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アクアポラリスのレビューコレクション

  • ヴァンパイアホテル(Cigarettes&Chocolate)
    ヴァンパイアホテル(Cigarettes&Chocolate)
    1時間くらいでエンディングまでたどり着きました。 インドで自分探しをするお話です。 主人公の古橋はタバコ好きで、どことなくダウナーな男。 インドへ旅行に来た彼の前に現れたのは、毎日小話を要求し、謎に点数を付けてくる女の子、サマリだった……。 最初はどちらの意図も読めない状態でしたが、読み進めていくうちに、少し不思議で、しかし妙にリアリティのある本作の世界観にハマっていきました。 古橋は普通の人かと思いきや、選択肢によっては突然意味不明……個性的な話を初めて、容赦なく低得点を付けられやがります笑 @ネタバレ開始 そして、気を抜いたらすぐに環境保護活動家になってしまうのです……。 ビザを盗まれて可哀想だと思っていたら、普通に不法ビザで入国しているし……。 @ネタバレ終了 厄介な男ですね、まったく……笑 変な選択肢も含め、テキストが面白くて、笑えるシーンが多かったです。 それでいて、しっかりとテーマもあって「おっ」と思わせてくれるセリフもあり、いい塩梅でした。 @ネタバレ開始 マリオの、 『人は求めるものを見つけられるまでが「旅路の半分」なのでしょう。残りの半分は、それに向かって歩くこと』 というセリフが、個人的に好きでした。 なんだか、前向きになれる言葉だと思います。 @ネタバレ終了 サマリ達との対話を通して、「物語を紡いでいくノベルゲーム」でした。 素敵な作品をありがとうございました。

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  • エンドレス・オーバーホール
    エンドレス・オーバーホール
    作者様のアンドロイドへのこだわりと愛を感じる作品でした。 庵→大地→マニカ→詠の順で読みましたが、 4人のルートそれぞれに明確なテーマがあって、 どのルートでも「アンドロイドならでは」のストーリーが展開されるため、 たっぷりと世界に浸ることができて楽しかったです。 優しさ、温かさを感じるシナリオも個人的に好みでした。 また、イラストや設定は全体的にディティールに凝っており、 メカ好きにはたまらない作品なのではないでしょうか!? @ネタバレ開始 ・庵ルート 最初は、「突然現れてなんだか感じの悪いヤツだなー」 なんて思っていたのですが、 物語が進むにつれてだんだん彼のことが好きになっていきました。 確かに、"モノ"であれば使い捨てを前提に作られていても不思議じゃない。 でも、使い捨ての物に愛着が湧いて、ずっと直しながら使い続ける……なんてこともありますよね。 彼がモノであろうが、ヒトであろうが…… これからもそこに在り続けていてほしいなぁと素直に思いました。 彼の意思とは関係なしに挨拶が発動してしまうのが、アンドロイドらしくて面白可愛いかったです。 ・大地ルート アンドロイドを「製品」と考え、他の機械と同じように品質を担保する。 アンドロイドは「人と同じ」と考え、その尊厳を大切にする。 どちらにも理はあるし、問題点もあります。 でも、やっぱり私は、相尾製作所のような企業を応援したくなるなぁと、しみじみ思いました。 やっぱり、優しさです……優しさが大事……。 ・マニカルート アンドロイドは年を取らない。 当たり前のようで、結構決定的な違いですよね。 人にはライフステージがあって、未来へ進んでいく感覚があるけれど、アンドロイドにはそれが無い……。 それを少しでも疑問に思ってしまった瞬間、もう今までの在り方のままではいられなくなる。 ……ボディを換装! そういう手もあるのか! マニカちゃんが前向きに未来へ歩んでいけたようで、よかったです。 ・詠ルート 「アンドロイドは人を傷つけない」というのは、大前提のように思いますが、軍用だけは事情が違う。 人を傷つけるために生まれた"兵器"……最初から、設計思想が真逆なんですよね。 それでも、感情があれば必ず葛藤は生まれる。 平和を願うことのできる詠ちゃんなら、きっと良い未来を築いていける。 そう思わせてくれる、温かいエンドでした。 @ネタバレ終了 設定と世界観、そしてその魅せ方が見事なゲームでした。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • Paranoia: A Reportage
    Paranoia: A Reportage
    1時間20分くらいで読了しました。 純粋なエンタメというよりは、 警告文の通り、まさに「倫理を問う」お話でした。 思想、哲学とかが好きな人ならハマると思います。 システム面が非常に丁寧に作られており、 全体を通して遊びやすかったです。 また、攻略難易度はやや手強いくらいで、 (どうやってBADを回避する……?) と、考える楽しさがありました。 @ネタバレ開始 クリアした後は、初めてノベコレバッジの「捨てる」機能を使うか悩みました笑 (もちろん、捨てませんが……!) いやはや、ヤバいバッジを押し付けられてしまったものです……。 エンディング後にちゃんとTIPSを読んでおらず、 適当に希築さんに突撃してしまった結果、門前払いを食らいました……笑 ちゃんとどうすればいいか教えてくれて、 こういう所も丁寧に作られているな、と感じました! 私は二ツ神さんのように探求心もなければ、 眞宮くんのように正義感もない根無し草なので、 癲狂院には近づかないでおこうと思います。 精神を持っていかれないために……。 @ネタバレ終了 色々考えさせられながら、ゲーム性で楽しませてくれる作品でした。 素敵な作品をありがとうございました。

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  • 葛の溜息
    葛の溜息
    50分ほどで読了しました。 とにかく完成度が高く、全体的に綺麗にまとまったSF作品でした。 まず特筆すべきは、なんといっても美麗なイラストでしょう。 パステル? クレヨン? でしょうか。 画材にはあまり詳しくないのですが、 とにかくふんだんにイラストが使われていて、 その全てのクオリティが高いので、 ただ眺めているだけで心地良かったです。 本作はノベルゲームには珍しく、縦画面で構成されているのですが、 この構図、UIが非常に素晴らしく、 キャラクターの全身、そして背景の葛が綺麗に画面に収まっており、 全ての場面が1枚絵として完成しているところがすごく好きでした。 @ネタバレ開始 背景のノウゼンカズラが少しずつ花開いていく描写など、 演出面も非常に凝っていると感じました。 @ネタバレ終了 また、ストーリーもしっかりSFしていて楽しめました。 ノゼとハツユキの対話を通して、少しずつ謎が明らかになっていく構成が見事でした。 全体に漂う、どことなく退廃的で、でも優しい…… そんな雰囲気がとても素敵でした。 素晴らしい作品をありがとうございました。

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  • ひらさか町の迷い人
    ひらさか町の迷い人
    あらすじとタイトル画面に興味を惹かれたのでプレイしました。 ひらさか町の夕暮れの雰囲気がよかったです。 設定としては「きさらぎ駅」的な導入ですが、 そこまでホラー寄りではなく、どこか懐かしさや温かみのある感じでプレイしやすかったです。 @ネタバレ開始 「あきらめる」を破壊する所の演出はノベルゲームっぽくて好きでした。 カットインの表情差分の密度が高くて丁寧な仕事を感じました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • 七王子ブラックタイガー
    七王子ブラックタイガー
    3時間弱くらいで全ENDコンプしました。 まず結論から言うと、泣きました。 シナリオと曲の相乗効果で……。 これこそがノベルゲームの醍醐味ですね……プレイしてよかったです。 女の子たちとわちゃわちゃバンドをするだけの話……ではありません! 青春は青春でも、学園青春ではなく、むしろモラトリアム的な青春(?)です。 OPの曲が、まさにその雰囲気を表していました。 序盤のノリこそ軽いですが、後半はかなり深いところまで抉ってくる作品なので、しっかりした物語が読みたい方にオススメです。 @ネタバレ開始 自分も欠けたところがあり、逃げ続けている空虚な人間なので ラストの夜の海のシーンはぶっ刺さりました。 弱いんです、ああいう……欠けた人間が集まって、小さな光が見えるような……そういう展開に……。 あのタイミングでコーくんの声が出るの、非常によかったです……。 そして、そこからのあのエンディングの歌……! これまで何度も聴いてきた、タイトル曲のボーカル版……! 最高の演出でした。 映像もすごく良くて、鳥が飛び立つカットが特に好きです。 EDムービーが物語に華を添えて、綺麗な終わり方でした。 @ネタバレ終了 特に最後のENDが素晴らしいので、 ぜひシークレットバッジまで取ってほしい作品です! とても素敵な作品をありがとうございました!!

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  • スクリーンメモリー
    スクリーンメモリー
    3時間30分程度で読了しました。 シナリオ構成が秀逸な作品でした。 謎がどんどん提示されていき、最後に伏線が回収されて全貌がわかるタイプの物語が好きな方にオススメです。 序盤からどことなく不穏な雰囲気が漂っていましたが、 中盤以降、その真相が次々に明らかになっていく展開は 衝撃と納得のダブルパンチで、圧倒されました。 @ネタバレ開始 登場人物はなかなかにぶっ飛んだ人間が多く、面白い……興味深かったです。 精神に難ありな人物が多い中、まともな大人である資純さんの存在は癒しでした笑 あと、倖司さんも……最初、半信半疑でごめんね……。 しかし、「まとも」というのも一側面から見た感じ方でしかなく、 妄執にとらわれていただけで、もしかすると全員まともだったのかもしれませんね。 利一も少しそうなりかけていましたが、彼は妄執を手放すことができた。 だからこそ、あの、どことなく希望を感じさせるような結末になったのだと思いました。 @ネタバレ終了 あと、これからプレイする方へ一つだけアドバイスです。 選択肢では必ずセーブをしましょう。 選択によってはタイトル画面に戻されてしまい、セーブしていないとスキップ作業が必要になります。 ノベルゲームの基本ですね! 「これは一体どういうことだ?」と思った点が最後には綺麗に回収されてすっきりしました! 素敵な作品をありがとうございました。

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  • 顔の無い神がいる村
    顔の無い神がいる村
    Xにも投稿しましたが、こちらでもコメント失礼いたします。 2chのオカルト系まとめを読んでいるようで、面白かったです。 挟みこまれる映像や音声はモキュメンタリーっぽい感じで、 ビックリ系というよりは、じわじわ怖さを感じる系でした。 (最後だけちょっとびっくりしました……!) 実際に撮影された写真が豊富に使われていて、 テレビのドキュメンタリー番組を見ているようで、飽きることなくプレイできました。 特に映像が素晴らしく、 @ネタバレ開始 シークレットファイルのあの質感を出せるのはすごいな……と思いました。 画像の荒れ具合とか、手ブレとか……特に怖いものが映っている訳ではないのに、撮り方ひとつでああも変わるとは……。 ホラーの真髄を見たような気がしました。 @ネタバレ終了 総じて質の高い作品で、楽しめました。 特に映像については他とは一線を画するものを感じました。 素敵な作品をありがとうございました。

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  • 三次あやかし賃貸録
    三次あやかし賃貸録
    キャラクターの掛け合いが楽しい作品でした。 私は2時間ちょっとくらいで読了しました。 妖怪という存在を国の政策として受け入れているという設定や、 実在の市を舞台にした物語は、 伝奇・ファンタジー的要素がありながらリアリティもあり、受け入れやすかったです。 妖怪に対して好意的な人もいれば、嫌悪感を持つ人もいるという部分は、 昨今の社会情勢にも通じる部分があるなぁと、考えさせられました。 主人公の紅葉は守銭奴ではあるものの"嫌な奴"ではないという絶妙なキャラ付けで、 熱すぎず冷たすぎず、適度な温度感で物語に入り込むことができました。 とはず堂に住む妖怪たちも、人間とは違う部分もあり、似た部分もあり……。 一人一人個性があって、見ていて楽しめました。 霞ちゃんかわいい。山本さんかっこいい。さとりちゃん面白い。 難易度は高くなく、選択肢の直後にその行動が正解だったかわかるので、初見でグッドエンドを見れました。 しっかり全ての問題に決着が付く、綺麗な終わり方で読後感が良かったです。 ということで、「レビュー」をさせていただきました! ……さて、これで霞たちは夢から覚めることができたでしょうか。 約束は守ってくださいね……車掌さん。 素敵な作品をありがとうございました!

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  • 檸檬と彗星
    檸檬と彗星
    引っ込み思案の女の子が、ある不思議な出来事をきっかけに 少しずつ前へ進んでいく、ピュアな青春物語です。 優しいタッチのイラストがとても素敵で、 テキストと併せて温かい雰囲気を醸し出していました。 スチルの数も豊富でよかったです。 暁くんをはじめ、キャラクターがみんな優しくていい人ばかりで、 安心して読み進めることができました。 タイトル画面のイラストに惹かれた方は、ぜひ読んでみてください。 幸せな気持ちになれる作品です。 素敵な作品をありがとうございました。

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