サーモン寿司のレビューコレクション
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しょーますとごーおん!プレイさせていただきました。王道の始まり方からは予想もできないエンドで大変面白かったです。 @ネタバレ開始 サクラちゃんの特技に手話が含まれていたのは、キノシタの書いた短編小説の「耳の聞こえない少年と手話のできる女の子が恋に落ちる」という内容になぞらえているんですかね… 我々プレイヤーも、ストーリーをキャラクターの声を聞いてではなく文字を追って理解するため、そういった観点では「耳の聞こえない少年」とあまり変わりないのかもしれません。メッセージウィンドウが手話と同じ働きを担っていたんですね 物語の存在意義や立ち絵、それらメタ要素をキャラクターが認知したうえでプレイヤーの背中を押す発言をし、綺麗に終幕を迎えたのが個人的に刺さりました。@ネタバレ終了 「しょーますとごーおん!」。この言葉に助けられるときが今後何度も来ると思います。まっすぐに元気づけられた素敵なお話でした。 -
カタツムリふんじゃった。プレイさせていただきました。イラストが終始かわいらしくてほっこりしました @ネタバレ開始 冒頭、「カタツムリ、踏んじゃった」というセリフと共に始まり、カタツムリを踏んでしまうところで終わるのでループしているのかな…?と思いましたがそれと近いのかもしれません。 エンド2を迎えたとしてもウシミヤくんの頭痛が治るということではありませんし…いずれはカタツムリを踏んでしまうのかな…負けないで!ウシミヤくん! そしてエンド2を迎えた際のタイトル画面にロイコクロリディウムに寄生されたカタツムリで、エンド名の「寄生」と関係していたのが驚きました。 ウシミヤくんの「母さんがぼくを生かすのは自分が生きるため…?」という言葉もそれとつながってるのかな… 途中出る猫ちゃんがリアルだったり、カタツムリ要素がふんだんに散りばめられていて面白かったです!
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Donut holeプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 ドーナツを選ぶ場面もベンチで一緒に腰掛ける場面も無言なのにもかかわらず二人は心地良く感じていたり、ただの日常からも二人の間にある余白が漂っており心地よい作品でした。 そして作中に出てきた「誰かがこの世界から消えたとしたら、その人がいた場所は残るのか」という問いに咲は「残ると思うよ」と答えていましたが、序盤の結婚式にて咲が左手の薬指を撫でていた場面もそれと同じことが言えるのだと思います。 左店の薬指に嵌めてあったリングを忘れられない咲から、本来装飾品であるはずの指輪を失ったものとして認識しているのだと見て取れ、咲にとってはリングも体の一部のように思っていたのかなとも思いました。だからドーナツは穴含めてのドーナツである、と。 この二人を通じて空白と余について改めて考えさせられました。
