とした2人のやり取り、見ていて微笑ましく、そして刻を経るに従い恋が終わりに近づいてゆく足音も聞こえてくるようでした。 ほんのちょっとした仕草や態度から2人の距離が少しずつ離れていく様子が秀逸でした。 最後は大人になって「あの時は楽しかったね、悲しいこともあったけど」といったような「思い出」として語れる恋で結びとなったのが余韻があって素敵です。 @ネタバレ終了 青春の甘さと痛みを内包する素敵な作品でした。 ありがとうございました!
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【短編・スチル20枚】平穏な?魔王の日常魔王が勇者を目指す一人の少年と出逢って運命が変わるお話は、どちらのエンドも「どっちもいいなー」と思える終わり方でした。 人間が労働奴隷として生かされる世界…過酷すぎて生きられる自信がない…。 @ネタバレ開始 魔族の中にも人間に心を少し開いていたり、サボっていたり、はたまたアロウズさんのようにちょっと腹黒かったり…と、人間味を持つ者たちも多くてスッと物語には入りこめました。 魔王(アイギス)様が自分の意思で助けるところも、力を授けるところも、好きです。 エイルくんの明るさや未来に対する希望など、エイルくんの命が持つ眩いばかりの生命力や生き方に魔王様が心を動かされていく様子は胸が熱くなりました。 @ネタバレ終了 誰かとの触れ合いや交わす言葉が生き方さえ変える、そんな物語にほっこりとしました。 ありがとうございました!
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生帰-syouki-タイトルの女の子からしてホラー苦手な私には「ああ、どうかこんな女の子が出てきませんように(無駄な願い)」と祈りつつのプレイでした。 @ネタバレ開始 毎日あののっぺりした怖い顔の子どもたちを見るのも怖いですが、サラリと投げ込まれていた主人公の「俺みたいなのに連れていかれて帰られなくなっちゃうよ」という正気と狂気のラインを綺麗にブレンドした発言にもゾッとしました。 子どもたちの顔・顔・顔も、とても怖かったです。 なお、最終的に本当に怖いのは「俺」でした。 @ネタバレ終了 自分が街中で見かけたら、たぶん全力で通り過ぎて見なかったことにするだろうな…と思う、怖い顔でした。 いえ、そもそも遭遇したくない怖さでした! ありがとうございました!