アクアポラリスのレビューコレクション
-
トランス→トラベル面白かったです!! 個人的に、作品全体に漂う雰囲気がすごく好みで、 終始心地よく読むことができました。 特に、テキストが非常に良く、 読みやすさと表現力が共存するレベルの高い文章でした。 西音時のネガティブでシニカルな言い回しが毎度面白くて、 私は西音時と思考が似ている部分が多いので、結構共感できました。 @ネタバレ開始 ループしすぎておかしくなった人に対して、 冷静にメンタル系の医療機関を勧める姿には、 シリアスとのギャップも相まって、笑ってしまいました。 @ネタバレ終了 積口も、最初はふざけた奴かと思いきや、 時折鋭いことを言ったりと、読み進めるほどに印象が変わっていきました。 彼なくしては成り立たない……最後にはそう思えるほど、魅力的なキャラクターでした。 特に、彼の @ネタバレ開始 「世界に対して、社会に対して、土下座し続けるのはやめろ!」 @ネタバレ終了 というセリフが好きです。 @ネタバレ開始 積口が西音時のことをずっと見ていたことがわかる、名台詞だと思います。 @ネタバレ終了 自分としても刺さる部分がある言葉でした。 テキストのことばかり書いてきましたが、 イラストの枚数もかなりのもので、 立ち絵だけでなく背景も自作されており、 本作の独特な雰囲気を支えていたと思います。 また、オリジナルの音楽も印象的で、 テキスト、音楽、絵……これらが揃うことで、他にはない"世界"が構築されていました。 やはりノベルゲームは総合芸術だな、と感じさせられました。 設定も面白くて、読んでよかったと思えるノベルゲームでした! 大変素晴らしい作品を、ありがとうございました! -
ティラノフェス10オープニング -
異界よりの朱伝奇・SF・ファンタジーが融合したような独自の世界観と、 練りに練られた設定が面白い作品でした。 キャラクターについてもみんな魅力的で、最初は少し棘があるなと思ったキャラも、最後まで読む頃には好きになっていました。 逆に、最初は特に気にも留めていなかったのに、中盤から衝撃の事実が明らかになり、俄然興味が湧いてきたというキャラもいました。 全編通して、ハナビが出てくると謎の安心感がありました笑 「おまけ」は絶対に全て読むことをオススメします。 衝撃的な展開の連続に、何度も「えーっ!」と驚くこと間違いなしです。 @ネタバレ開始 私が特に面白いなと思ったのが終盤に出てくる牛鬼やノラまわりの真実で、 魂魄や妖怪といった東洋的思想・概念を、西洋的な現代物理学で解釈するという視点が新しいと感じました。 光も越えられない事象の地平面を越えるのが"魂"だという設定には、 今までの常識を覆されるような、大きな衝撃を受けました。 (解釈が間違っていたらすみません) 牛鬼が悪から善になろうとした姿は性悪説的だなぁと思ったり、 全体的に三教というか、日本や中国古来の思想の息吹を感じて、 それでいてループなどの設定はSF的なのが個人的には非常に面白く、 自分にもっと教養があれば、さらに深く考察できそうなのに……! と、謎のもどかしさを覚えてしまいました笑 そのくらい、よく考えられた深い設定が魅力的な作品でした。 @ネタバレ終了 全体的に、クオリティの高いノベルゲームでした。 凝った設定の物語を読みたい人にオススメです! 素敵な作品をありがとうございました。 -
放課後アムネジア小気味よく挟まれる小ネタと謎のバランスが絶妙で、 ラストまでダレることなく読み進めることができました。 立ち絵、BGMがオリジナルなこともあり、 全体として本作独自の雰囲気が醸し出されていました。 @ネタバレ開始 紹介文や画像を見て、リアさんを中心とした物語だと思っていたので、 1つ目のED後、「もう一回遊べるドン」で驚きました。 おまけストーリーじゃなくて、どっちも本編だった……! 私個人としてはリアさんが好きでしたが、 1周目だと悪役でしかなかった優衣の話が2周目できちんと掘り下げられていて、 マルチヒロインものとして一粒で二度美味しかったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。 -
未踏峰 Mystic Mountain面白かったです。 演出が凝っていて、要所要所に挟まるアニメーションに臨場感があり、 また、少しずつ真実に近づいていくストーリーにも引き込まれました。 @ネタバレ開始 あまり、聖書には詳しくないのですが、 作中で断片的に語られる情報だけでも十分世界観が理解でき、 特に天使がヒトとの競争に負けた種であるという設定は面白いなと感じました。 「ルシファー」はこの作品に限らず多くの創作物に登場しますが、 本作の「人を愛さずにはいられない」という設定は、 それそのものが、ある意味屈辱ともとれる絶妙さで、 自分の中に新たな「ルシファー」像が開拓された気がしました。 @ネタバレ終了 総じて、凝った設定とその見せ方に長けた作品でした。 素敵なゲームをプレイさせていただきありがとうございました。 -
きまぐれシャノワール全END回収しました。 とにかく、全編通じて優しさに満ち溢れた物語で、 心地よく読むことができました。読後感が良かったです。 みのりの成長やロダンが心を開いていく過程が丁寧に描かれており、 つい応援したくなるような、温かい気持ちになりました。 @ネタバレ開始 全END良かったですが、 私は特に友情EDがタイトル回収もして綺麗に終わっていて好きでした。 あと、BADED2の別世界で生きていく感じも個人的に好みでした。 あぁ、でも恋愛EDのTRUEEND感も良いし、BADED1の悲壮感も捨てがたい……。 ……結局全部良いですね!笑 @ネタバレ終了 素敵な物語をありがとうございました。 楽しかったです。 -
雪消え全エンド回収しました。 1つ1つの要素の見せ方が上手く、短いながら心に残るお話でした。 しのぶの男勝りな口調がビジュアルとギャップがあって好きでした。 @ネタバレ開始 TRUEENDは勿論のこと、個人的にはEND5があれはあれで幸せな感じがして良かったです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
-
今終末、二人で可愛らしい少女たちと退廃的な終末の世界観のギャップが魅力的な作品でした。 絵が綺麗で、イベントCGや服装差分が豊富なのもよかったです。 個人的には特に制服差分がお気に入り。 @ネタバレ開始 BADENDの"ニラ"……やはりあれは水仙だったのですかね。 現実の厳しさを感じさせられるENDでした。 TRUEENDはプレイヤーの想像に任せるタイプの終わり方で、 状況的には未だ絶望的ながらも、わずかな希望も感じられ、 爽やかな余韻の残るENDでした。 @ネタバレ終了 総じて可愛い絵に癒されました。 ありがとうございました。 -
アンドロイドのお使い魔導物語 魔導師の塔というゲームが昔好きだったので 画面写真等に興味を持ちプレイしました。 内容は3Dマップ形式のRPGという感じです。 随所随所に魔導物語テイストを感じつつ、メルヘンでビターな物語が楽しかったです。 王道をなぞりつつの、ラストの衝撃の展開には良い意味で驚かされました。 @ネタバレ開始 あれはあれで、悲哀を感じさせられて個人的には好きな展開でした。 @ネタバレ終了 FM音源なBGMも雰囲気づくりに一役買っておりよかったです。 全体的に丁寧に作られた、素敵な作品でした。 ありがとうございました。 -
さらば、3人の魔法少女プレイ時間は10時間以上ですが、 それを長いと感じさせないくらい引き込ませてくれる作品でした。 とにかく設定がものすごく凝っていて、 オカルト、魔法、超能力、SFなどの設定がガンガン盛り込まれているのに、 それらがしっかり一本の線となって繋がっている……。 とてつもない構成力を感じました。 文章も、読みやすさがありながら、 戦闘シーンではしっかりアツさを感じさせてくれて、 かつ、笑えるシーンも適度に挿入されていてずっと楽しく読めました。 キャラクターもみんな魅力的で、全員にしっかり見せ場があったのが良かったです。 イベントCGはなく立ち絵のみで進むのですが、 演出が巧みなので特に物足りない感じはなかったです。 とにかく、設定とその見せ方が非常に素晴らしい作品なので、 あらすじを見てちょっとでも面白そうと思った方には是非やって欲しい! 特撮、SF、ギャルゲー、どれか一つでも好きなものがあったらやってみてください! あるいはどれも興味なくても、凝ってて面白いシナリオが読みたい人は是非! ↓以下、ネタバレ感想です↓ @ネタバレ開始 ・昭和編 恐らく昭和の某ライダーが元ネタとなっているお話。 私は特撮は某バトロワ系龍のライダーしか見たことがありませんが、 問題なく楽しめました。 特に2章の瞬介まわりの話は途中から先に待ち受けている運命が見えてきて、 「おぉう……」となりながら読み進めました。 恋した相手と敵対して戦わなければならない、というのは王道ながらやはり良いですね。 そして、「遊星捜査官」は平成、令和の主人公たちにも影響を与えていくことに……。 巡り巡る運命、って感じですね~。 ・平成編 杉田刑事は実写化されたら生瀬勝久氏ですよね!?(笑) 関西弁でオカルト事件に奔走する刑事なんて~~~! 他2編と異なり、バトルシーンは少なく、ミステリ・サスペンス色が強かった平成編。 うぉぉ……ヤクザ用語からDIDとかまで出てくるんだぁ……。 と、感心しっぱなしでした。 引き出し多すぎ……! 恐怖の大王とか、一見すると荒唐無稽にも思えますが、 設定や展開の敷き方が巧みで、説得力がありました。 ・令和編 和実はザ・ギャルゲーの主人公という感じの面白い男でした。 メタネタ、下ネタ、暗い過去……うおぉ役満だぁ! 女の子たちがみんな和実のこと好きなのもラノベ、ギャルゲあるあるですね。 ステラとのイチャイチャがとっても微笑ましかったです。 最終的に男装女VS女装男という構図になったのも面白い設定だなぁと思いました。 いや、確かに、ラスボスが最初出てきた時は立ち絵を見て女の子かと……。 その後の文章で性別が判明し「え!? キミ男なの!?」って思ったよ……。 まさかそれすらも伏線だったとは思いませんでした。 ・全体 全編を通して、"創作"をしている人が多々出てきます。 昭和編、紗和とゆりかは小説を書いていました。 平成編、成奈は脚本家で、明は俳優でした。 令和編、和実と妃織たちは漫画を描いていました。 キャラクター達からすれば、創作者や読者はある意味"上位世界"の存在ですよね。 この作品の中では、上位世界の存在は人類を消そうとした。 でも、我々という別の上位世界の存在は彼らの存続を願った。 だから彼らは"ハッピーエンド"に辿り着けた……。 勝手な妄想ではありますが、 自分も創作を嗜む者として、自分の作った"世界"に思いを馳せてしまいました。 @ネタバレ終了 長くなってしまいましたが、最後に。 素晴らしい作品を読ませていただきましてありがとうございました。 非常に楽しめました。 ありがとう、魔法少女! ……そして、作者様!!
