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凡多工房のレビューコレクション

  • ヘクソカズラ
    ヘクソカズラ
    ヘクソカズラに対して感想を書くことはすごく難しいです。書けば書くほど自分の知識や文章力、理解力の乏しさが明らかになってしまうような気がするからです。 けれど不足・欠落していることが人を惹きつけることもあること、受け入れたり補ったりしてくれる人がいるということをこのゲームから学んだので書いてみようと思います。 全てのENDを見るために何度か間違って最初に戻ってを繰り返しましたがそのおかげで見ていない選択肢はほとんどないと思います。 序盤で鮮やかすぎる画と聞いたことのない読経が耳に入ってきたとき、あるいは引き戸を閉める音が聞こえたときでしょうか。すでに壇蛇羅に魂を引き寄せられていました。 集落に住んでいる少年たちはそれぞれ業(そんな言葉ですませていいのかわかりません)を抱えています。彼らに深く触れていくたびに、同じように業を抱えライトが当たらなかった人たちのことが頭に浮かびます。いまはどうしているのか、何かできなかったのか、理解が足りなかった、今なら何とでもいえるなどと頭の中で巡らせることしかできません。 ヘクソカズラのキャラクタや物語を書き上げるのに一体どれだけの肉や精神が注ぎ込まれているのでしょう?資料からの意味記憶だけでできるようなものではない、かといってすべてを体験したというのなら人間の生を何周すれば良いのだろう? 正直どうしてここまでやれるのかという気持ちが周を重ねるたびに湧いてきました。 あるいは私が吸い込んだものは丹綿樫さんの肺に備わった地獄の窯から日常的に噴出す蒸気に過ぎないのでしょうか。 大文化研究会のホールの座席は私が過去に住んでいた村の近辺の半壊した映画館を思い起こすようでした。今ではその村も廃墟スポットとなりつつあり、たまに外から来た人がsnsに写真をのせたりしています。いやそこで普通に遊んでたんだ、私たちはそこに居たんだとROMることしかできません。いずれ住んでいたことも忘れてしまうようになれば、楽になるのかもしれませんね。 最後に、エンディングの前にある場面を必ず通るのですが、一度目に杭を頭蓋に打ち込まれ、既読した場面なのに二度三度と通るたびに頭蓋から横隔膜へ食い込んでくるので心が心がともだえるしかありませんでした。 出会えてよかった運命のゲームです。

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  • 輝け!不毛プリンス
    輝け!不毛プリンス
    イケメンハゲという単語とビジュアルに惹かれ軽い気持ちで始めて 4つのHAPPY ENDをぶっ通しでクリアしました。 学園ものを最後までやり通したことがほぼないのですが 不毛プリンスは最後の毛根まで没入することができました。 謎の説得力をもった毛髪言語・・・ 例えば「ハゲ返し」という言葉にしても、 ただ照り返しをもじって笑いをとろうとするのではなく 光を反射する現象自体を主人公はよく観察し、 窓際に並ぶ男子生徒のハゲ頭は波打ち際の光のようで美しいと感じています。 「退屈な朝礼で校長の頭が光ってまぶしい」という私の中の貧相な紋切り型の イメージが、新たな視点・ありえない情景によって上書きされていきました。 (結局まぶしいんですが) とても幸せな体験をしました。 ありがとうございました。

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  • マンホールぴょんぴょん
    マンホールぴょんぴょん
    暗号の作り方にものすごく親近感を覚えました。ギャグとホラーの間をぴょんぴょんしてる感じが好みです。

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  • チャップとマヨ~のバカンス
    チャップとマヨ~のバカンス
    愛のある絵。心が南国で満たされすぐに南国の匂いを嗅ぎに行きたくなります。

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  • Rabbit  Room
    Rabbit Room
    毎回髪の毛で隠れてしまうケビンが少しして最前面にでてくる演出がとても好きです

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