ぬいのレビューコレクション
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BEARこのゲームをプレイして良かったと、今心の底から思っています。 持ち主の家を火事にしてしまう『いわくつき』のヌイグルミと、そうした品々を引き取り処分する事を仕事にしている主人公。ボロボロになったヌイグルミの不気味さと、眠る度に起こる不可解な現象に冒頭から引き込まれました。 ヌイグルミが何故『いわくつき』になったのか? それを探る過程も先が気になる物で、そして最後には涙がポロポロ目から溢れました。凄く、凄く好きです…。このゲームが本当に好き。 人と物のお話が好きな方に全力でおすすめしたい作品です。
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むいむい。人間から忌み嫌われている魔女の少女と、彼女に作られ唯一の拠り所として大事にされている『むいむい』。一人と一匹の愛情に満ちたストーリーに引き込まれました。 読むごとに頭の中に『むいむい』の可愛い仕草が浮かぶ文章がとっても素敵です。(イラストもかわいい~♥) 加えて、しだいに明らかになる少女の壮絶な過去。そして、味方が一人もいない中で少女を気にかける少年の登場と、短い時間の中に見どころが沢山詰まっているノベルゲームでした。
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チャップとマヨ~のバカンスカラフルキュートなイラストに惹かれてプレイさせて頂きました。 南の島を歩き回りながら様々な遊びを体験するチャップとマヨ~。新しい場所を調べるたびに二人が交わす会話と仕草に心がなごみました。 次のエリアに行きたい時に押す矢印がアイスキャンディーだったり、メニューを開く時に押すボタンがハイビスカスだったり。アロハ感満載のデザインも素敵です♥ そして、なにより、バカンスな風景とどこか○○(ネタバレになってしまいそうなので伏せます)な音楽のギャップがイイ…。作者のはなまるさんだからこそ作れる世界観だと感じました。 可愛いキャラを眺めながら、のんびり南の島をお散歩したい方におすすめしたい作品です。
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ティラノフェス2019オープニングティラノゲームフェス2019開催おめでとうございます! オープニングを見終わって、現在ワクワクが胸に溢れています。 342もの素敵な作品の数々…早速プレイしてみたくてたまりません♪ 今年も全力で感想を書きます~!
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大きなのっぽのメイドロボ切なくて暖かい『人』と『物』のおはなしに涙で目がグシャグシャになるまで泣きました。 優しいメイドロボットと、何故か彼女にだけ冷たい態度をとる人間の少女。物語を読み進めることで明らかになる、その原因が凄く胸に迫ります。また、頭の中に情景が浮かぶ描写も素敵で、特に“白いフリージアの花束”が登場するシーンがとても心に残りました。 更に、グラフィック面も魅力的です。ピコピコとコンピューター音を立てながら微笑んだり小首を傾げたりするリーシャを見ていると、一層彼女の存在を感じる事が出来ます。加えて、ラスト~ラスト後の手描きイラストによる演出も素晴らしくて……。タイトル画面に戻った時「この作品をダウンロードして本当に良かった」と、しみじみ思いました。
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おシャ☆るなプレイヤーの選択によって、ストーリーの雰囲気がガラリと変わる恋愛アドベンチャーゲームです。 はじめて起動した際に、スタート画面からキュートなボイスが搭載されている事に驚きました。まるで、ゲーセンに設置されている筐体ゲーム機を前にしているみたい……! 個性豊かなキャラクター達も魅力的で、春・夏・秋・冬と四回発生するデートをとても楽しめました。 また、相手によって主人公の外見や声、部屋のインテリアが変化する点も細かくて凄いです! 他にも、可愛い&かっこいいスチルやエンドカード、更にエピローグではムービーまで見る事が出来て非常に作り込まれています。 各エンドを回収する度に追加されていく『おしゃれコレクション』も読みごたえがあって、素敵なイラストやお洋服の雑学、制作裏話にワクワクしました。 ゲストシナリオのカオスっぷりも半端なくて、最後の最後まで面白かったです!
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Planet nine(プラネットナイン)『一話ごとに主人公が変わって、前回のエピソードで主人公だったキャラクターと知り合っていく』という構成が面白かったです! また、読みやすい文章と情景が目に浮かぶ比喩も素敵でした。ゆったりとした雰囲気に浸りながら謎に迫る、という経験が出来たのは初めてです。 更に、辿り着いた真相も胸が詰まるもので……。エピローグからエンディングに入った際にブワッと鳥肌が立ちました! エンドロールを眺めるうちに現実でも星を見に行きたくなる『Planet nine(プラネットナイン)』。 皆さんにも是非、本作の不思議な物語をご覧頂きたいです。
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無個性GIRL少女の複雑な心境がとてもリアルに描かれている乙女ゲームです。 全体に渡ってほの暗く、だからこそ、ささやかな安らぎも感じられるストーリーが素敵でした。 事前に『エンドはどれも暗い』という作者様のコメントを拝見していたのですが、それでも主人公と先輩の様子を眺めては「このまま幸せに……幸せに~~……!;」と願わずにはいられなかったです。 なお、結末は3種類に分岐しますが、選択肢が表示されている状態でセーブが出来るので周回は楽に行えます。 また、全てのエンドを回収すると読めるようになる後書きも興味深い内容でした。
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聞き屋帽子の人から掛けられた優しい言葉に冒頭からボロボロ泣いてしまいました。 また、彼が語る話も心に響きます。最後まで聞いた時、「こちらこそ有難う」という気持ちが胸に湧きました。 更に、サイレント映画のようなグラフィックと、美しいクラシック音楽が最高にマッチしていて凄く素敵です! もしも本当に自分が『聞き屋』だったら、この人にまた会うために仕事を続けたいなぁ……。そう感じるぐらい魅力的で、終わってからもジンワリと余韻に浸りたくなるノベルゲームでした。
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おやゆび姫 ~ゆびアイドル伝説~一般人(一般指?)の少女がトップアイドルになるまでの、山あり谷ありなストーリーを楽しめるノベルゲームです! どうしても叶えたい夢や深い事情を抱えるライバル達。彼女達と出会い、交流する中で成長していく主人公にとても惹かれました。 また、キラキラでゆびかわ♡な本ルートとは全く雰囲気が異なるバッドエンドも見ごたえがあります。スタート時に主人公から『選択を間違えると大変なことになる』と聞いていましたが、まさか、まさかあんな事になるなんて……。 意外性も秘められた『おやゆび姫 ~ゆびアイドル伝説~』。 みなさんも是非、アイドルの頂点を目指してみてください!