SHIAのレビューコレクション
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かご ~KAGO~作者様の作品は全作プレイ済みですが、今回もどんな話になるのだろうとタイトル画面の進化の過程からしてワクワクが止まりませんでした。 そして、期待を裏切らないかご~KAGO~!!でした! ちなみに私は前者なので、かごには入りません(笑) @ネタバレ開始 かっ、かご美ぃいいい!!!!!! 絶対にトゥルーエンドを迎えてやるからなぁああ!!!という主人公の叫びを代理で叫び、きちんとトゥルーまでかごに入ったり入らなかったりを繰り返して辿り着きました。 かごの神様や生まれ変わったリボーンかご美さんが本当にいい味を出していました。 さすが4ランクアップ、みなぎるゴッドオーラでした。 もうどこからツッコミを入れていいか分からない、感じろっ! すべて受け止めるだけでいい! そんなパワーのあるかごに始まりかごに終わる作品でした。 かごに入った時の主人公の幸せの絶頂な顔の数々、見ているだけでこちらまで和みました。 いいですね、自分の愛するもの?に触れて、ほわ~んとなれる至福の時。最高です。 @ネタバレ終了 作者様のテイスト全開の素晴らしい作品でした。 ありがとうございました!
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永遠(とわ)の幸せを、キミに委ねて。開始から既にラスボス手前!の緊張感…いざ決戦へ赴くと…あれ? これってどうなっているの?となりつつ、ポチポチ進めていると、そういうことでしたかー!となりました。 @ネタバレ開始 まさかのループ! 神様の計らいで破壊の神を倒すまでループしてもらっていたとは。 相手の攻撃などに対処する術を学んで倒されないようにしつつ、幾度も続くループを経てようやく倒せたときはホッとしました。 破壊の神との戦いはもちろん、破壊の神に辿り着くまでにも多くの困難を超えてきたであろうソティルさんとトワさんがこれからは末永く幸せになれるといいなと思いました。 二人のためにループしてくれた神様には二人を見守っていただきたく…! @ネタバレ終了 二人のこれから先の未来にたくさんの笑顔が溢れていますように…と思いつつ。 ありがとうございました!
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トイレの中の名探偵待ちに待ったかもしれない大事件、ついに名探偵の出番来たる!と思いきや、なんとお腹を壊しておりまして…な探偵さん、前代未聞のトイレの中での名推理が始まる! 真実はいつも一つ!(ビシィッ!) @ネタバレ開始 すべてがトイレの背景で進むので、どんなに深刻な事情も「今この瞬間もお腹がぎゅるぎゅるしてるのよね…」と主人公のお腹具合も心配せずにはいられませんでした(汗) 最後に刑事さんが「今度は直接会いたい」と言葉をかけてくれたときも「トイレに始まりトイレに終わった」と、トイレの印象が強く強く残りました…次に事件が起きたら、その時はトイレからではなく現場に行けることを願っています! 最後に一言―――競馬に3万円つぎ込まずに先に蓄膿症治そうよ!! @ネタバレ終了 トイレの中でも冴えわたるリモート推理が面白い作品でした。 ありがとうございました!
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灰と再生の導きの星詩的なしっとりとしたやわらかな文章とかわいらしい絵柄で綴られる、小さな灯火に触れるようなとてもやさしいお話でした。 @ネタバレ開始 燃やし尽くして灰になってしまったフェニさんと、そんな彼女に命の火とも呼べるものを取り戻してもらおうと訪れたセイさんのやさしい会話が胸にそっと入ってきました。 どんどん暗くなっていく画面とセイさんが現れた時からの白い画面との対比がとても印象的でした。 @ネタバレ終了 紹介文に書いてある通りとてもコンパクトなお話でしたが、2人の関係性や信頼が伝わってきました。 私の心もほっこりとあたたかくなりました。 ありがとうございました!
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わたしのゆがんだものがたり始まりからして漂う不穏な空気…行きつく先がどこなのか全く予想できない展開ながらも、ある意味では順当であり、そして正しい終点に辿り着いたのかなともいえるホラーな物語でした。 ずっと画面が動いて見える演出が面白かったです。 @ネタバレ開始 遠慮なく相談してくださ―――プスッ!!の瞬間「あわわわわわ」なんて声が出ました。 その後の第三章のキラキラしたつぶらな瞳には「おわわわわわ」となりました。 今の現代社会ならではの事情もふんだんに盛り込まれていて、闇の深さの底が見えない……となりつつ、クラシック調の音楽も相まって劇場的にも見える面白い物語でした。 途中いきなり顔面が潰れて全体的に画面が真っ赤になったり…とホラー的な要素もしっかり楽しめました。 @ネタバレ終了 鬱々とした雰囲気が全編から感じられるばかりか、終わりまでずっと地続きでノンストップで続く主人公の感情・感じ方・考え方には読ませる力があってとても面白かったです。 素敵な作品をありがとうございました!
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メンタルケア強い承認欲求を持っている人は大変すぎる(震え声) 毎日毎日「私は大丈夫、私は信頼されている、私は愛されている、私は、私、私、私―――」と自分に対してもう暗示に近いものをかけないといけない人生は辛そうですね…と、最後のあの顔を見て思いました。 @ネタバレ開始 一番初め、遺影なのかと思いました(こら) 遺影に向かってすごく褒めるゲームなのかと思ったら、あれはたぶん自分の記念写真的なものを飾っているだけだったのですよね、失礼しましたー! @ネタバレ終了 毎日同じことを言い続ける主人公が「とにかく病院行ったほうがいいよ!」と言いたいくらい疲れて見えました。 自己肯定感や承認欲求という言葉はまだ歴史が浅いですが、それに悩まされている方々がこの主人公のようにはならないといいな…と思います。 ありがとうございました!
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りんご色のチェーン毎日を頑張っている人や自分の気持ちを思い切って相手に伝えた人に読んでほしい、明日へのエールをもらえる物語でした。 人に気持ちを伝えること、自分の口から出る言葉が相手にどう受け止められるか、相手がどんな反応をするか、予測ができないからこそ怖いものでもあり、ときに嬉しいものでもある。 それが人と関わっていく醍醐味でもありますよね。 ストレートに伝わってくる言葉たちに元気をもらいました。 ありがとうございました!
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SprinGer!! Ep0 ~Encounter~とあることがきっかけで住む場所を失った上に財布も失って絶体絶命…土管に棲むしかないのかと思いきや、出会いから始まる新たな新生活、最後まで楽しく読ませていただきました。 会話のテンポがよく、サクサクと進むのであっという間にENDでした。 悪はきちんと逮捕されてよかったです。 リオさんとユキトさんのコミカルな出逢いはエピソードはEP0になっていたので、もしかしてEP01やEP02もあるのかも? もしそうなら、制作頑張ってください! 今度はどんなリオさんとユキトさんが見られるのか、楽しみです。 ありがとうございました!
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ニア‐Near‐創作者のかたは人によってはもしかしたら「ああああ!」と叫びながらダメージを受けるかもしれない、ある意味で自分との闘いの物語でした。 私は自分が「創作してるだけで楽しいからー!」と心から思う脳天気でよかった…と思いました。 @ネタバレ開始 主人公の苦悩がすごすぎて、まさかのニアさんを生み出してしまったんですね…最後まで「いや、本当にこんな素敵な男の子が世界で唯一ファンになってくれたというパターンもあるのでは?」と読み進めていましたが…………なかったですね!! 1000人どころか1人もいなかった脳内妄想パターンで、ラストの悲惨さもひとしおでした…! 主人公がどれだけ頑張っても売れないことを、ニアさんによって「俺の作品の良さが分からない世間がバカなんだ」と自分の心の均衡を保とうとしていたのは同じ境遇の創作者なら誰でも思うこと…なのかもしれませんね。 @ネタバレ終了 一握りの人しか生きていけない世界の苦悩、煩悶、焦燥などがひしひしと感じられる物語、最後まで楽しませていただきました。 じわじわときいてくるボディブローみたいな空気が際立っていました。 ありがとうございました!
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聖女の村聖女とその兄、そして村人たちだけの閉鎖的な村へやって来た主人公と相棒のジュストさん…村の風習も「あーありますね! こういうのありますね!(と言いながらゆっくり後退るプレイヤー)」と思うものでしたが、展開諸々が想定外の方向へ進み、リッタさんのスチルにすべてを浄化されました。 @ネタバレ開始 エリアさんのヤンデレドM具合もすごかったですが、なかなかに大人な展開の多い物語で、モテる主人公が(本能的なもので仕方ないとはいえ)色々な方面でとても強いことに思わずニッコリでした。 ジュストさんの手の平返しに涙したのも束の間、同胞になったからよろしくね!な最後とジュストさんの怯えたスチルに「これからジュストさんもあの薬が必要になるのか…」なんて変なことを思いつつ終幕、再び洞窟に戻りエリアさんの手を取りヤンデレエンド、最後に大本命のリッタさんエンドになりました。 リッタさんの輝かしい笑顔のエンドは、本当に癒されました。 エリアさんとジュストさんには申し訳ないですがハッピーエンドが対好きなので、主人公も一番幸せそうなこのエンドが一番しっくりきました。 オマケの男リッタさんも、これはこれでアリ! 主人公さんが色々な意味で大変そうですが、それは愛の大きさということで! @ネタバレ終了 始めた当初はどうなることかと思い、主人公さんの行く末をハラハラと見守っていましたが、私が一番Happyだと感じたリッタさんエンドが大好きです! 素敵な物語をありがとうございました!