SHIAのレビューコレクション
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リセ・フルール友だちと学校帰りに買い食いとかしてみたいけれどそんなこともなく…花屋さんに寄った私が手に入れたのは黒い薔薇の鉢。 ちょっとした日常の変化、咲くのが楽しみ…なんて思っていたら!? @ネタバレ開始 あおーん! 買ってきた薔薇がまさかの美少女になってしまわれたわー! ロザリーさんとの生活は、初めてのドーナツ実食に目がキラキラしたりとカットインのときのお顔や反応がとても可愛かったです!(バッドエンドルートで潔子さんの姿で笑うカットインは怖かったです…!) あざみさんの「わたくしに対するフリですわよね! もうわたくしが友だちにっ……!」と素直になれないところもツボでした。 重箱でサンドイッチ出してくるほどの愛情、友だちになったら絶対に楽しいですね。 お顔がぱああぁっと輝いている時のあざみさんはもう絵面がなくても自分で脳内再生できるくらい、とても可愛くてインパクトがありました。 バッドエンドだと主人公がとにもかくにも不幸なことになっていて「う、うそぉ~!!(涙」な展開でしたが、グッドエンドだと二人の友情が続き、ロザリーさんも正式に留学生としてキヨコさんの傍にいられてよかったです。 @ネタバレ終了 魔界人のお嬢さんと一緒に暮らして仲良くなっていく基本ほのぼの、たまにちょっと怖い物語、とても面白かったです! ありがとうございました!
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トゥインクルみるく【第02話】変身少女ものと言えば、平和な日常からの敵対勢力によるピンチ! そしてピンチに駆けつける仲間や覚醒する力、私が何とかしなきゃという勇気などなど…胸が熱くなる展開が盛りだくさんですが、本作も日常と戦いの緩急など最後まで楽しかったです! @ネタバレ開始 ムサシさんがすごすぎて「じ、蒸発させた!?」と思わずハモッてしまいました。 吸盤おばけたちはとてもかわいいのに数の暴力で大量にくっつくと玲音さんが大変なことになってて、「あ、もう息をするために顔しかあいてない…」と少し不憫にもなりました。あれでは動くのも大変そうです…! みるくさんのスチルはどれもとても可愛らしく、変身シーンも吸盤おばけが吸い付いてしまっているものも、大好きです。 変身後の立ち絵も本当にかわいくて(みるくさんはいつでもかわいいですが!)、思わず見入りました。 メイメイさんはこれから新たに仲間に加わって活躍の予感もするので、この後がどうなるのか…気になりました。 @ネタバレ終了 とてもかわいいみるくさんや運命さんたちとの日常のほのぼのとしたシーンも、戦闘の手に汗握る緊迫の展開のシーンも、どちらも素晴らしかったです! すごく個人的な余談ですが、タイトルの皆さんが並んでいるシルエット、カッコよくて好きです…! ありがとうございました!
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ベンラブ!「おかしい、なぜだ…!? 目の前に自販機があるだけ…のはずなのに、ものすごくかわいい!」となりました。 ベンラブという言葉自体、初めて聞きましたがこんなにかわいい自販機なら思わず買いたくなります! @ネタバレ開始 リンコさんがとてもかわいく、照れたり怒ったりと色々な顔を見せてくれて、思わず「かわいい」と出てしまいます。 撤去されそうになったりもしましたが、補充員さんと主人公のおかげでステイし続けることになったり…リンコさんが補充員さんのお話ばかりしている時は主人公の嫉妬の炎が見えるようでした(笑) @ネタバレ終了 日常的に自販機は一年に数回使うかどうかというくらい縁がないのですが、今度使うときは「この子はどんな子なんだろう」と思いながらボタンを押しそうです。 自販機がこんなにかわいく見える日が来るとは、驚愕でした…! ありがとうございました!
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家家。事故物件などでここ幽霊などが出るのでは?と思うことはあっても、それは人に起因する恐怖ですが……この「家」そのものに恐怖を感じる日が来るなんて…! 上下に分かれた文章が、じわじわと侵食する空気を醸成していて、秀逸でした。 @ネタバレ開始 まさかの家そのものに食べられてしまう、家そのものが怖かったパターンでした。 ああして家に食べられて、行方不明になってしまうのですね…怖いっ!! 家は少女や家族が家の中にいる時ならば、余すことなく誰のことでも知ることができる存在で、少女がああして丸呑みされたのも全ては計画通りだったのだと思うと、ぞっとしました。 少女も何かがおかしい、何かいると気配には気づきながらも、まさか家そのものとは思っていなかった…と言うか、家そのものだと思える人がまずいないと思う!という点で、着眼点も素晴らしい物語でした。 @ネタバレ終了 写真などは何も使っていないにもかかわらずその情景が想像できる、怖くも着眼点の面白いお話でした。 ありがとうございました!
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福音の巫女※10/29現在アップデート対応で配信停止となっていますが、配信停止前にプレイしたので感想を寄せさせていただきます。 村には福音の巫女と呼ばれる存在がいて、夜になると神様の元へお勤めに行く…不思議な習慣を持つ村で器量よしと可愛がられるモニカさんとユリアさんのちょっと怖くて悲しい物語でした。 ぽつぽつと吐露されるモニカさんの心情に共感し、私も自分が選ばれたらと考え…やだー!と思いました。 @ネタバレ開始 ユリアさんとモニカさん二人ともが福音の巫女となって物語は終了…となりましたが、この村の因習がいつまで続くのかを考えるとぞっとする終わりでもありました。 神さまの情景が本当にさらりと終わっている分、余計に薄気味悪さや不気味さも際立っていました。 幸せになる人がいる一方で、不幸を集約して受ける人がいる…そのやり方が続けは続くほど、なんだか不幸の総量そのものも増えている気がして怖くなります。 @ネタバレ終了 ハッピーエンドというには意見が分かれそうですが、村という閉鎖的に過ぎる空間を思えばある意味で納得のいく終わりでもありました。 ありがとうございました!
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REIWAストリート物語~生贄の巻~圧倒的ゆるい生贄物語!! キャラクターの愛らしさも相まって、ゆるりと観光とセリフ回しを楽しみながら山神様との生贄対決!?に時に正義を示し、時に新たな人生を拓けたりするほっこりした物語でした。 ヒントもあるので全エンドコンプリートも快適でした。 @ネタバレ開始 聖なる言葉を悟り顔で叫んだりするのが面白く、終わり方も面白いものがとても多かったです。 神輿エンドはいつの間にか花になっていた山神様が不思議なミステリーエンドでしたが、「教えてやろう正義の名を!」のような選択肢に続く聖なる言葉も面白かったです。 プレイ初め、しくしくワケあり気味に泣いている御三方をしっかりきっかり無視し続けていたらバッチリと記念撮影に映り込まれ、出来上がり写真を見た瞬間に「この者たち、できるっ…!」と心の中で戦慄しました(笑) 案の定、タフネスなの? 魂までタフネスなの? 君らタフネスの神なの?と思う御三方に笑いました。 どのシーンでも「我らではなくそこの妹さんたちを!」と回避バフがついてるレベルの回避力でした(笑) @ネタバレ終了 これからプレイされる方にも是非、聖なる言葉をすべて入れて異なる結末を見届けてほしいです。 キレのあるノリとツッコミの面白い生贄物語、ありがとうございました!
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思い出を探して友人のお願いを叶えるべく、ただただどこまでも歩いていく主人公…街中で会う人々や友人や小物がドットでとても可愛く描かれていて、どんな反応になるのかなと思わず色々な選択肢を試してみたくなりました。 少し幻想的な雰囲気のあるお話で、友人のお願いを叶えられたのは嬉しかった半面、素敵なお話だったのでもう少し世界観を深く知りたくなりました。 素敵な作品をありがとうございました!
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705号室怖かった……怖かったよぅ……ホラーが苦手な人が読んでいい話ではなかったよぅ……と泣きたくなるくらい後半からが怖くて、ビビリチキンの全身の羽毛が抜け落ちるところでした(大惨事) @ネタバレ開始 「女の人が、睨んでいる」の部分で心臓がギューーッ!!となる怖さを感じました…怖すぎました…。 幻覚なのか本当に見たのかは分かりませんが、見知らぬ女の人がずっと睨んでいたら怖いどころではないですよね。 大人でもそんな光景は「怖い怖い怖い怖い怖い…!!」の一択です。 作者様自身の怖い体験も、かなり怖かったです。 小学生の低学年であんな体験をされたら、怖すぎます。 ご無事で本当によかったです。 @ネタバレ終了 曰くつきのお部屋とか、アパートとか…世の中には色々と恐ろしい怪奇があるようですが、自分の住まいは今のところそうしたものとは無縁みたいでよかったと読了後に胸を撫で下ろしました。ホッ。 とても怖い物語をありがとうございました!
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足の下が透視できる少年加賀地くんと誘拐犯のおじさんの話タイトル通り足の下が透視できる加賀地くんとワケありおじさんのほっこり物語でした! 加賀地くんを誘拐した過去があるおじさんがどうしても憎めないキャラ(フィクションだからですが…)で、ぽろぽろと泣く顔に愛嬌がありました。 おじさんが無知ゆえにすぐに悪意に騙されてしまいそうになっているところも、それを放っておけない加賀地くんもとても楽しかったです。 @ネタバレ開始 宇宙人に攫われそうになっている加賀地くんのために家の屋根に上り決死の救出劇を繰り広げたおじさんが本物のヒーローでした。 加賀地くんにお膳立てのようなことをされずとも、今まで人生に何もいいことがなくても、加賀地くんからもらったものだけは大切にしてあたためてきたんだなぁ…とちょっとホロリとしました。 友だちなんだと言ったときのおじさんとの会話の端に「社会のクズ」と言い切ったときの加賀地くんの姿がチラつきましたが、たぶん幻聴でした!!(あのときの容赦ない切り返しには思わず笑いました) @ネタバレ終了 立ち上がっては躓き、転んではまた立ち上がる…そんなおじさんが加賀地くんとの出会いで変わっていく様子が素敵でした。 度々「あれ? ふりだしに戻ってね?」となるときもありましたが、最後の最後はしかるべくして生まれた「ヒーロー」の瞬間で、スカッとしました。 素敵な作品をありがとうございました!
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ルドルフのおくりものきょひけんはない ←どなたか、私に火炎放射器を貸してください。 ※プレイすれば分かります。 @ネタバレ開始 「仕事ごと燃えちまえぇええーーー!! 画面に迫ってくるなーー!!」と上司と仕事を丸ごと消し炭にしたくなる展開に、主人公よ全力で逃げろ!!と画面の前で逃げろコールを送っていました。 どちらのエンドも最後は上司が消えて、無事に主人公が会社に戻れてよかったです。 個人的にはルドルフさんにスポットライトがしっかり当てられているエンド2が好きです。 お父様やお母様など、主人公が自分ではもう助けを求める声さえ出ないほど弱っているときに支えてくれる人がいてよかったと思いました。 ルドルフさんももちろんですが、もし誰の助けもなかったら…主人公はいずれトラックの前や電車の前に飛び出していてもおかしくない状況だったなと感じました。 読んでいくうちに(特に冒頭と上司のパワハラ部分)、主人公の置かれた状況に現実でパワハラ自殺した女性の事件のことが浮かびました。 それくらい胸に迫ってくるお話でした。 おまけの『パセねこ』さんの由来で顔がたまに暗くなるのが逆にかわいかったです。 もちろん、喜んでいる時の顔も可愛いです。 @ネタバレ終了 とてもかわいらしいタイトル画面からは想像ができないくらい重たい話ですが、最後はほっこりとした気持ちにもなれるので、多くのかたにプレイしてほしいです。 ありがとうございました!