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SHIAのレビューコレクション

  • Strange meeting!
    Strange meeting!
    人生経験ゆえかキメるところはキメて、どこか抜けている順(すなお)さんが激カワイイ……全部と思っていたら、すべて最後までプレイすると衝撃アリのある意味で大逆転ゲームでした。 @ネタバレ開始 主人公さんが明らかに(今現在は人として)ダメな彼氏さんとズルズル付き合ってるところが、すごく等身大でした。 元々はそんな人じゃなかったから、別れきれないところなどがあり……順(すなお)さんとの関係もあって、キッパリ別れたところが爽快でした。 彼氏の順さんが本当に絵に描いたようなモラ男で……主人公さんのご家族の件の時はとても好青年のように感じられたので、人って変わるんだなという月日も感じました。 別れた後は鬱々してしまっていて、順(すなお)さんに八つ当たりしているところもよい意味で甘えているんだなと思いました。八つ当たりしてしまいたいほどの信頼関係が見えて、ハラハラしながらもとても良いシーンだと思いました。 人間、物に当たるということを除けば、八つ当たりなんて多少なりとも信頼している人にしかできないと思うので。 医師として積んできた人生経験と主人公よりも年上ということで余裕のある順さんではありますが、顔の表情がコロコロ変わったり、言動に少し抜けているところがあって、とてもかわいい人でした(と、本編だけクリアしたこの時点では本気で思っていました……) ……「え?」となる衝撃がありました。 後日談のお家デートのその先まで見ると「アッ―――!!」となりました。 なんてこと……!!(闇が深かった) @ネタバレ終了 システムなど含めてとても完成度が高く、商業作品にも劣らない快適性で、最初から最後まで大変楽しく遊ばせていただきました。 とても素敵なゲームをありがとうございました!!

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  • 宝石と夜食
    宝石と夜食
    戦うために宝石の力を手に入れた人たちが、「それから」を過ごしている小さな輝きの物語。 選択肢3つをクリアすると主人公の物語が自動で流れて、語られなかった主人公の過去が語られる演出がとても良かったです。 彼らに何があったのか、なぜそのような力が生まれたのかなどの背景事情の多くは本作では語られませんが、戦うことを目的として構成された宝石の力を持つメンバーたちの、本来多くの人が辿るであろう戦いのない人生を享受している姿にほっこりしました。 強くてクール、ルビーのように美しい朱音さんがサクッと乗せられてケーキを作る姿がたいへん可愛らしいです。 それぞれの宝石を背景にしたスチルがとてもきれいでした。 ありがとうございました!

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  • ほろびのシロ邪
    ほろびのシロ邪
    人生の破滅が待っていると分かっていても、人は禁止されると犯したくなる生き物なのだな……と思うとともに、そちら側に落ちることのできる人はあっさり一線を越えられるのだと改めて思いました。 主人公が高校教師をまだ続けていられるのが不思議なほどに、徹頭徹尾のゲスっぷりでした(失礼ですみません) 「俺はまったくその気はないんだ!」と完全に純粋に潔白な人の話なのかと想定していたら、黒も黒、真っ黒の下心まみれで食事に行った時点でもうどんな因果応報になっても仕方ない……となり、最後の展開も完全に自分のことしか考えていないところに「この人ある意味で鋼の精神の持ち主ね!」とある種の感心までしました。 後半になるにつれてスチルがどんどん登場して、物語&狂気の加速がひしひしと迫ってきました。 シロさんがこんなにかわいいのに凄惨な暴力に遭っていて不憫すぎました……血だらけになってしまって……。 サイコホラーヤンデレな時間をありがとうございました!

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  • ひなちゃんのおつかい!
    ひなちゃんのおつかい!
    幼い頃、買い物に連れられて行けば用があるのはお菓子売り場とアイス売り場だけ・おつかいなんて元からムリゲーな私にとって、選択肢によってはお菓子コーナー素通りのひなちゃんのおつかいは「君、本当にすごいね!」の感嘆しかありませんでした(笑) @ネタバレ開始 選択肢によってはお菓子コーナー立ち寄りイベントが発生するので、その時はもう買わずにはいられませんでした……ごめんね、マミー。 でも子どもの夢があの売り場には詰まっているんだ。 (大人になった今でも新商品を見つけたりするとワクワクするので、お菓子売り場は永遠の夢広場です) おつかいに失敗しても叱ることなく苦笑で応じてくれるお母さまが素敵です。 なんだか足りないなーのエンド2の足りない部分が肉だったときは「ひなちゃん、ごめん!!」となりました。 ひなちゃんの嫌いな人参ならまだしも、肝心の肉が足りてないとか……!! ルーが足りないときはどうなるのだろうと、画面の前の悪魔ことプレイヤーがルーを忘れさせた時も「本当にごめん!!」と思いながらも、ちゃんと夕ご飯があって良かったです。 @ネタバレ終了 ひなちゃんが無事に美味しいカレーを食べられるスチルが、心から美味しそうで本当に良かったです。 素敵なゲームをありがとうございました!

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  • それゆけ!田中マン!
    それゆけ!田中マン!
    週刊誌など少年向け雑誌類に掲載されていそうなノリで全編コミカルかつヴァイオレンスに進む、とてもパワフルな物語だったねんね。それにしてもこの語尾癖になるねんね。 @ネタバレ開始 「アン●ンマンみたいに現れてお金を取るのね!?しかも結構な高額ね!?」と思っていたら、まさかの田中マンがラスボス系の悪かつラストのラストで田中マンだけバッドエンド(笑) 舎弟を殺られたとあの現場まで這いずってきたゾンビみたいな兄貴がグッジョブでした。 途中で登場したオバサンなど脇役も個性派揃いで、出てきたと思ったら虐殺されてしまったモブくんたちも皆いい味出していました。 終盤で覚醒したアフロくんが顔つきまですべて変わっているのがとても面白かったです。 @ネタバレ終了 語尾の「ねんね」がどうしても気になる、ハイテンション・ヴァイオレンスな面白いゲームでしたねんね。 ありがとうございましたねんね!

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  • GrayWorld
    GrayWorld
    「G W」。一つだけ簡単な謎解きのある、クリア前とクリア後でガラリと印象が変わり、タイトルまで変わる素敵なゲームでした。 初め某大型連休を想像してしまいました……すみません。 多くが語られないからこそ考察の余地があるゲームでした。 目の前の世界から一歩引いたり、別の角度から見れば、別のものが、別の世界が見えてくる―――そんな感じの印象を受けるゲームでした。 灰色に見える世界でも、顔を上げれば青空が広がってそこに虹がかかっていることもあるように、世界は見方次第でいくらでも変わるという前向きな気持ちになれました。 素敵なゲームをありがとうございました!

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  • 電気をください!
    電気をください!
    しさくき(試作機)さんが電気切れで大変なことに……しさくきさんを充電しなければ!と奮闘する、しっかりもので意外としたたかなデンキちゃんの短編ストーリーでした。 @ネタバレ開始 初回で電気街を選んだところまではよかったのですが、過充電になってしまって試作機さんを拷問にかけている小学生の図になってしまいました(笑) あばばばばばばー!!!みたいな叫び声が電気街に響きました。 試作機さん、ごめん……。 池では充電できないと失敗も挟みつつ、自宅で充電したときのデンキちゃんが意外としたたかで「ウィンウィンの関係」を結ぶところが面白かったです。 @ネタバレ終了 試作機さんの秘密など、物語の背景部分などを含めてほのぼのとしたかわいいゲームでした。 素敵なゲームをありがとうございました!

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  • 会社人間
    会社人間
    日本のどこかには絶対に存在すると思うブラック企業ぶりで、主人公の就業先はじわじわと心身を嬲り、いずれ必ず殺しに来るホラーな化け物以外の何物でもない恐ろしさでした。 3ヶ月で辞めるわけにはいかないと主人公が思っているあたりに、早くも闇を感じました。 私なら自分に他者の仕事が次々に割り振られるなんてことをされたら1週間で辞めていると思うので、主人公は根性があるなーとも感じました。 @ネタバレ開始 友人たちとの飲み会で皆が一様にブラックすぎるの判定を下した後で出る選択肢は即決で「辞める」を選びました。 0.02秒も悩まなかったです(笑) その反面、他の選択肢で進むエンディングでは主人公が完全に会社の奴隷になって部下にパワハラ三昧だったり、過労死寸前にまで陥っていたりして、日本の自殺率の高さの理由を垣間見たような気がしました。 @ネタバレ終了 愛社精神も理解できなくはないけれど、心身を壊していたら元も子もないので、自分も気をつけようと思いました。 世の中からゲームのようなブラック企業がなくなるといいな……とも思いつつ。 ありがとうございました!

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  • 暗い森のダンジョン
    暗い森のダンジョン
    容赦なき死にゲーでした……(涙) 何度死んだか分からないのですが、クリアしたときに「やったー!」という嬉しい気持ちにもなりました。 必要最低限の物だけを持って行くことがまず難しい、そして適切な持ち物を選んでも道中どうするかで以降の展開に響いてくる緊張感のあるゲームでした。 死んでは立ち上がることを繰り返し続ける新種のモンスターみたいになりながらも、なんとか無事にクリアすることができました。 財宝に辿り着いたときに「終わったー」と思いましたが、そうでした、無事に帰るまでがダンジョン探索でした……。 途中で捨てるのか否か、使うのか使わないのかなど、一つ間違うだけで即バッドエンドになるので選択肢を選ぶことにかなりの緊張感がありました。 ダンジョン探索は命がけであることを体験できる面白いゲームでした。 ありがとうございました!

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  • 朝焼けに眠る夜
    朝焼けに眠る夜
    どこにでもいそうなOLに忍び寄るホラーな展開……何か良くないことが起きるのは分かっているのに、何が起きるのかは分からない不気味さがありました。 プレイが下手なので、エンディングがすべて見つかりませんでした……個人的には非常に難しいゲームでした。 自宅で起きる普段とは違う現象など、この後は何が起きるんだろう?とセーブを駆使して挑みましたが、残念ながらすべてのエンディングは網羅できませんでした。 難しい……! 幽霊などが出てくる瞬間的な怖さよりも何が起こるか分からないというじわじわしたホラー味がよかったです。 ありがとうございました!

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