ハルノサクラのレビューコレクション
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肉まん葉集~例えばこんな桃太郎のお話~プレイしました。何だこれ(驚愕)、何だこれ(興奮)! 触手の分類に始まり、おとぎ話をエロティックな現代調に上手く落とし込んだその手腕には感服しかありません。そして唐突に始まる乙女ゲーム展開によって生み出される物語の落差。たまらないです。どうしてフェス中にプレイしなかったのか、後悔しかありません。
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アリバイの精度 ~天利探偵助手の事件簿~プレイしました。無音。圧倒的無音。キャラもシルエット。なのに分かる。読める。そして面白い。すごい。 表現力の底知れなさを垣間見た作品でした。単純な構成で、人物たちの性格や関係性についても多くを語らない、それによって逆に多くのことをプレイヤーに考えさせる、想像の余地を巧みに利用した作品でした。
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むいむい。プレイしました。ぷよぷよみたいなゲームかと思ったら全く違いました。 ところどころで覚えたシナリオの違和感がそのまま物語の核心へとつながっており、その核心に迫るシーンでは違和感のすべてが氷解、勢いをそのままに最後まで読み進められました。穏やかなBGMと澄んだ音色のSEがとても魅力的で、作品の静謐な、けれども熱情的な雰囲気を見事に高めていたように思います。
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憧れの先輩と推理クイズで以心伝心しちゃうかもしれない。プレイしました。心が乙女になる……! 憧れの先輩というものだから先輩しか見ていませんでしたが、まさかの後輩登場にビックリしました。そしてタイトル画面を見返して後輩君を見つけて二度目のビックリ。頭を使うゲーム要素に、それを使って描かれる5つの青春。冒頭の文章が清流のように滑らかでうっとりしました。
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#こっち向いて_めごちーvプレイしました。何だこれは……今までタイトル画面を見るたびに画質悪いなとか思ってたハルノサクラはバカですか。 シナリオ、イラスト、システム……どれも逆立ちしたって真似できない面白さでした。もう本当に感嘆するよりほかにない作品です。
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たとえ明日が晴れなくても。プレイしました。あっ、ダメっ、BGMしゅごいのぉ。 シーンごとの文章量がどれも上手い具合に「良い加減」で、多すぎもせず少なすぎもせず、たいへん勉強になりました。天気のモチーフも終盤の主題に絡んでおり、秀逸です。そして何といってもBGMが非常に素晴らしく、物語の感動をより一層高めてくれました。
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はるのうみにしずむプレイしました。つい1ヶ月前までヴィトゲンシュタインについて小論文を書いていた私になんとタイムリーな作品であったことか。 とにかく面白いゲームでした。作中に出てくるモチーフと物語とが見事にマッチしており、丁寧な心情描写も綺麗でした。ただただ唸らせられてしまった作品です。
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ヘブンズ・ロワイヤルプレイしました。わらび餅とピザとお茶要素はどこ…? ノベコレの中では比較的長い作品ということで、しっかりと身の詰まった重厚なストーリーだったように思います。なんだかんだでずーっと戦っていたので、いざロワイヤルが終わろうという場面ではプレイヤー自身も「ああ、ようやくこの長い長い戦いが終わったんだなあ…」としみじみと感慨に浸れることができました。また多くの魅力的なキャラクターが代わる代わる登場するので、画面上が非常に華やいでいて、見ているだけでも楽しかったです。
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その恋、保留につき、
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美しき人