ハルノサクラのレビューコレクション
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サリエンシープレイしました。今までの作品で一番小説感があったなあというのが第一印象です。文章がきちんとしていて、おっと思わせる表現も多々あり、それでいて喜怒哀楽の感じられない語り口が不気味で、作品独特の空気感がうまく醸し出せていたように思います。キャラクターのどこまでも透明な表情が魅力的な作品でした。
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嘘のように、赤い空の下でプレイしました。「ヤンデレ妹~」ではすっかり騙されたので今回は丁寧に読み進め、問の章の時点で真相に気づけてガッツポーズ、うおっしゃああと一人で叫んでいました。どうもこんにちはアホなハルノサクラです。 しかし二人が出会う時が夕焼けである理由には思わず声が漏れました。なんて美しく文学的できれいなタイトル回収でしょう。該当のシーンを振り返るだけで心に重石が乗ったような気分になります。ヒトの心を動かすとはこういうことを言うのですね。面白かったです。
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臨界天のアズラーイールプレイしました。いろいろな宗教を混ぜてごった煮にしたような世界観がとても新鮮でした。何か色々プレイ中もレビューで言いたいことがあったはずなんですが、最後のCGで全てが吹っ飛びました。
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超朝が弱い僕を起こしてくださいラブコメとSFを足して2で割ったような不思議な作品でした。ストーリー選択画面では22人のヒロインからストーリー選ぶことができ、なかなかユニークなゲームシステムだと思いました。朝が弱い主人公を起こすという同じシチュエーションでありながら、個性的なキャラクターと一人ひとり違ったストーリーを味わえて楽しめました。個人的には舞織ちゃんが好きです。
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初恋は年齢天秤の中でプレイしました。小エピソードの具体性と説得力(ハナビと夏乃がゆっくりと交流を重ねていく様などなど)が上手で、とても丁寧だと感じました。それらの巧みな積み重ねがあって、そしてそれを「年齢」や「大人と子供」といった大きな主題につなげていけるのが羨ましい、いっそ恨めしいくらいに面白かったです。
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僕の愛する三匹プレイしました。「アイコンが犬だしひょっとすると作品も犬がテーマだったりして」などと常々思っていましたが、まさか本当に動物が出てくるとは驚きでした。 「小説を書く」という話なのに「書く」ではなく「描く」という表現を使っているところが、とても表現者らしくて個人的なお気に入りポイントです。作品自体の雰囲気ものんびりとしていてとても心地よかったです。
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ヤンデレ妹は愛したいっ!プレイしました。プレイせざるをえませんでした。だってタイトルにヤンデレ妹とかあるんだもん。 文章がうまいなあと、ワンクリックするたびに感じてしまう作品でした。特に地の文をおろそかにすることなくきちんと書ききっていて、大きな展開の変化にも置いていかれることなくプレイできました。 おっぱいが大きくてとても好み。
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BRADLEY(ブラッドリー)プレイしました。初見で英詩が出てきた時はなんのこっちゃと思いましたが、二周目でゾクッとしました。果実としての、あるいは夕日としてのオレンジというように多義的なモチーフが作品に深みを与えていたように思います。全然解釈違ったら申し訳ないんですが、「幼女性」を「沈みゆく夕日」に仮託していた点が心にズガンときました。
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Dearプレイしました。何よりシステムがすごい、というのが第一の感想です。スマートフォンのアイコンや教室のアイテムを選択肢に使ってゲームを作るという発想が、まず普通は思いつかないし、よしんば仮に思いついたとしてもそれを実行できるだけの力がないのが実状。それを難なくこなしているところにはため息を漏らすよりほかにありませんでした。 シナリオもここまで膨大な分岐を作り出すだけの力量に、脱帽です。
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マサユメテンシヒロインの三和子(美羽)ちゃんがかわいい! ということでファンアートを描かせていただきました。 演出が凝っていてクオリティの高さを感じました。素敵なお話をありがとうございました。