ソルトのレビューコレクション
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もんだいがある▼入学直後に不良に呼び出されたと思ったら告白された!?コミカルな乙女ゲームです。個性派揃いの男の子たちと主人公の会話が面白くて、思わずふふっと笑ってしまいました。癒されます。 @ネタバレ開始 個人的には須崎くんがイチオシです。立ち位置としてもメインヒロインですしね。ええ、ヒロインです。まっすぐで、不器用で、一生懸命で、泣き虫で、一途で、可愛すぎる。 おまけまで見たのですが、バッジは獲得できず。うーん、まだ見落としているルートがあるなら心残りです。見れた方がいたらこっそりコメントして頂けないかな、なんて。 @ネタバレ終了
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とある惑星の記録(No.S-01)どこかの惑星の記録を受け取る短編SF(15分程度)。物語の構成が秀逸で、本当に記録を受け取ったかのような感覚でした。また、断片的に語られる3つの記録が、時代の流れを感じさせ、しんみりとした気持ちになりました。もっと知りたい、読みたいと思う素敵な作品でした。
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愛しのフランケンシュタイン幻想的で優しい雰囲気のロー・ファンタジーの探索ADVです。 主人公は錬金術の結晶、人造人間の少年アダム。彼はどんな願いのもとに生み出されたのでしょうか。 とにかく魅力的な作風なので、触りだけでもプレイして頂きたい。好みに合えば宝物になること間違いなしです。 私にとっては好みど真ん中だったので、ワクワクしながらプレイし、実際期待以上でした。 他の多数のご感想にある通り、ストーリー、イラスト、BGM、キャラクタ、システムなどなどどれを取っても素晴らしいし、相互に調和しています。 他に付け加えるとすれば、細やかな選択肢が印象的です。プレイヤー毎の思いが反映できることで物語に引き込まれます。 それでいて、アダムの人柄の芯はブレず、「アダムならそう言うだろうな」という自然さもありました。 能動的に物語を楽しみたい人、色々な反応を見て楽しみたい人におススメです。
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graduationメインシナリオ+12話の作中掌編から成る合計2時間弱の短編ノベルゲーム。同じテーマに対して作者さん毎のカラーが出ているのが面白かった!日常、青春、恋愛、悲劇、ファンタジー、等々。全体的に演出に力が入っており、フルボイス、OPムービー、豊富なイラスト、作品別画面デザインなど、エンターテイメントとして素晴らしいです。 シナリオは様々かつワンシーンのみの掌編なので好みが分かれると思いますが、個人的には、「さよならのカエルさん」「結局いつも通り」「好きって言って!」「落ち葉の刹那」が好きです。全体を貫くシナリオが、12話の掌編が生み出された背景を気にさせるものになっており、続きが気になる良い構成でした。 @ネタバレ開始 「さよならのカエルさん」 シチュエーションがとても好きです。ファン視点からは密かな応援が確かに届いていた感動、アイドル視点からは3年越しで外へ出る勇気を与えられた実感がとても美しかったです。 「結局いつも通り」 これは地の文がないので、まさにフルボイスであることで良さが協調されていたなと思います。切なさを含んだ他愛もない会話が自然で印象深い。 「好きって言って!」 ドット絵での演出がとても良かったですね。シチュエーションはテンプレなのですが、おかげで掌編でもすぐ設定が分かりました。 「落ち葉の刹那」 一番切ない気持ちになりました。勇気を出して想いを伝えるお話だと思いきや、ある種過去との決別、けじめのような気持ちだと思うと。 @ネタバレ終了
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エレベーター ~性格不安定な僕とみよちゃんの物語~レトロなコマンド選択式アドベンチャーって、私は世代ではなく、ポートピアくらいしか遊んだことがないのですが、本作は現代のクオリティでハイレベルに再構築された「レトロ風」ゲームだと感じました。 差分が多く、表情豊かで良く動くドットグラフィック、雰囲気にマッチしたピコピコBGM、ベストエンドのエンドムービー、プレイし易さ◎、などなど魅力たっぷり。 ストーリーは、表題通り性格不安定な主人公に対する冷静なみよちゃんの対応が面白く、スイスイ進められました。次はどんな性格になるのかなというワクワク感があります。 この極限状態でぼんじんのままでいるのが一番難しかったです。 大変楽しいゲームをありがとうございました! @ネタバレ開始 DL後にテストモードが追加されていたので再DLして拝見しましたが、色々なセリフが聞けてとても楽しい!けいべつしているときのみよちゃんのセリフが辛辣! @ネタバレ終了
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振り返ってはいけない道ほんの5分ほどでしたが、めちゃくちゃ怖かったです。 シンプルな語り口、不安を煽る音声、主人公の焦りを表現した選択肢、いずれもジワジワと恐怖を感じさせてくれました。 最後まで振り返らないと思っていたのに、最後の最後で好奇心に負けて振り返ってしまった。 秀逸な作品でした。
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嘘つきジョアンナと春の雪
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ティラノフェス2020オープニング
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嘘つきジョアンナと春の雪これも嘘、あれも嘘。「嘘」ばかりの内気な少年の心に「本当」が溢れていく。 出会いをきっかけに世界が色付く過程を描いた、心温まるお話でした! お話については何を書いてもネタバレになりそうなので後で。 イラストがとても可愛らしく、表情豊かで好きです。 表情だけでお兄ちゃんの包容力とまきおくんの素直さが伝わってきます。 そして何といっても演出に力が入っています。 ここぞ!という場面で臨場感を高めてくれる挿絵と演出、ノベルゲームの醍醐味ですね。 素敵な余韻の残る物語をありがとうございました。 @ネタバレ開始 まきおくんが手を差し伸べるシーンでガッチリ心を掴まれました。 さらに中央公園へ2人だけで来てこれを見せたかったと。 何の裏表もなく、休みの理由を聞くでもなく、男前すぎる。 このシーンの花の箱庭の一節と、それを見事に表現するイラスト&演出も大好きです。 そして、スイトくんの涙が綺麗すぎてもらい泣きしてしましました。 最期にスタッフロールなどがなくタイトルに戻るのも素敵でした。 「嘘つきジョアンナ」は最初から結末を暗示していたこと、「春の雪」はダブルミーニングであることを再認識して、ハッとなりました。 2人仲良く、いつまでも幸せであって欲しいなあ。 @ネタバレ終了
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かみかくしの夜タイトルとキャッチコピーに見事に釣られましたが、雰囲気やシステムは踏襲しつつ、しっかりとオリジナルシナリオで面白かったです!全エンディング拝見しました。本編、回想、おまけと異なったテイストで楽しめるのがとても良かったです!