SHIAのレビューコレクション
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あやかし温泉 うせもの係あやかしの皆さま集う賑やかな温泉にご招待いただき、ウズラさんたちとともにうせものを探させていただきました。 閃け私の推理力! 待って、もう一回追加質問しておけばよかったかな!? えーい、これかな! おお、まぐれ当たり! という推理力どこいった脳筋すぎる時もありましたが、無事に物語終わりまで探し物をお返しできました。 エンドクレジットが始まった瞬間「ああ、終わってしまった…!」とノンストップで時間も忘れて楽しんでいました。 @ネタバレ開始 ウズラさんかわいすぎーーーー!! モズ先輩かわいすぎーーーーー!! ミズチ様かっこよすぎーーーー!! そして、わちゃわちゃしてるこの温泉とうせもの係三人組が大好きですーーーー!! プレイ後の熱冷めやらぬ心の叫びをまずお伝えして、細かな感想失礼します…! みたけ様のあたたかみと愛らしさ抜群の絵柄で描かれたタイトル画面からして、温泉宿に来たようなほっこり癒し気分になれること間違いなしと期待してプレイさせていただきました本作、想像以上のほっこり癒しで、プレイして本当に本当によかったです♡ いきなりパクリッされたときは「あーー! お客様、従業員へのモラハラパワハラセクハラはやめていただいてーー!」と慌てましたが、ハナオ先輩がとても面倒見がよくて、ほわっとしました。もうこの時点で物語に没頭していました。 モズ先輩とウズラさんの関係も最初と最後では良き相棒のように良好な関係に変化していて、ニコニコが止まりませんでした。 はじめはモズさんに挨拶など細かなご指導を受けていたウズラさんが、少しずつ自分で適切な行動ができるようになっていく様子は成長を感じました…画面の前で「ウズラさん、こんなに立派になって…!」とどこぞの親戚筋の人のような心境に(他のユーザー様もきっとそうなっているはず…!) うせものを求めてやってくる妖怪さんたちのビジュアルもとてもかわいいので、シルエットから「どんな方だろう」とお会いできるのが楽しみでわくわくしていました。 エンドクレジットのイラストたちがこれまでうせものをお返ししたあやかしの方々で、ものすごくほっこりしました。 約一名、うせもの関係なくてお怒りのご家族(ご夫人でしょうか)同伴で頭下げている方もいらっしゃいましたが…(苦笑) クリア後に変化するタイトルも、特典のイラストも素敵でした。 タイトルイラストでは距離があったモズさんが、結末表示のときやクリアタイトル、特典イラストではどれもウズラさんにひっついていて…かわいすぎて失神するかと思いました…心許してる…! ミズチ様もお顔がとても穏やかになられて…! ウズラさんたちの賑やかでぬくもりある日々が、これからもつつがなく続いていきますように。 @ネタバレ終了 みたけ様の作品が持つあたたかさややさしさが大好きです。 とても素敵な作品をありがとうございました! -
透明人間、前髪を切るタイトルから興味を持ってプレイさせていただきました。 テンポの良い軽快な音楽とサクサクとテンポよく進むお話、アイロさんとミストさんの会話のリズムがとても心地よくてエンドクレジットまであっという間でした。 @ネタバレ開始 アイロさんとミストさんの距離感やテンションがとても心地よかったです。 ミストさんは、初見顔より別のところに視線が行ってしまいました…失礼しました…なんという包容力…。 いえ、何がとは申しませんが、夢がいっぱい詰まっていそうな…! 夢がいっぱい詰まっているの大好きです…! どちらの選択肢も最後は明るくやさしく終わっていくので、どちらのエンドも好きです。 アイロさんには寿命があるのでいずれ必ず別れの日が来るのだとしても、そして仮にこのまま透明人間のままだとしても、ミストさんと一緒に楽しい人生を送れますようにと願うとともに、二人が少しでも長く一緒にいられますようにと思いました。 個人的に「切る」エンドのラストイラストと「双子~」の台詞が最高でした。とてもほっこりしました。 @ネタバレ終了 プレイ後にあたたかい気持ちになれる、やさしい物語でした。 素敵な作品をありがとうございました! -
蝶塚 -昆虫標本慕情-豊富な語彙力と細部まで練られた世界設定が魅力的な作者様の過去作が気になり、プレイさせていただきました。 大変好みなグロテスクで美しい物語、また蟲たちのお話が興味深く、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。 @ネタバレ開始 先生の初恋から最後の変態まで、一気読み待ったなしの大変楽しく美しいお話でした。 先生の語り口から主人公のあかねさんがただ治療を受けているだけではないような気がしていたのですが、最後はあの展開になるとは…無事になりたいものになれたようでよかったです。 先生やあかねさんのイラストもとても素敵でした。 すべて読了後に追加される先生とのお話では、物語の細部にもう一歩踏み込んで知ることができるのもユーザーとしてうれしいところでした。 登場人物のお家の話はもちろん、天道虫など本編では語られなかった標本の話もチラッとあり、そちらも大変興味深かったです。 作品の中で度々出てきた生物(蟲たち)の生態を通じての様々な問いかけには、読んでいて考えさせられるものがありました。 人間とはもちろん異なるそれぞれの蟲さんたちの生態は進化の過程において種の保存の観点から見れば合理的でありつつも、人間の美的感覚や価値観、倫理観や生態から見ると初見「Oh,グロい…」と感じてしまうときもあるのは事実ですが、あらゆる生存方法を駆使して生きていることや種を残すことそのものがどういう意味を持つのかと問われると…むむむむ…と頭を捻りました。 作者様の作品にはちょこちょこ哲学的な面が感じられ、いつもとても楽しく読んでいるのですが、本作もこの部分はとても楽しかったです。 哲学的要素を楽しみつつ頭を捻りつつも、一つ一つのいのちの生態をこよなく愛している先生の話は、どの子に対しても先生の愛を感じました。 見た目よりも中身ならぬ見た目よりも生態を愛でる先生の着眼点、こういうところが愛いポイントは「分かる…それ分かる…!」と頷き、莪堂さんの「カラフルな紙の中に放り込むと見た目が美しくなる」にも「分かる…それも分かる…!」と見た目の美しさ重視にも頷く優柔不断なユーザーでした。 愛でるのも多様性というと少し語弊がありますが、色々な愛し方、愛しポイントがあるなと感じました。 一つ一つの話が長すぎず短すぎずでテンポも良く、最後までたっぷりと楽しめました。充実した時間をありがとうございました。 @ネタバレ終了 虫嫌いさんはなかなかにハードルが高い本作ですが、虫の写真なども全然平気!という方にはぜひプレイしてほしい作品でした。 素敵な作品をありがとうございました!
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愛のクッキング~大好きな妹へ~かわいい姉妹のイラストに惹かれてプレイさせていただきました。 イラストもさることながら、御二人ともがとてもかわいらしくて、大変癒されました。 @ネタバレ開始 お姉さんのリンさんも妹のナナさんも、どちらも本当に可愛らしくてほっこりしました。 ナナさんの全力全開の愛情に対するリンさんへの心の中でのツッコミも面白くて、お料理の失敗を願っていた時は思わず画面の前でクスッとしました。 そして、ナナさんからの失敗の期待を背負ったミニゲームは初回で無事に成功しました。 PCマウス操作で5900点のサラダでした(2周目は煮魚でしたが5000点とギリギリ…無事に作れてよかったです!) 1周目と2周目で画面に出現する食材が少し異なっていたいたように感じて、面白かったです。 1周目は野菜中心、2周目はお魚が画面にたくさん出てきて魚の摑み取り状態でした。 姉妹仲良くのご褒美タイムはとても可愛くて、あまりのかわいさに二人のやり取りが見たいのに終わってしまうのが惜しくてクリックするのがもったいないほどでした。 スチルイラストもとてもよくて、二人の仲の良さと好きの気持ちがたくさん伝わってきました。 お話のテンポもよくて、二人の掛け合いもとても面白かったので、プレイ後はもう少し二人を見ていたいなと思いました。 最初から最後まで癒しがギュギュっと詰まった、やさしくて元気いっぱいのあたたかい物語にたくさんの元気と癒しをいただきました。 @ネタバレ終了 癒し成分たっぷりの素敵な作品をありがとうございました! -
うさつくるんかわいいうさぎさんが創造できるという紹介文に惹かれてプレイさせていただきました。 うさぎさんのお耳の長さや体型等が細かく設定できるところに始まり、色や装飾品などもこだわることができて、最初の子は手放したくなくてずっとナデナデしちゃいました。 かわいい~~かわいい~~!! うさぎさんがかわいすぎます~~!! 一番初めに作った子は、この季節もあって三食団子を頭につけ…刺さっ…刺さっ…て?(かわいいけれど心配) 撫でたときや遊んだ時の反応がとても可愛かったです。あまりの可愛さにどうしたって頬が緩んでしまいます。 その後、実績に合わせて解放される新しい色なども試し、一生分撫でて現世送りにしたりと、大変癒されました。 模様や耳の垂れ方まで変更できて、どんな子にしようかと考える時間がとても楽しかったです。 音楽も、やさしい色合いの世界観に調和していて心地よかったです。 とても素敵なゲームをありがととうございました! -
ひらさか町の迷い人迷い人となった主人公の真夏さんと真冬さんの物語、楽しませていただきました。 やさしい雰囲気のグラフィックと少し不穏な気配もする非日常の世界…どんな結末を迎えるのか、最後まで目が離せませんでした。 @ネタバレ開始 真夏さんと真冬さんが無事にひらさか町から帰ることができるかももちろん気になりましたが、北村さんのことも気になってしょうがなかったです。 あなたは、もしや…と。画面の前でそわそわしきりでした。 真冬さんの選択肢の「あきらめる」を壊すときの一連のシーンがとても格好良かったです。 ゲームをプレイするユーザーは基本的に選択肢というものを「(画面の前の私が)選ぶもの」という認識で進めるところ、まさか握りつぶしてしまうなんて、痺れました。 ユーザーが選ぶのではなく、物語の登場人物、もっと言えば〃いまここに生きる者〃が自らの心に従い物語の先を見せる。 この演出の仕方は久しく見ていなかったので、心が震えました。 初見の感動を何度も味わえないのが残念なくらいで、できることなら本作を記憶のないまっさらな状態でもう一度見たいと思わせる素晴らしい力を持つシーンでした。 また、タヌキさんたちがとても愛嬌があって、番外編のときも「この子たちイカサマするだろうな、タヌキちゃんだもの」と不正を期待するという不敬なことを思いながら500円をポンッとかけてみたりしました。人懐っこくてとてもかわいい子たちでした。 最後は無事に帰れたものの、北村さんとはお別れでしんみりしました。 生者と死者では住む世界、いるべき場所が違うということなのだと思い、それぞれの場所でお互い幸せになれたらいいなと思います。 終わった後、とてもすっきりと晴れやかな気持ちになりました。 @ネタバレ終了 この度も、とても素敵な作品をありがとうございました! -
よぉ!今から俺と虫取りに行かねぇか?みんな大好き高橋くんシリーズ最新作、大変楽しみにお待ちしておりました。 今回は注意書きからして面白く、本編はさらにとても面白くて色々な箇所で笑わせていただきました(たまの弱ホラーにビクッ!とするところもありました)。 @ネタバレ開始 冒頭の広告が邪魔すぎるシーン、近頃は本当にあらゆるサイトであるあるなので「それ!」と深く頷きました…。 シャレヤバ山で主人公が体験するシャレヤバなフルコース、大変ぶっ飛んでいて面白かったです。 後々に真実が分かるフラミンゴが出てきたり、実はその正体は…な巨大カブトムシさんなど、次から次に現れるシャレヤバ山ならではの動物や虫さんたちに、入口でゴツイ虫取り網を手にしたことも忘れかけるほど皆さんキャラが立ちまくりでした。 特にフラミンゴさんは鳴き声でしっかり意思表示していて、バリエーションに笑いました。 弱ホラーの記載どおり、上から急にアレが出てきたエンドは「あー!」という声を出して暗転したい感じで、怖くてビクッとしました。 (しかし、この存在が後々に色々な意味で大変なことになって、それに笑うことになるとは、この時は思いもしませんでした。) 実は期待していた高橋くんからの視点、面白すぎると同時にきちんと話が繋がっていて感嘆しました。 主人公視点のあのシーンがここのこのシーンか!となるところが面白く、また帰宅直前に高橋くんがなんとなく雰囲気がおかしくなってしまったところも視点が変わることで「なるほど!」となり、最後のゼブラ置物のベリーダンスがあんな展開になるとは…! なんだがちょっぴり可哀想な気もしますが、申し訳ないですがこの結末には笑ってしまいました…きっと本人もこんなことになるとは露ほども思わなかったに違いない…。 あと、赤い服の女性がサラッと主人公の部屋にいて「なんかいるー!」と突っ込まずにはいられませんでした。 随所にちりばめられた作者様の小さな遊び心や工夫、大好きです。 高橋くんが今回も最高に主人公を大切にする高橋くんで、抜群の安定感と信頼で最後まで読むことができました。 主人公クイズで高橋くんに敵う者はいないですね…! @ネタバレ終了 今回もとっっても面白かったです! 素敵な作品をありがとうございました! -
予めならずして、薄華。リラックスしながらちょっといい話が読みたい―――そんな夜に本当にピッタリな、異なる個と個が人生の一瞬を交じり合わせることへの喜びや深さを感じられる作品でした。音楽やUI周りも素敵でした。 @ネタバレ開始 日本では相当根強いルッキズムを絡めながら恋愛方面でも苦しむレミさんの心情がこまやかに描かれており、もどかしさや締め付けられるような苦しさ、努力してきたと自負する自分の思うとおりに上手くいってくれない人生に対する苛立ち…様々な感情が画面からあふれてきました。 視野や可能性を広げれば、また違ったものが見えてくることを最後は彼女自身が悟りつかみ取ったところが爽やかでした。 イチカさん、大変なイケメンさんでした。 そして、最後の一行が作者様らしくて「ふふっ」と思わず微笑んでしまいました。 人生は何があるか分からないから楽しいですね。 @ネタバレ終了 今年も柘榴雨様の作品をフェスで遊ぶことができてよかったです。 素敵な作品をありがとうございました! -
いつか、この海が凪ぐ日まで。うーちゃんの短編集に続いて、こちらも気になったので遊ばせていただきました。 とても緻密な設定と謎の多い世界で個性が際立つ登場人物の皆さんたちとの会話が面白く、また物語の後半になるにつれて少しずつ明かされていくミナミさんやお父さんたちの関係や真実…最後の一行まで目が離せませんでした。 @ネタバレ開始 珠鬼さんや夷仔さん、ロアさんやカチャさんたち、そしてうーちゃんたちとのやり取りが時に面白く、時に胸に重たくのしかかってくる物語でした。個性的な皆さんが次から次に登場するので、新たな方が画面に出演されるたびにどんな方だろうかとワクワクしました。 一番初めは機械のような無機質さだったライカさんが日々を重ねることで少しずつ心の機微に動かされていく姿は見ていて気持ちよく、同時に知ったからこそもう元には戻れない、本来の自分の在り方には戻れないという部分を見るのが後半に行くにつれて苦しいときもありました。 ミナミさんの言動や態度に怒りを感じているシーンは、個人的に本作屈指の胸が熱くなるシーンでした。 これが数十分前まで世界番地42番を消し去るという目的で来たはずのライカさんの心境の変化…! ミナミさんに対するライカさんの思いに画面の前でクリックするユーザーも感情移入が止まりません。キャラクター紹介での好き嫌いを見た時も胸が熱くなります…。 上野哀次さんだけキャラクター紹介よりもワードの上野一族のインパクトが強すぎて「それはうん…なんかちょっと頭というか人格とか色々と大変なことになってしまうわ…」と納得でした。ミナミさんもお生まれが壮絶すぎる…。 各キャラクターのプロフィールもとても興味深く、さらにワード内の様々な謎もとても気になりました。 いつか遠い遠い未来、ライカさんの心の海が凪ぐ日が来るように願います。 あまりにも長い長い時間が必要かもしれませんが、幸いにも時間がある方ばかり…ライカさんはもちろん、協力者の皆さんがまたミナミさんに出会えますようにと思いました。またみんなで食卓を囲んでほしいです。 @ネタバレ終了 海の波の音がとても切なくなる素敵な作品をありがとうございました! -
うーちゃんはきみのともだち。様々な事情や境遇の方に寄り添い続け「ともだち」であるうーちゃんの物語、そして寄り添うだけではないうーちゃん誕生のお話など、最後まで楽しませていただきました。 @ネタバレ開始 戦場で生きる方や捨てられた赤子、寝たきりの方…あるいは死体の山になってしまった方…。 ありとあらゆる方のともだちであるとてもやさしいうーちゃん、毎日そこかしこで争いや殺人や理不尽が起きる世界でみなに親しまれるうーちゃん。 そんなうーちゃんですが、誕生まで読むと複雑な気持ちになりました。 夏々智さんの話など、うーちゃん自身がどのように誕生したのかの話はとても興味深かったです。 産みの親と子どもを愛せなくなった親…うーちゃんが想像以上に重たい誕生を抱えていて「本作はとてもやさしい話でした」と言い切れないところがビターでした。 誰に愛されても、それこそもしかしたら世界中の人に愛されても親にだけは愛されないという状況、うーちゃんが報われなさすぎる大変難しい世界ですが、ある意味それは私たちの現実でも当然のように起きていることなのかもしれないと思うと…胸にくるものがありました。 うーちゃんがともだちである方々が、うーちゃんを大切にしてくださることを願います(もうできない人もいますが…)。 @ネタバレ終了 ほんわかやさしいだけでは終わらない、重みもある物語たちでした。 素敵な作品をありがとうございました!
