cocotoriのレビューコレクション
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ガーディフォルツァ熱き少年少女のヒーローバトルもの・・・!イラストも豊富で、むちゃくちゃかっこよかったです!歌入りの英唱、最高でした・・・単にバトルだけではなくきっちり葛藤や心の震えを描いてくれて本当に、心熱くなれました。靴紐の話とか、そういう何気ない記憶がずっと心に残ってるのほんと好き・・・ひじりちゃんのご両親のこと、そして今後の二人のこと考えて本当にニコニコしちゃいます。素敵な物語をありがとうございました!
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幽明少女はユメを見る距離感の素敵な物語でした。異界と、おばけと、未練のお話。何気ない会話、事件の一つ一つに登場人物たちが悩んで、反発して、それでも前に進もうとして、その揺れ動きが丁寧に描かれていてとても心地よかったです。サエちゃんの侠気なんなの・・・惚れる・・・ 心地よさと同時に、人ってほんと業を背負ってしまうものだなあと・・・未練を果たすための行動が、それがそのままかけがえのないものになってしまう。それは業ではあるけれど、同時にとても愛おしいもので。最後の余韻に浸りながら、そんなことを感じました。
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エレベーター ~性格不安定な僕とみよちゃんの物語~ワンマップの、限られた状況ながら進展が二転三転して面白かったです。最初、性格不安定ってどういうこと・・・!?って思ったけど遊んでみて、なるほど確かにこいつは定まらない!何よりドット絵が可愛くて、選択肢を選んで色んな表情をみたくなりました。無事結婚エンドを迎えました。ラストもいい!
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僕らのノベルゲーム創作の楽しさ、そして苦しさ、そして学園祭に向けて団結するみんなの心を存分に感じることができました。何かに夢中になると、人は周りが見えなくなってしまうもの・・・それ自体を回避することは難しいとしても、支えてくれる人の存在を忘れないように肝に命じたいなと思いました。そして熱量・・・!若い彼らの青春が、存分に描かれていて、心躍るような体験でした。
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パーソナル・スペースとてもとても、しんみりとした、けれどそれが心地よい物語でした。時系列を行ったり来たりの変則的な物語構成が、記録を探っていくコンセプトとよく合っていたと思います。人の存在なんて、宇宙という底知れぬ空間においてちっぽけなものだけど、その点と点を結ぶ線、その想像力さえあれば。それは本当に不思議な縁をつないでくれる。そんなことを思いました。「また会おう」その言葉が脈々と受け継がれていくのがほんとに、その証拠だって思います。 素敵な物語を、ありがとうございました。
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ガラクタの森のエデンにて
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臨界天のアズラーイール
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はるのうみにしずむ
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ラウの王冠
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ガラクタの森のエデンにて幼い頃、勇者が魔物を倒すだとか、人々の希望の星になるだとか、そういう英雄物語に憧れた人こそ読んでほしい作品です。そういった、人々の記憶に残るような英雄は、どんな心持ちでいたの?どんな苦境も乗り越える、強靭な精神の持ち主?・・・いいえ、そこにあるのは、どこまでも弱く、一人では折れてしまう人間たちの物語。「正しい」ってなんだろう。正しさは人の心まで救ってくれるんだろうか。傷つけたくないと願うこと、それはいけないこと? そんなことを強く考えさせられるお話でした。 人が救えるものなんて限られていて。ヴィオだけは、ただ彼を救いたいと思ったから。他の人のように幻影を重ねてしまったり、傷つけないようにと触れることをやめたりしなかったからこそ、最後には救えたのかな、なんて思います。素敵な物語をありがとうございました。