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SHIAのレビューコレクション

  • 可惜夜のがんがら荘
    可惜夜のがんがら荘
    大好きなシリーズの最新作、今回のチキンはいつもとは一味違うぜ!といつも以上に張り切りながら楽しませていただきました! 今回は前作に登場の私の大好きなあの子も出てくるということで、これは頑張らねば~~!と凝り固まった頭を頑張ってストレッチして挑みました。 @ネタバレ開始 いつも通りビビリチキンの心臓を破裂させる「あーー!!!」がありました…ボォワァンッ!!なシーンです。 が、今回のチキンはいつもとちょっと違います。 叫んでいたのは、そう、脳内だけです! なにせ、南風原さんの後ろにはマテオくんがいるからね!! はっはっはっ、マテオくんという美少年が傍にいる以上、私の脳の回転率は普段の50000%増しフル回転! 悲鳴も脳内光速処理! 大口を開いただけで悲鳴は出ない! マテオくんを怖がらせたりはしないのだ!!!!(誓いの握り拳をしていますが、脳内で悲鳴処理中は大口開けて突っ立っている怖い人にはなっています) そんなおバカな現実を挟みつつ、今回の謎解きも絶妙ですっっごく面白かったです! 攻略記事があるので苦手な人も安心して最後まで読み進められるのはもちろん、ヒントなどを駆使すればきちんと解ける&自分で解けて嬉しい~~!!を体感できる素晴らしい難易度で、毎回脱帽です! お話は小さな子が最悪の結末を…と、とても悲しいお話でしたが、最後は救いがあったのがとてもよかったです。 そしてマテオくん含めた3人のさらなる活躍が今からもう楽しみです。 @ネタバレ終了 今回もとてもバランスのいい素晴らしい謎の数々、何が起きるかワクワクする物語、最後までノンストップで楽しめました! とても素敵な作品をありがとうございました!

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  • 春が過ぎたら
    春が過ぎたら
    もうすぐ滅びます、具体的に言うと現在春、夏には滅亡! そんな状況で受験勉強をする主人公の吹春くんと風祭さんの日常を見守る物語でした。風祭さんがかわいいです。 @ネタバレ開始 風祭さんとお出掛けする最後のエンドはどちらもよかったですが、個人的には桜の下の永遠エンドが幻想的で好きです。 桜の大樹の傍らで笑う風祭さんがすごくかわいくて、2人で同じ言葉を口にして、これまでの日常の楽しさなどが胸にきました。 本当にこのまま夏が来たらすべてが終わってしまうのだろうかとも思いつつ、今この瞬間は絶対にここにあって、2人の記憶に最後の瞬間まで残るのも本当(真実)なのだと思うと、永遠の端に触れているような気持ちになりました。 @ネタバレ終了 エンディングの後のその先も気になる、もう少し先が見てみたいお話でした。 ありがとうございました!

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  • 僕を彩る色
    僕を彩る色
    「将来はこうなりたい、ああなりたい」そんな展望を抱けずにいる主人公の転機となったのは、2年前に卒業したOGの女性で…から始まる、恋する少年の成長の物語でした。 @ネタバレ開始 生殺し…!という言葉がチラチラと頭にチラつく2人の距離感にもどかしくなりました。 思春期真っただ中の男の子に年上女性との触れ合いなんて夢のまた夢みたいなもので、恋心を抱くなというほうが無理だろうなーと読んでいて思いました。 連絡先一つ入手するだけで、灰色の世界が極彩色になりましたと言わんばかりの劇的変化! 弟と恋人として見てもらいたい板挟みで、主人公はよく生き抜いたな…と、サバイバルを見守るような気持ちに…! 結果的に実らなかった恋ではありますが、人生の軸を定めるような経験であったことに間違いはなく、お姉ちゃんを追ってこれからも彼が心に芯をもって歩いていけそうで良かったです。 @ネタバレ終了 男の子なら誰しもが夢見るシチュエーションの連続でしたが、ビターなところもスイートなところもあり、結末はどうなるのだろうと一筋縄ではいかないシーソー感も魅力でした。 ありがとうございました!

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  • 夏、深夜、コインランドリー
    夏、深夜、コインランドリー
    個性派ぞろいのイケメンさんたちとの深夜徘徊に、時にドキドキ、時にクスッとなりながら過ごさせていただきました。 何もかもがハイスペックなお兄様が色々と最強すぎる件。 @ネタバレ開始 妹至上主義のお兄様と妹さんの冷静なツッコミには大いに笑わせていただきました。 妹さんに対する愛の大きさと、妹さんの冷静かつ的確なツッコミの温度差が素晴らしかったです。 顔面偏差値が凄まじい大人の男三人を引き連れて深夜を行く主人公さんの姿を想像して「すごい絵面だ!」と、想像しただけでワクワクしました。 それにしても捨てたと思ってもまだ残っているGPSとは…とても大切にされているのですね! 菖蒲さんたちも皆主人公さんに対する好意が感じられて、読んでいて「ネコさんかわいい!」だったり、「お嬢呼び最高!」だったり、情緒が忙しくなりました。 特に菖蒲さんを押し倒した時などは「か゛わ゛い゛い゛!!」と真っ赤な御顔に変な声が出ました。 元々反応がかわいい菖蒲さんがさらに可愛く…! 色々と奥深い設定や奥行きのある世界観がありそうなので、それらも見てみたいと思いました。 @ネタバレ終了 画面の右下でハート乱舞させるお兄様がとても可愛かったです。 ありがとうございました!

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  • 柘榴の中身は綿だらけ
    柘榴の中身は綿だらけ
    初回で綺麗にバッドエンドへ行くことになり、そこで見た情報に「ほうほう、ほほーう」とチキンハートに火がついて、2周目で無事に嬉しいエンドに辿り着けました。 @ネタバレ開始 ご飯を食べるわ、お風呂に入るわ、寝ると言い出すわ…主人公ちゃんはきちんと彼の思考を乱すことに成功し、最後の最後の瞬間に彼に泣き笑いの「あーあ」というお顔をもらいました。 「ぼくのすべてだった人」と消えていく彼がとても不憫でした。 病んでしまった彼にとって、最後にここに来たことは救いになったのでしょうか…そうだといいのですが。 主人公さんの「嫌なことがあっても、美味しいもの食べて、寝て、そうやって皆生きていくしかない」という主旨の言葉には激しく共感しました。 もちろん、そうしたくてもできなかった彼のような人も含めて、みんな幸せになれたらいいのに…と彼の結末を見て思いました。 あとがきを拝見し、バッドエンドのときからなんとなく前作と繋がっているかなと思っていたらそうだったようで納得でした。 むしろバッドエンドを通過してからが本番と言える本作、とても面白かったです! @ネタバレ終了 10年ぶりに再会した病み男子たまきくんとの束の間のやり取り、楽しませていただきました。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 深海の勿忘草
    深海の勿忘草
    見知らぬ男の子が夜道に立って「はーい、俺のこと知ってるよね?」から始まる「いえ、知りませんが」がないままあれよあれよという間に終了…「ん?」となって、すぐさま周回しました! @ネタバレ開始 2周目がまさかのメッタ刺しエンド(涙) その後エンディングを回収していくと「これ知り合いじゃないわー! こんな知り合いいないわ!」とその正体に慄き、エンディング後のアイテムたちに見られる端々の回想などに触れて、シークレット情報に触れて…発狂、はしませんでしたが、怖い怖い怖いと震えました。 どんどん『それ』が出てくるのが良かったです…画面が怖くなっていく…。 周回自体は短めでサクサクと進み、周回するごとにどんどん恐怖が深海へ向けて深くなっていくような構成に感嘆しました。 自分でどんどん深く潜っていくような物語の深み、素晴らしかったです! @ネタバレ終了 ホラー要素は控えめで物語の核心部分が怖いですが、情報が小出しのため想像する余地があって面白い物語でした。 ありがとうございました!

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  • くれちブルーミング
    くれちブルーミング
    学校の敷地内に一歩入ると、そこは深夜の学校に―――妖怪が跋扈する危険な学校に朝陽は昇るのか…まさかの展開やどんでん返しの展開に後半は読み進める手が止まらなかったです! @ネタバレ開始 実は味方だと思っていた(しかも最終防衛ラインみたいにめちゃ強!)人が実は…な展開だったり、そこからの大逆転などとても熱いバトルにすごくワクワクしました。 おりこちゃんのあのスチルは本当に反則でした…最後のあのセリフも。 思わずウルッとしてしまいました。 猫縦兵たち(の持っている盾含めて)や、沙鳥さんなど、個性的で魅力的なキャラクターばかりで、どの子もとても印象的でした。 委員会は解散せずに学外での事件に対応していくとのことで、これからも彼らの活躍が続くんだと思うと「みんな、頑張れー!」と応援したくなります。 おまけのはやみんは本人を前にした口から怪文っぷりが楽しかったです。 これからも一途な愛につ突っ走ってほしいです。 いつか「夫婦(妄想仮)」が「夫婦」になるといいですね! @ネタバレ終了 妖怪が好きな人はもちろん、熱いバトルや個性的なキャラクターがたくさん出てくる王道ストーリーが好きな人にもオススメしたいとても面白い作品でした! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • ドッキリ殺人計画~閉ざされたペンション~
    ドッキリ殺人計画~閉ざされたペンション~
    ドッキリがドッキリでなくなる瞬間はいつ見ても怖いもの…「え、リハと違う…」となってしまってから、無事に生き残れるのかハラハラしましたが、バットエンドへ吸い寄せられることに定評のあるプレイヤーの腕は、ものの見事に大団円なエンドは最後になるというポンコツぶりでした。 みんな、何度も何度も死なせてしまってごめん…! @ネタバレ開始 クローズドサークルものということで、どんなお話かなと思っていましたが…まさかのホノカさんとキララさんの人格入れ替わりに「ええー!」と驚きの声を上げながら最後にやまたん探偵団を設立するまでプレイさせていただきました。 キララさんのときはお顔が度々怖くなるので「あ、危ない…!」とヒヤヒヤしました。 おまけストーリーでエリカさんがすべてを知っている設定で展開されるストーリーも面白かったです! トウマさんが色々な意味でとても不憫でしたが(笑) @ネタバレ終了 展開によって生き残る人や亡くなる人が変わり、そしてさらに実は…な展開、とても面白かったです! 素敵な作品をありがとうございました!

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  • パストーン
    パストーン
    ある朝、突然同居することになった黒髪の美少女は家出娘。 声を失った主人公は、再び声を取り戻すのか否か…真実が明かされたときは、結末までどうなるのか予測できず一気読みでした。 @ネタバレ開始 主人公が無事に一番大事な時に声を取り戻し、美寿花さんと結ばれて大団円ハッピーエンドになったのが本当にホッとしました。 記憶を何度でも消してでもやり直し続けるという父親の喪失感からくる愛情の暴走には「そこまでしますか」という気持ちになりつつも、そこまでしてでも娘を取り戻さんする親心は察することができました。 そして、娘を取り戻さんとする反面、そんなことをしても絶対に生まれてから亡くなるまでともにあった美寿花さんではありえないという現実とに、お父様も現実との折り合いなどつけられるわけがなかったのだろうとも感じました。 冒頭の事故シーンで「これお母さんじゃない別人のような気がする……むしろ美寿花さん…」と思っていた謎がすべて紐解けていく後半は、その後の展開が気になって一気読み待ったなしでした。 別れを告げる美寿花さんのシーンは、胸にグッときました。 主人公を見守り続けたかわいいAI、話の折々にちょいちょい入ってくるラズさんとロズさんがかわいかったです。 二人とも仲が良くて、主人公のことを大切に思っていて、癒されました。 画面を割って頭突き合い?している姿は見ていて特に癒されました。 @ネタバレ終了 一つの出会いから始まる成長の物語、最後まで楽しく読ませていただきました。 ありがとうございました!

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  • キミのニセモノに恋をする
    キミのニセモノに恋をする
    これは前情報などなしで見てほしい、いつかは覚める夢のような恋物語でした。 もう一度君に逢いたい、主人公はそんなことを願ったのではないかと感じました。 書きたいことはたくさんあるのですが、ネタバレ部分ですらネタバレを書くことを躊躇ってしまう、まさにゲームをプレイして彼女について知った人だけが触れられる世界と感情がある切ない物語でした。 できることなら、最期の君の涙を拭ってあげたかった。 眠りにつくその瞬間まで、抱きしめていてあげたかった。 そんな気持ちになりました。 素敵な作品をありがとうございました!

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