ねこの/milkcatのレビューコレクション
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その恋、暫定につき、その恋、保留につき、の続編。暫定につき、 前作からの圧倒的クオリティをそのままに、主人公の切り替えシステムでより多角的にシナリオを楽しめる作りとなっています。 ストーリーの流れとしては、保留につき→暫定につきではありますが、どちらからプレイしても楽しめると思います。前作未プレイで今作をプレイして気に入った方は是非前作もプレイしてみてください! さて、私自身は前作をプレイ済みで姪浜ちゃんが大好きという自分語りから入りますが、今作の事前情報から姪浜ちゃんを攻略できるとのことでプレイを始めたら姪浜ちゃんルートを真っ先に見ようとウッキウキで思っていました。 ですが、いざゲームを始めてみると、シナリオ導入部分が翼ちゃんルートからの開始となってそこからほかに分岐できる作りになっているのですが、この翼ちゃんルートの続きが気になってしまいそのままクリアしてしまいました。 翼ちゃんルートだけの話ではないのですが、とにかくシナリオ序盤から掴みが非常に強く、小分けされたお話のテンポが素晴らしくいいので没頭感が半端なかったです。 @ネタバレ開始 本当滅茶苦茶面白かったですね。語彙力バイバイ。 本作もサービスシーンが沢山あって嬉しかったです。 特に翼ちゃんの太ももに挟まれてる構図の絢爛たるやいなや、額縁に飾って家宝にしたいくらいです。今すぐしましょう。 和子ちゃんは、何かがかみ合えば幸介くんとまた違った関係になれたのかもしれないよね、と思うと切ないですね。 仕方ないので間をとって私が引き取りましょう。その時は黒髪でお願いします。 全エンドエピローグにて会長が言っている「キミ」が終焉にての主人公ですべての謎を解き明かしてくれるのでしょうかね? もう今から楽しみで仕方ありません。期待しております! @ネタバレ終了
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バウンドケーキでまたお茶を主人公、川上駿が気が付くとケモミミ世界にいたという異世界転移もの。 転移先で無双、というわけではなく、その世界は元にいた日本よりも技術が進んだ世界で……。 ヒロインで犬耳の四ノ原蒼梨花ちゃんに、「にゃんわんわーるど」のことを教わりながらお話が進んでいく学園ラブコメ物です。 紹介スクリーンショットにビビっと来た人は是非。 後半の選択肢で2つのエンディングに分岐。二時間ちょっとで2ルート読了しました。 私も異世界転移したらアリカちゃんに拾われたい。 @ネタバレ開始 エンジンを止めるエンディングの「元の」が「前の」に変わったという駿くんの心情変化、先に発信させる方を見ているとなにか感慨深い物がありました。 くそー、学園内でイチャイチャしやがって、永遠に爆発しろください。 @ネタバレ終了
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兄と妹のなぞなぞ遊び!可愛い妹ちゃんと楽しくなぞなぞ。 兄の突っ込みがキレッキレで笑わせてもらいました。 しかし所々闇深そうな発言してませんか!? 私はQ8くらいから苦戦してヒントや大ヒントを見てしまいました。 15と20はいくら考えてもわからずに先生を頼りましたが、答えがわかると「ああああああ」となりました。ぐやじい。 @ネタバレ開始 Q18で微笑みの爆弾って答えたら普通に違いますって言われました。うん、そりゃ違うよね。 @ネタバレ終了 久しぶりのなぞなぞ楽しかったです!
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カピバラとあそぼう!カピバラしかいないカピバラランドでカピバラ好きの主人公、狩皮男(かぴお)がカピバラと触れあるほのぼのゲーム。 カピバラですよ。間違えないでくださいね。カピパラやカビパラではないですよ。カピバラです。げっ歯類かわいい。 ストーリーを進めるうえで選択肢を間違えるとゲームオーバーになりますが、その場合自動的にゲームーオーバー前の選択肢へ戻ってこれる親切設計です。 @ネタバレ開始 カピバラしかいないはずの施設なのにしれっとマーラが解説に出てきて笑いました。 しかし、動物が当然のように喋る世界観だと思ったらそうではないんですね……! カピバラランド、実在するなら是非行ってみたい。一緒にゆず湯温泉とか入りたい。 @ネタバレ終了 カピバラさんが大好きなのでほっこりしました。
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スクールシャークB級サメノベルということで、恐らく元となったB級サメ映画は専門外なのですが僭越ながらプレイさせて頂きました。 この分野は素人で申し訳ないのですが所謂B級サメ映画は、サメと自然が一体化して人間に襲ってくるタイプ(シャークネードなど)や、サメそのものが独自の進化を遂げて凶悪になり人間を襲ってくるタイプ(ダブル/トリプルヘッド・ジョーズなど)や、ほかの生き物と合体して人間を襲ってくるキメラのようなタイプ(シャークトパスなど)や、特定の条件下でのみ無敵の力を発揮し人間を襲ってくるタイプ(ゴースト・シャークなど)と、常識にとらわれない自由な発想と幅広い設定が特徴の映画ですが、本作でもその特徴を押さえたサメが無力な人間を襲ってくるという様式美に沿った物語となります。 @ネタバレ開始 本作のサメは、一番最後の「特定の条件下でのみ無敵の力を発揮し人間を襲ってくるタイプ」に該当するサメでした。 展開としても特に終盤はB級サメ映画特有のそれでいいの?感が漂う解決へ持っていくあたりサメ映画感あって良かったです。 しかし登場人物全員見事にアレですね……!目的を果たす為なら人命なんてなんとでもないぜ! 渡辺先生、最初はどこか教師に対して熱い物を持っていてそれを貫く良い先生なのかな?と第一印象でしたが全っ然違いました。 あと私は中居ちゃんに罵られたいです。 @ネタバレ終了
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ティラノフェス2021オープニング
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少年カンテラとハイツコールいつものことながら世界観の表現が素晴らしい作品でした。 キャラクターデザインから背景、UI、演出、フォントやセリフ回しのチョイスがどれも絶妙で、ゲームを起動してすぐにその世界に引き込まれました。 どうやったらこのセンスが生まれてくるのでしょうかね……? そしてキャラクターもいつものことながら濃い!笑 @ネタバレ開始 制限時間1分のステージを5種類クリアがゲーム本編……のはずですが、その後に出てくるおまけ要素の方がはるかに長い時間を遊ばせて貰いました。 ポケベルはギリギリ世代だったのですが、ド田舎だったためか、その語呂合わせは知りませんでした。25年くらい前に知っていたら使っていたのに! モトイ兄さん、おまけでカウントダウンを表示させる茶目っ気を見せてくれるんですが、ミニゲームのクリア方法がわかりませんでした……。 って書いた時点で補助サイトの存在を思い出して今クリアしてきました!ミニゲームコンプリートです。 バッジの実装をお待ちしております。 @ネタバレ終了
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THE MAGIC CRAFT エピソード2RPC(ロールプレイングコミック)という新しいジャンルへの挑戦という熱意が込められた作品です。 その熱量はとんでもなく、なんと全編フルカラーのマンガでシナリオが展開し、そのストーリーからも少年漫画の熱さを感じられます。 バトルではしっかりとターン性RPGの戦闘が楽しめ、アイテム回収やイベント回収のやり込み要素などもあり、遊び尽くそうと思うとかなりのボリュームがあります。 初めはEasyモードとNormalモードが選択できますが、シナリオを楽しみたいという方は無理せずサクサク進めるEasyモードをお勧めします。 @ネタバレ開始 私は初めにNormalモードでプレイし、序盤で詰まったためEasyモードでやり直しました。 Easyモードでコツがつかめたので、クリア後解放されたHardモードのノーミスクリアを目指してプレイしました。 最終的に、プレイ開始から終わりまで約5時間くらい(Normalモード中断~Easyモードクリアで約1時間、Hardモード約4時間)プレイし、最終スコアはバトル負け回数0回で34620点でした。 下記はここまでやり込んだ上で、ここがこうだったらもっとプレイしやすかったな、と個人的に思ったことの羅列となります。 (あくまで個人的になのでご参考までに…。現時点でも作画枚数やシステムなど十分に作り込まれている為、わかっていてもここまで手をまわしていられないなどの事情はあるかと思います。) ・マップの位置関係が覚えづらい →私の記憶力の問題ではあるのですが、なんなら今でもどこをクリックすればどこに行くかを完全に把握していないです。 こちらの関しては移動可能なクリッカブルの色を移動先と合わせるなどで解消しそうです。 例えば赤いクリッカブルの先のマップに移動した場合、赤で元の場所に戻れるような配色。 (欲を言えば、マップの全体像も序盤は掴みづらいため、全体マップが画面のどこかに表示されていると、より分かりやすいと思いました。) ・ストーンショップのレスポンスが悪い →Hardモード攻略時、希霊石はほとんどストーンショップで購入したのですが、ボタンが表示されてから実際押せるまでにタイムラグがありストレスがありました。 単純にレスポンスがよければ気にならなかったかもしれませんが、まとめ買いができると嬉しいと感じました。 また、細かいところですが店主の「希霊石なら少しある」的なニュアンスの台詞が「購入制限あるのかな?」と感じHardモード攻略時に若干のストレスになっていました。下手をするとそのプレイスタイルだと途中で売り切れたら詰みかねなかったので…。 ・演出のスキップがそこまでスキップしてくれない →効果音などのWAITの度に止まるため、思ったよりスキップが機能していないことが多かったところが気になりました。 またその他に、レアアイテムゲット時やファストトラベル使用時などの何度も見る様な演出もできればサクサクスキップしたいところでした。 オプションなんかでそれらがスキップできる設定のON、OFFが選べると非常に嬉しいところです。 (かなり無茶振りではありますが…。あと更に無茶振りを言うなら、バトル演出のスキップ、もしくは演出速度の倍速設定なんかができるととても…嬉しいです…) ・セーブ、ファストトラベルあたりの良くアクセスするコマンドが遠い →通常画面にショートカットボタンがあると嬉しいなと思いました。 ・アイテム一覧画面 →一覧の時点で現在の開発LV及び所持数がアイコン上に表示されているといいなと思いました。 またその他に、多くの人が初めに選びそうなNormalモードでも、序盤は(下手をすればEasyモードでも)かなりシビアなバランス調整となっている為、ここでリタイアしてしまう人が少なくないのかなと感じました。 @ネタバレ終了 面白かったです!エピソード3楽しみにお待ちしております!
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そして僕らは世界を壊す周回プレイ必須の上、セーブロードが出来ないという仕様の本作ですが、既読スキップや既読の文章は色が変わっているなどの配慮があるためプレイしやすかったです。 また、その周回にも意味がある構成となっています。是非、最後まで読んで欲しい作品だと感じました。 主人公の危うくも繊細な心理描写、美麗なスチルはどれも目に焼き付きました。 @ネタバレ開始 既読の仕様に関しては前述の通りですが、欲を言えば文章量のある作品ですので、タイトル画面などでコンフィグを設けてメッセージ速度の変更ができたら個人的には嬉しいなと思いました。 3周目くらいで「あ、これ何やっても救えないヤツ」と感じつつも、タイトルの意味や、少女視点の語りがどう繋がってくるのか気になって読み進めていました。 ですので、「僕ら」の意味が明確に分かった時は鳥肌が立つと同時に何とも言えない気持ちになりました。切ねぇ。 @ネタバレ終了
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螺旋卵形線チェルアルコ朝から8時間ぶっ続けでプレイして目がショボショボしているところです。 全エンド回収、あとがきまで読みました。 とにかく物語の構成が素晴らしく、人物の繋がりや背景、世界観の全てがうまく絡まり合った作品でした。 @ネタバレ開始 序盤はモナカちゃんの性格もあり、もう少し軽めのお話なのかな?と思っていたのですが、とんでもない(笑)とても重厚なストーリーでした。 物語を進める度に、様々なエンディングを見る度に新たな繋がりと奥行が見えてくるという作りが本当に巧みだと思いました。 そしてあとがきを見る限り、ある程度勢いで書いたこともわかってさらに驚きました。いや、大筋のプロットは最初からあったんでしょうけど!…流石になきゃ無理だよね? 逆にこれだけのものを2年で作り切ったことは物凄いと思います…。 フェルシニー→ルーシャ→ロクス→カナラール→クリス の順番でエンディングを見たのですが、カナラールエンドでわかる真実がかなり衝撃的だったので、この順番でプレイ出来て良かったです。 キャラクター的にはロクスさんが推しですが、フェルシニーさんが時々放つタラシ言葉もたまんねーっす。そりゃモナカちゃんも落ちる。 あとロクスさんのエンディングのあのスチルを見た時は、モナカちゃんの状態を何度も確認していました。 ロクスさん、登場の時点で絶対に敵側の人間だろコイツとか思っててごめんなさい。 @ネタバレ終了 これだけ奥行がある作品なので正直、一回読んだだけでは理解しきれていない部分がまだまだあるので、またいつか再読したいなと思っています。