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ケン・九星のレビューコレクション

  • 通姉弟の日常
    通姉弟の日常
    トレアさんの『#妄想乙女ゲー攻略対象化計画 - サポートキャラ編 -』の前日談に現れた、すがり姉のインパクトが強すぎてさっそく遊ばせていただきました。 なんでも姉上様のぶっ飛びかたが凄いとか……始める前からワクワクしています! @ネタバレ開始 うん、その、えっと……姉上様すでに二言目から意味がわかりませぬ(汗) おこたを冷房器具にする??? 何言うてますのん?!?! すがり君の至極真っ当なツッコミにキレるでもなく素で返していく姉上様……凄いぞ、投げたボールがボールじゃない何かになって返って来てる!! 論破されたかと思いきやの正論ティーラップがバカ過ぎて、頭の中でネジの外れる音がしましたよ!!(笑) すがり君は夢高メンバーの中では特にクレバーなイメージがあるのですが、そりゃーまあちょっとやそっとじゃ動じなくなりますわねぇと変に納得してしまいました。 出かけるすがり君を気遣う辺りに姉上様の人間性が垣間見えて、ちょっと(いやかなり?)トンでるだけで良い人なんだな〜〜とニコニコしていたら突然のマンホール推し!?!? 『わかったわかった!』状態のすがり君の気持ちがちょっと分かる(笑) でもまた、「困っている人がいたら〜」とサラッと言うのが姉上様かっこ良す! そして「ラーメン作る」の一言に、猛烈な嫌な予感がするんですが……?! 姉上様、出来る姉を演出したいのであれば、そのままおこたで何もせずが最善の策かと思われます……。 ちゃーんと以心伝心でお茶を買ってくるすがり君は、やっぱり気配りの天才ですね〜〜。 って、『ボコボコ』言い合ってる場合ちゃいますがな?!?! はい、ですよねぇ〜〜!! いや、私はワンチャン家燃やすくらいは思っていたので、全然セーフで済んで良かった!! でも“すだれラーメン”って!?!? ありがとうございます、こちら早速、我が家のラーメン用語に加えさせていただきます!! あれ、鍋底から剥がすのに苦労するんですよね……。 飲食物について“視聴者に配慮したキャプション”もズルいのですが、ラーメン振ってるアニメがバカ過ぎる!!!(笑) しかも麺の動きが微妙にリアルだし!? あー面白かったとタイトルに戻ると、おまけコンテンツが! しかもなんか充実してません!?!? かかり姉上様の紹介で、やっとマンホールの理由が分かりました! 蓋の間に挟まってる姿を想像すると、あまりにシュール過ぎる!!(笑) すがり君はある意味顔なじみなのですが、初めてプロフィールを見た気がします。 そうそう、全肯定こそすがり君ですね! って、いきなり眼鏡?! それも瓶底?!?! こ、心の準備が……!!!!(鼻血) あわや萌え死ぬところでしたが、何とか後書きに行くと……ん? “おかわり”ありだと!? 再び姉上様から始めたら……うぉぉい! 初めて選択肢が出てきたぞ!? ぎゃーーーーーーーおいこらあねうえさまのスチルとかころすきかころすきかころすきかぁぁぁぁ!?!?!? かかり姉上様めっちゃおキレイじゃないですか?! おいおい……この顔で正論ラップ歌っていたのかと思うと、本編のおバカ度が五割は増します! 一応鬼門の“イケメン”は最後に選んだのですが、予想以上の反応にマンホールに逃げ込む意味が分かりました(笑) すがり君の選択肢は迷うことなく“隙ありぃ!”を選びました! すまん、すがり君。 お? すがり君に叱られた!? ヤバい、カッコイイ!! ここまでのすがり君の苦労(!)を見てきた分、余計にカッコイイ!! “大好き”だと姉上様の応援が(笑) やっぱりこの二人の関係はおもろいです!! Q&Aではパロ元の説明などもされていて、そのままぶっ千切ってもいい細かなことの補完をしてくれるのが、とても親切に感じました! いや〜〜、もう何と言っても、かかり姉上様の破壊力と魅力に完全にノックアウトです!! どうか続編のほうも、何とぞよろしくお願いいたしまっす!!!! (私、自他ともに認める無駄に長い感想を送りつけるマンなので、お返事は全然二言三言で結構です……!!) @ネタバレ終了 凄い、凄いキャラを見つけてしまった……。 会長さま激推しから、かかり姉上様推しに変わってしまいそうです!! 素敵で愉快な作品を、どうもありがとうございましたーーーっ!!!!

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  • クロと墓場
    クロと墓場
    ノベゲ界の眠れる獅子こと塩乃缶詰さんがとうとう覚醒めたとのことで、期待値バリバリで遊ばせていただきました! 普段、分かりみに溢れる漫画を投稿されている塩缶さんの世界とは果たして……!! @ネタバレ開始 淡い色で統一されて、幻想的な世界感であることがひと目で分かって凄いなぁと思いました! “わたし”ちゃんの『持ち主』発言や『話すことへの違和感』を前フリとして入れた上で、クロくんにわたしちゃんがクマのぬいぐるみだと言わせる導入部の話術が鋭い!! しかもその後のすんごい温度差のある二人の会話が面白すぎて、一気に話に引き込まれました! わたしちゃん意外と口達者(笑) セクハラなんて言葉どこで覚えた!? 抱っこされて脇に蹴りをいれる仕草が、我が家のお猫さまと私の図そのもので爆笑してしまいました! しかし、この描写がすでに後の伏線になっていたとは…………。 わたしちゃんの不安を察して足を早めるクロくん、ぶっきらぼうだけどいいとこあるじゃん! わたしちゃんがグイグイと物語を引っ張ってくれて、ともすればぬいぐるみであることを忘れてしまうほど生き生きとしていました。 台詞だけ聞いていると、もう乙女ゲームの主人公みたい!! って、クロくんもぬいぐるみだったの?! しかもそんなエグい方法で人間化に?!?! い、いったい何があったクロくん!! どうか“復讐”とかだけはやめてくれよ……!! その後、突然飛び出した『脳ワタ』なるワードに軽く死にました(笑) しかも冷めてるわりには『たれクマ』とか現世のトレンドに詳しいのがちょっと可愛い。 立場上知ってるだけかもしれないけれど、こういうクールキャラのギャップに弱いんです……(鼻息) などとニコニコしていたら、クロくん……な、何を言い出すんだ? 言われてみれば、わたしちゃんの外見については触れられて来なかったが……いや、まて、それはやめてくれ……! 湖を見るスチルで涙が浮かびましたよ……あんなに大事にされてたって……持ち主の子のことも好きだって言ってたのに……。 初回はバッドエンドだったので、まさかのクロくんに突き落とされてしまいました。 「うぉぉぉぉい! これで終わりとか無しよぉぉぉっ?!」 とマジで焦りましたが、バッドエンドで一安心。 思えばこのシーンでの『まだ思い出せていないことがある』が、トゥルーエンドへの伏線だったのですね。 推奨してくれたセーブ地点からやり直し! ああ、うん……新しいのが欲しくて古いのをわざと壊すのは、確かに子どもらしい動機ではあるのですが……そのぬいぐるみにも感情があるんだよって思うと、辛くて見ていられません……。 “お医者さんごっこ”もまさかここに繋がってくるとは……。 『ワタというワタが絡まる』という、ぬいぐるみ目線での気持ちにはちょっとプッとしましたが、冒頭の背景に描かれていた捨てられたぬいぐるみの数々に、わたしちゃんのようなエピソードがあったのかと思うと悲しくなります。 みんな、ぬいぐるみ大事にしてくれよぉ…………。 あーこれで終わりだったらちょっと辛いな〜と思ったら、きちんとおまけがある辺り! だから塩缶さん好きだ!!!!(何) ……………………ちょっ!?!? わたしちゃん!? どうした!? どうしたぁぁぁぁぁ!?!?!?(錯乱) クロくんがツッコミ役になってるし!! っていうか引いてるし!!!! 暴れまくるって?! めっためた刺しって?! “M”とか言うなぁ!! クマ氏現世で毒され過ぎだろ?! ……ふう、おまけはクロくん疲れたろう? 大変だったなぁ(笑) あわや甘めの鬱エンドかと思いきや、見事におまけでテンション前戻しされる神展開に痺れました! おまけと本編の温度差が凄くて、ホントに一緒の人の作品かと思ってしまいましたよ(笑) とにかく構成が巧みで、塩缶さんのストーリーテラーとしての一面を存分に堪能できて嬉しい!! システム面も、周回プレイ前提だからクレジットをゲーム終わりではなく別に記載していたり、システム画面もオリジナルデザインになっていたり、とても初作品とは思えない職人技の嵐でした。 いやーーー楽しかったです!!!! (私、自他ともに認める無駄に長い感想を送りつけるマンなので、お返事は全然二言三言で結構です……!!) @ネタバレ終了 期待値なんか余裕で超える圧倒的読み応え、遊び応えのある見事な短編作でした!! これが初作品とは……末恐ろしい!!!! また次回作も大いに期待しておりま〜〜す! 素敵な作品をありがとうございましたーーっ!!

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  • 自称勇者、もろい異世界であの恰好をして決めつけ星人にプロレス技かます
    自称勇者、もろい異世界であの恰好をして決めつけ星人にプロレス技かます
    『さむいからきた』と二本立てで遊ばせていただきました。 先に謝ります、すみませんでしたっ!! 『さむいからきた』で大号泣して、「なんとか感情をゼロ地点に戻さなければ……(涙)」とこちらの作品をチョイスしたのですが、正直涙も乾かぬうちにプレイしいいのだろうかと少しばかりの不安が……。 でも結果、ゼロ地点どころか感情メーターが涙とは完全に逆ベクトルに振り切りました!! はい一言で言います、バカゲーです!! それも、“バカなゲーム”略してバカゲーではなく、“全てがバカで出来ているゲーム”を略してのバカゲーです!!!! 似ているようで、この二つはピストルと大砲くらいの差があります!! @ネタバレ開始 先ずですね……ぽぷりさん、あなたバカですよね?!(目一杯褒めてます!) 『さむいからきた』の絵本調はどこに行ったんですか?! ツッコミどころしかない台詞はなんなんですか?! それ召喚の儀式じゃなくてただのクッキングじゃないんですか?! 頼むから誰か一回立ち止まって説明してくれませんかぁぁぁぁぁ!!!! チキューの危機を“都市伝説”で解決しようとするヨウくんの行動に二万回ほどツッコミを入れましたが、もうそれどころじゃないボケの洪水にあとはのまれるだけ……。 以下、プレイ中に書き殴ったメモを加筆修正した生の叫びになりますので、何とぞ生暖かい目で見てやってください。 勇者さまもメンタルが弱すぎる!! っていうか、絶対妹さんのほうが勇者に向いてるだろ!! ヨウくんも危機感があるのかないのか、ドラゴンの唐揚げなんて訊いてる場合か?! 出だしから一ミリも理解できない会話の連続なのに、“あの衣装”や“六分だけの活動時間”と、次々と話の外堀が埋められていって、気がついたら物語の行き先まできちんと分かってしまう『ぽぷりマジック』の恐ろしさ!!!! さらモブA氏がずっと画面に残っていると思ったら、ちゃんとすんげー情報を出して去る辺りに、演出の玄人ぶりが見えてちょっと感激。 『背景素材の関係』とは?! なんか決めつけ星人よりも、この世界の裏を知り尽くしてるヨウくんのほうが怖くなってきたぞ!! それで……クラスメイトって?! ヨウくん、もう一度訊くぞ。 クラスメイトってッ?!?!?! モブBちゃん人じゃねえし!!!! しかもバッドエンドできちんと六分以内に挙式を上げてるのとか、隙がねぇ……バカの隙がねぇよお!! おい、ロドリゲェ! なんで画像に反した自己紹介をするんだ?! しかも歯並び一つでぐうの音も出なくなる勇者さまぁぁぁ!! ヨウくんもそのメタ発言はあんまフォローになってなくないか?! 選択肢“ガンバレ”って!! そこまでボケるんかい!!!! しかも地味に最初の召喚材料が伏線になってるし!? いやいや、ヨウくんがここまで小麦粉持ち歩いてたこと自体がすでにバカ過ぎる!! ヨウくん、ストーカーまで冷静に紹介しとる場合か?! さては君、陽キャのヨウくんだな?! 三十年間美術教師をしてたから、そんな前衛芸術的なお顔になったのですね……って、歳いくつじゃい!!!! あのすみません、いらすとやを平然とぶっ込んでくるその天地がひっくり返るボケを、『画像が噛み合ってません』の一言で流すなぁぁぁぁぁ!!!! 駄目だ、ぽぷりさんにとって“ノベゲの常識”なんてもんは一跨ぎで越えられる石ころ程度の存在だ!! ヨウくんのヘビーな過去でまたボケたかと思ったら、いきなり決めつけ星人の攻撃に使われてる!? ボケながら伏線はるのは、なんていう技法ですか?!?! 勇者さま、草食べてるって!? もはや“自称”でも勇者名乗っていいレベルじゃなくないですか!? ヨウくんも謎歌うたうのやめて!! それドラ○エとかだったらMP吸い取られるやつ!! と、思ったら、ヨウくんの真摯な応援が勇者さまの後押しになっとる!? そ、そんなところに葛藤を設けなくてもいいくらいぶっ飛んでるのに、最後にきちんとドラマがあって凄い!! …………と思ったら、ななななななな何着てるんですかぁ?!?! 目が死んでる勇者さまの「私、変態っぽい」発言で完全に死にました。 「っぽい」じゃない!! 紛うことなき変態です!!! しかもヨウくんのセルフツッコミ! そうだよ、中学って言ったじゃんか?! なんかもうチキューの危機なんかより、適当学校の風紀の乱れが心配になってきましたよ!! “逆エビ固めでない可能性があります”って、絶対確信犯ですよね?!?! エビ要素ゼロじゃないですか!! しかもあのちょっとすみません、決めつけ星人を倒したところでモブBさんはあのままのお姿なのですが、もう決めつけうんぬん以前に何か狂ってる気が……。 騒々しいメモは以上になります。 お目汚し失礼しました。 始まりと同様に別れもスパッと終わって、読後感も良かったです! ダラけることもなく、かといって早足になることもなく、徹頭徹尾安定したテンポを感じました。 いやはや、気がつけば『さむいからきた』の涙もすっかり乾いていましたよ。 あとがきがあるのは嬉しいです! そして読んでハッとしたのが、『リアルで決めつける人に会ってムカッとなって作った』の一言です。 普通、『あったま来た! やっつけてやる!』になるところを、ぽぷりさんの場合『あったま来た! 笑ってやれ!』になるのですね?! 凄い……バカゲー制作者の作家性を垣間見た気がしました!! 勇者さまも……ちょっとだけ成長できたのかな? 異世界でもバニーガールの衣装を装備したら、決めつけ星人を倒した自信が戻って無双できるかも!? 『さむいからきた』の感想同様、好き放題に書き散らかしてしまいました……。 全部拾っていただく必要はまったくありませんので、どうかお返事は極シンプルにお願いいたします!! @ネタバレ終了 気づけば沈んだ気持ちなんてどこかに吹き飛んでいて、怒涛のギャグに息が苦しくなるほど笑いました。 すんごい泣ける話とすんごい笑える話を、まさか同じ作者さまで体験できるとは……ぽぷりさんの振り幅の広さに感服です!! 涙も忘れるまさに“バカゲー”を、どうもありがとうございました!!!

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  • さむいからきた
    さむいからきた
    動物と暮らす人間として、こうした題材の作品は積極的に見ておくべきだと思い、意を決してプレイさせていただきました。 “ほのぼの”とはついていても、テーマはペットロス。 果たして、ノベルゲームなら多少マイルドになるのだろうか……?? @ネタバレ開始 ほ、ほのぼのって言ったじゃないですかぁぁぁぁぁ!!!(号泣) 冒頭に、作中でそうめんを与えることについての注意喚起が出るのがとっても良い! そして逆に、こういう繊細な感性を持つ方が描くペットロスというものに、深刻なダメージを負いそうな一抹の不安がよぎりました。 もうですね……最初から涙が出るんですよ……。 もの凄く簡略化された文章なのに、『のそり』と来た姿や『あごをのせる』仕草がひと目で浮かぶんです。 『兎はこんなに可愛かったです!!』という言葉の何倍も、生きたちいちゃんの小さな描写がリアルで……はっきり言って冒頭に感じたのは「やめてくれ……」の一言でした。 だって……だって死んじゃうんでしょう??(涙) ちいちゃんが悪くなってからの文章も淡々としていて、それが一層リアルさに拍車をかけて私は終始涙目でした。 もしフィクションとしてドラマチックにするならば『病院でみんなが見守る中……』みたいな展開がベタだと思うのですが、通院中の車の中で死んでしまうというのがもう“あった話”以外のなにものでもなく、ここで涙を拭かないと先が読めないくらい泣きました。 ちいちゃん、裏返しにされると悪い内臓が痛かったのですよね……こういう細かいところも、さっちゃんの目線で描かれているのが凄いと思いました。 そうなんですよ、動物は“強がって”しまうのです……それに気づかなかった頃の自分を思い出して……(涙) またこの『ドアをひっかく』というのが、我が家は猫でしたが同様のことをしていたものですから、一気に涙が溢れました。 ちいちゃんの『さむいからきた』は、裏を返せば『(さっちゃんは)暖かい』ってことですよね……すぐこたつに行ってしまったけど、ここでまた顎を乗せるのがなんとも嬉しくて悲しい。 プレイ中はそれどころじゃなかったのですが、こたつにしても顎乗せにしてもきちんと一回伏線を貼られているのが、短編なのに構成に隙がなくて凄いなぁと後日冷静になってから気づきました。 もうこの先は、何度も鼻をかみながら読むくらい泣きました。でも、悲しい涙ではないのです……。 ちいちゃんの台詞が、見送った人間としてもっとも気になる 「楽しいことはあるか」 「美味しいものは食べているか」 「寂しくはないか」 にことごとく答えていて、とても救われる思いです(泣きましたが) ピアノのお稽古に行かなきゃならないというお別れの理由も、いかにも夢の中かつさっちゃんらしい動機で、涙ながらに微笑んでしまいました。 そう、どうしても人間には、動物より優先しなければ(社会的に)許されない面倒事が付きまとうのです……。 ちいちゃんは分かってくれている。でもそれが返って悲しい……。 もらった羽がお母さんに見えないことで、“ただの夢”ではなかったことを示唆しているのですね。 きちんと話を聞いてくれるお母さんの優しいこと……思えばさっちゃんは言うに及ばず、パパにしてもちいちゃんの喜ぶ姿が見たくてそうめんをあげていたわけで、「ちいちゃん、いい家の“ウチノコ”になったんだね……」とまたボロ泣きです。 ちいちゃん、きっとまた会いに来てね……。 ペットロスを通じて一人の女の子が成長する姿を、これだけの文章量でまとめられるのは凄すぎると思います。 あとがきを読んでさらにびっくりしたのは、夢のエピソードはお母様の体験だったのですね。 それをここまでさっちゃんの目線に落とし込むなんて、脚色力が半端ない!! ところでカエル系宇宙人ってなんぞ? と思ったら『宇宙船サジタリウス』という作品なんですね。 すみません、ボールをキャッチし損ねました(笑) @ネタバレ終了 私的には正直ヘビーな内容でしたが、プレイして良かったことは確かです。 別れた命に感謝が芽生えると同時に、今ある命の尊さにも気づかされました。 心温まる素敵な作品を、どうもありがとうございました。

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  • #妄想乙女ゲー攻略対象化計画 - サポートキャラ編 -
    #妄想乙女ゲー攻略対象化計画 - サポートキャラ編 -
    **一部ビーがエルすることを想起させる描写がありますのでご注意ください** 押忍! いつも夢高を双眼鏡で覗いてる変な人こと、中年男子生徒であります! 普段は会長を舐め回すように眺めているだけの自分ですが、夢高一のシャイボーイ恋斗くんが主役とのことで、不貞を会長の写真に詫つつお泊りセット持参で馳せ参じた次第であります! さあ恋斗くん、始めるのでありますドゥフフ(ヨダレ) ……って、なぬ!? 恋斗くんはサポート係でありますか!! 一部作品では霊長類最強と噂されるイオンちゃんと、ミステリアスな目カクレ男子の通すがりくんのお話だったとようやく気づいたのであります! し、しかし……もう自分は“その気”で来てしまったので、すがりくんでも全然問題ないのであります!  いや、むしろすがりくん、自分は前から君のことを愛し……グェッ?!(鈍い衝撃音) @ネタバレ開始 またもや素で失礼します。 本当は最初にこちらをコンプしていたのですが、「遊ぼ!」のほうのインパクトが強すぎて、感想が前後してしまいました(汗) 冒頭、仲間はずれにされている恋斗くんとイオンちゃんの登場で、Gさんさんの魔境とは違う! とすぐ気づきました! だってジャスコちゃんだったら、悪ガキ全員を鉄拳制裁しているのは間違いない!(笑) うーん、恋斗くんが誰よりもイオンちゃんを理解しているっぽいのが、読んでいて切ないなぁ……。 それでいてサポートを引き受ける辺り、相変わらず良い人過ぎるぞ! ぬおっ! か、会長様が降臨だと!? あっぶねー、素に戻ってなかったら犯罪行為に走るところだった……!! ……ちょっ!? 恋斗くん生徒会でFA描き始めたぞ!? しかも如月さんの作品!?!? 君も『こっちの住人』だったのか!!!!(言い方) っていうか会長様もすがりくんも、なぜに盛り上がる!?(笑) やっぱり胸が痛むか……恋斗くん、自分を騙して無理してるんだな……。 って、ここでまさかの飯テロ!?!? うっかり“がんす”で検索したらまさにテロ!!!! でも、すっかり方言丸出しな恋斗くんの一面にお腹いっぱいになりました! 七緒くんもあやとくんも、こっちの世界ではまともで良かった!!(笑) マフィンをあげちゃうイオンちゃん……罪な女だぜっ!!(誰) 味がわからないのは、本当にがんすのせいなのか……この場面の繊細な雰囲気にちょっとホロッときました……。 おっと、すがりくん!? 夢高メンバーの中ではなぜか勝手にクリーンなイメージを抱いていたのですが、まさかのプレゼント魔だったとは!! 回想シーンのイオンちゃんの『パパのお嫁さんになる』の台詞は、男には先ず出てこないフレーズなので「すっげー!」と思いました。 いやでも恋斗くん……いいんだよ……一緒にいたければ、好きって言ってもいいんだよ……(涙) 最難関のラスト、友人への注意……それも結果的にさらにすがりくんとイオンちゃんの仲を盤石なものにするという、恋斗くんの本心に一番響くであろう問題に「さーて、行きますか」で立ち向かう姿が男前過ぎる!!!! すがりくんもイオンちゃんのことになるとすっかりムキになって、この真剣さからプレゼントも本当にただの好意からしていたことが浮き彫りになって、逆に微笑ましかったです。 そして会長様!! こんがらがった乱麻をスパッと斬って解決するなんて、大岡越前かあなたは!!!(例え古ッ!) ちゃんと謝りにくるすがりくんも偉いし、意固地にならずに和解する恋斗くんも偉い!! 「俺も見習って、もっと大人にならないとな」って……この物語のなかで誰が一番“大人”だったか、言うまでもないじゃないか……。 二人の幸せを願いつつ、もう少しだけ一緒にいたいと願う恋斗くんの気持ちに、寂しいけれど小さく拍手を送りました。 超絶私事で恐縮なのですが基本的にオフラインでプレイしているものですから、バッジに関してはあまり熱心に探しておらず(ごめんなさい!)、でも「あれ? ブラウザ一回しか起動してなくね?」とよく探すと……おまけの会話に二回目の“おかわり”があったのですね!! コンプ後のタイトル画面も用意されていて、やっぱりトレアさんの作り込みは隙きがないです! そしてあとがきの二回目は見事にスルーする潔さ!!(笑) おまけなのにスチル二枚も贅沢過ぎ!! すがりくんの私服がカッコよすぎて、また中年男子生徒に戻るところでした!? と、ここまで書いてノベコレのページに行ったら前日談や裏話があるじゃないですかぁぁぁ!!!(先に気づけよ) うーーん、恋斗くんの気持ちなどちょっと読み違えた感があるのですが、私の拙い理解力のせいと何とぞお許しを〜〜!!! すがり姉ぇ!! そしてわりと普通に流すイオンちゃんの強心臓ぶりよ!? 恋斗くんのその後のエピソードがほっこり過ぎて「よかったなぁウン!」と一安心したのですが、なんとなーくその後の展開が「遊ぼ!」的になるような気がして、彼に幸あれと切に思いました(汗) アイキャッチはベーシストすがりくんが一番好きです。 恋斗くんと合わせて、すがりくんの新たな魅力にも気づくことが出来ました! またもや良作短編を、どうもありがとうございま〜〜〜す!!! @ネタバレ終了 …………ハッ!? 意識が飛んでいたのであります!! 後ろから誰かにぶん殴られたことは覚えているのですが……ああ、遠くをみんなが帰っていくのであります! 仕方ないので生徒会のロッカーで寂しく一夜を明かしますが……恋斗くん、自分は君が来てくれるのをいつまでも待っているからなぁぁぁぁっ!!!! (トレア様、並びにファンの皆様、夢高関係者の皆様、お目汚し大変失礼しましたm(_ _)m)

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  • 恋斗くんと遊ぼ!
    恋斗くんと遊ぼ!
    押忍! 夢高界隈に出没する不審者こと、中年男子生徒であります! 普段は会長を押し倒す機会を伺っている自分でありますが、なんと恋斗くんをお触りできるゲイ……いえ! ゲームがあるとの事で、勝負パンツで馳せ参じた次第であります! さっそくプレイさせていただくのであります! れ、恋斗くん……(鼻息) お、主人公は乙女ゲー界の斬り込み隊長、イオンちゃんでありますか! しかもお家デートですと?! これはまさに恋斗くんの貞操の危機でありますドゥフフ! さてさてさて! 念願のお触りタイム!(言い方) …………ちっ、上半身だけかよ……! いえ!? こっちの話であります! というか、イオンちゃん飛ばしすぎであります! 自分よりはるかに、飢えた肉食獣のようであります! 恋斗くんこっちに逃げてーーーー!!!(抱擁スタンバイ) @ネタバレ開始 突然素で失礼します。 恋斗くんの「健全なお付き合い推奨」の声もむなしく、攻めまくるイオンちゃんと受けまくる恋斗くんが微笑ましく、終始ニコニコしながら楽しませていただきました。 っていうか「抵抗しないんだね」とか「どうして欲しい?」とか……イ、イオンちゃん慣れてない? 恋斗くん可愛いな〜〜!! ボイスも雰囲気にぴったりで、これは是非一家に一人欲しいところ!! やられっぱなしかと思うとちょっとスネたり、キスマークでお返ししてくるところなんて「萌え殺されるぅ!?」と軽く錯乱しました(笑) そして恋斗くん、年頃男子にしては大人過ぎる! 『大事にするって決めたんだもん』って、君は理性の塊か!? いや、わりとギリで耐えてるっぽいところがまた……なんて紳士なんだ!! いっそ俺を抱け!!(え) 本編の瀬戸際ぶりを堪能した後で、おまけの『明日は俺の家でデートで良いよ!』の一言を読むと「ちょwwwおまwwwフラグ」と爆笑してしまいました。 ちなみに二周目以降、名前を“中年男子”に変えたところ『熱いのは中年男子ちゃんのせいです…』等の目を覆いたくなる大惨事が発生したことを、平に陳謝いたします。 コンプタイトルの『たくさん遊んでくれてありがとう!』の言葉!! 短編であってもユーザーへの感謝を忘れない、恋斗くんとトレアさんの心くばりにマジでひれ伏しました。 制作者の鑑です!! @ネタバレ終了 あれ、恋斗くん! そっちじゃないのであります! 自分のこの胸に飛び込み……あぁ、イオンちゃんと行ってしまったのであります。 くぅぅぅ! 末永く幸せになぁーーー!! (トレア様、並びにファンの皆様、夢高関係者の皆様、お目汚し大変失礼しましたm(_ _)m)

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  • 育てるのって難しい!
    育てるのって難しい!
    『おたまつ』→『ふこあじ』→『バレチョコ』と続けて遊ばせていただきました! 『おたまつ』と世界線が繋がっているとのことで、ダークサイド対応防弾チョッキを重ね着していざッ! @ネタバレ開始 以下、プレイしながら書き殴ったものに、加筆修正をしたものになります。 テンションが若干変ですが、何とぞご了承ください……。 はい! またもやジ・エンターティナーから始まりましたよ! 地獄確定!! 選択肢!? 選びたいものがねぇ!! ええ、選びますとも! どうなっても私のせいじゃないですよ!? とりあえず“訓練”を選び続けたら、なんかどんどんヤバくなって……あっという間に寝返りエンドかい!! “手術を行った”って?! 切った張ったを略すにも程がある!! いやーん、どんどんサイボーグ化していくよぉ……誰か涙に気づいたれや!! “薬物”って!? “安全なおくすり”って言ってませんでしたかぁ!?!? ええ、“感情抑制”から始めましたよ! 犠牲がつきものって……命をなんだと思ってるんだ!!!! こっちはどうだ、“強制慕情”…………って一緒かい!! 命をなんだと(ry “遺伝子改変”だとぉ? もう分かってるよっ!! ほらなんか生えてきたし!! シレッと済ませてるけど、世界終了してますが???? “社交”はさすがに問題あるまい……うん、これならギリセーフだ……ってもう何がアウトで何がセーフかわらかん!! だから!! だから!! だ か ら ! ! “しつけ”がグーパンって?!?! 肉体の強度って!?!? ただの動物実験じゃないですかぁっ!!!! ほらまたなんか救済措置は盤石だから、続けちゃうでしょ! でもコラ『見てくださいこんなにいっぱい殺しました!』じゃないんですよ!! つれさる……連れ去るって!?!? これハッピーエンドですか?! なんか“しつけ”は続いているようですが……でもこの笑顔は間違いなくハッピーだ!! やった! 勝った!! 自分勝ったッス!! ……以上、現場の生の声でした。 これ『おたまつ』に出てきた“機関”の話ですよね? この短編だけでも、『おたまつ』のバックボーンがかなり埋まった感じがしました。 そしてごめんなさい、てっきりゲンキくんかと勘違いして、思いっきりトンチンカンなポストしてました(汗) どんどんサイケになっていく前景グラフィックが大好きです! 特に“社交”が凄い!! スマホの壁紙にしたい!!(やめなさい) 遺伝子ラストのスチルもいいですね……ここまで来ると、最早ダークサイドの言葉では闇が収まりきらない……!! 「それが権力というものです」等々、“こういうもの節”も炸裂していて大満足な短編でした!! @ネタバレ終了 事前の防御も虚しく、ズタボロになりながらなんとか走破です! 短い時間の中でも、十分悪夢を堪能できました! ギリ致死量未満のダークサイドを、いつもありがとうございます!!

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  • Dear Virgin. - ディア・ヴァージン -
    Dear Virgin. - ディア・ヴァージン -
    『Alt.』に続いてプレイさせていただきました。 朱華ななさんの初期の作品ということで、どんなものかと思ったら……すでにスタイルが確立されているじゃないですか!? 主人公フルボイス&動的な演出&ダークなストーリーのコンボで、あっという間にKOされました。 @ネタバレ開始 Xでやりとりさせていただいた際に、「DVって略すとちょっとアレっぽいから、ちゃんとDear Virginって書かないとな!」と思ったのですが……いや、まんまかい! そんな伏線回収しなくていいですから!? 『Alt.』のラストで善くんが指摘した指の傷も、こんな理由だったとは……Re:nくんクズい、クズ過ぎるぞ!!(誉めてます!) 選択肢の無い選択をあえてさせることで、よりこちらから望んでDVされている感が増して、思わず新たな道に目覚めてしまうところでした(汗) と、冒頭のDVから行為後の「でも愛してる」みたいな事を言い出した時点ではRe:nくんをキングオブクズ男だと思っていたのですが……あれ? なんか意外とまともな事言い出したぞ? 彼女を帰して煙草をくゆらす姿にも哀愁が漂って……んー、なんだか本当に寂しそうだな。 いやいや、DV野郎は得てして平時はまともだから油断は………………ファッ!? なんですと!? マネさん脅迫しとりますがな!? おまえ加害者だったんかい!!(困惑) ゲリラライブからの騒動は、『Alt.』をプレイ後だとニヤリとしますね。 Re:nくん、君が未来のマネさんに顎撫でられている時、善くんはだなシャワー室でオル様に後ろから(割愛) 歯型の指輪は、ロマンティック過ぎる……! まさかこの暴力的なテーマの中でこんな美しい花が咲くとは思いもせず、「きぃーーーっ!?」と羨望と嫉妬の奇声を発したことは内緒です。 「理想の恋人(いぬ)にして」という言葉に、Re:nくんが例え何を犠牲にしても一人でいたくないという気持ちが滲み出ていて、あまりの辛さに一旦目を閉じて深呼吸をしました。 こうなると……もはやDV受けているのはRe:nくんのほうですよね。 ただの寂しがり屋で、一緒にいて欲しいから暴力を振るうって構図には、悲しさしかありません……彼はマネさんを殴りながらも、自分自身も殴ってるに等しいわけですから。 ラスト、それを受け入れた恋くんとモニター内のRe:nくんとの対比がもの凄いコントラストで、感極まりました。 ななななんと?! 異形ものだったんですか?!?! Re:nくんの田舎の話は「ああ、あのオレ様ミヤビ様が『Alt.』で言ってた田舎かぁ」程度に読んでしまったので、まさかこんな伏線になっていたとは……!!! よく考えれば同じ世界に、普通に人間でないオル様が居たり眼鏡をかけた触手がいるくらいだから、この展開は先に読んでおくべきだった!! 切ねえ……メグちゃんはメグちゃんでRe:nくんを満たさないために、自分への気持ちに気づかないふりをしているなんて……切ねえッスよ。 お互いが自分を犠牲にして相手を思いやるのは……美しいからこそ切なすぎます……。 どうかこの二人には、ただただ幸せになって欲しいと強く思いました。 すみません、『Alt.』の感想で「ミヤビ(神条)様がもっと見たい!」的なことを書きましたが、訂正します。 この人表に出ちゃダメ! 用法用量を守らないと死ぬ! 毒が強すぎる!(笑) 隠しシナリオでは、本編だとわりとエグいメグちゃんがビシバシ突っ込みを入れていて笑いましたが、そんなんじゃ追いつかないくらいもう軌道修正手遅れ感がバリバリです! しっかしパパのアク強すぎる……ここまでオレ様だと、逆に一度徹底的に困らせてみたくなりますね(悪趣味) あ、Ci-enの方を覗いたら、個性的過ぎる名前の偽々人くんにもビジュアルがあって嬉しかったです。 キャストコメント、もうすでに残り時間が存在する!? すげぇよ……これだけのクオリティなんだからもう十分押し付けがましくていいのに、なんでここまで配慮するんですかぁ……。 ビジュアライザーもお洒落! ……って、なんですかその募集要項!!(笑) 応募する白井さんも凄い、なんてポジティブなクズだ!!(すみませんでも誉めてます) 理屈を当てはめるのは野暮なことですが、読み終わってからシナリオの起承転結が見事だったことに気づきました。 起:女子高生の会話シーン 承:DVからメグの退場まで 転:煙草から回想シーンまで 結:恋とメグそれぞれの心境 と読みましたが、意識されていたりするのでしょうか? 長編だけでなく短編も綺麗にまとまっているので、改めて作劇術の強さにやっかみの奇声を発するばかりです……。 @ネタバレ終了 短編なのですぐに読み終えられましたが、胸に残った印象は長編を踏破したような重いものでした。 Re:nくん、達者に暮らせよ!(涙) またしてもフリゲ感のない、神クオリティな素敵作品をありがとうございました!

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  • Alt. - オルト -
    Alt. - オルト -
    ド綺麗なビジュアルに惹かれて、プレイさせていただきました。 動的な演出が珍しくなくなってきた昨今ですが、“ただ動いている”のではなく、“動いて表現する”効果が凄くて、全編通して圧倒されるばかりです。 シナリオも自然な会話の中で鬼のように細かい伏線が張られていて、回収されるたびに「すげぇ……」と一時停止で関心していました。 @ネタバレ開始 キラキラのタイトル画面に早くも目を奪われ、「ほえ〜……」と設定などを眺めていたら、善くんに怒られました(笑) おま環の極みで恐縮ですが、むずがるタブレットをなだめながら少しずつ遊んでいたものの、進めれば進めるほど引き込まれていく世界に環境を整えて襟を正し、再度最初からやり直しました。 なので、延べ5時間くらい遊ばせていただきましたが、あとを引くストーリーと飽きさせない動的な演出のおかげで一度もダレることなく、むしろ最後は「ああ……終わってしまう」とクリックを躊躇いました。 パッと見チャラい感じの善くん。 夜の逃走劇からどー見てもヤバ臭を身にまとったオル様との出会いも一応こなし、「このチャラ男くん(すみません)適応力神か!?」と思っていたら、次々と明かされていく過去に「……そりゃ鍛えられるわな」と後半は完全に感情移入していました。 感情が一番多彩なキャラで掴みやすいぶん、物語全編を通して善くんが静かに成長していく姿が胸を打ちます。 コンプ後のタイトル画面では、これからも愛する人のために手を汚していくであろう善くんの笑顔に、小さく拍手を送りました。 誰かの犠牲の上に成り立つ愛は、それだけで美しいですね……。 お薬も卒業できるといいね……って、“男の触手プレイ”って!? 善くんどこでそんな言葉覚えた!? 経緯を妄想するだろうが!!(笑) オル様……かっこいい! 持って返っていいですか?!(ダメです) 予備知識ゼロで挑んだもので、てっきり浮世離れした世捨て人の芸術家だと思っていたら、うーん……もしかして単に天然? いや、でもかっこいいから良いけどさ♪ 掴みどころのない性格なのに、芸術への造詣の深さを感じる「ここで埃を被っているだけならば、それは世間にとっては存在しないものと同じ」や「磨き抜かれた異端は、人間の行き着くべき完成品だと信じている」の台詞はグサッと来ました(思わずスクショ撮ってしまいました) FALSEルートでは怪しい雰囲気のままのオル様ですが……TRUEルート! オオオオオオオオオル様が顔を赤められているぞっ!? ティッシュください、鼻血がれまひた……。 TRUEルートのオル善コンビの活躍が痛快すぎて、絵の世界にオル様が来てくれた時にはガッツポーズしました。 個人的には曼珠沙華時代のオル様が、放られた花束を「千切られた同胞たちの骸」と言ったのがとても繊細な表現で大好きです。 あと、オル様知識がまるで無い状態でシャワー室に入ってきた時には「オル様のけだもの!」などと心で叫びましたが、単に私の汚れた心が浮き彫りになっただけでした(汗) そしてイカオリことヰ織先生……危ない! 危ないよこの人!! エロい・キモい・触手の三拍子に眼鏡追加って!! それなんていう役満ですか!? てっきり善くんの唯一の理解者的な役割かと思っていたら……いや、そのイッちゃってる芸術的な野心は高く買いますけど、闇の堕ち方も半端ないですよ!? でもヰ織先生がいなかったらオル様は生まれなかっただろうし、善くんと関係を続けながらも絵の加筆を続けていたということは、ある意味イカ善の愛の結晶がオル様……いやそれは無い、無いってことで!! FALSEエンドではさんざん善くんを弄びやがって……羨ま……いえ、なんでもありません! 本編ではずば抜けてキモい演技が際立っているだけに、おまけで青藍透さんが一番几帳面な感じのコメントをしていてひっくり返りました(笑) エピローグに登場するのは『Dear Virgin.』のキャラなのですね。 こ、これはRe:n様にも会いに行かなくては……!! 展示室の他作品のキャラの台詞にも、早くニヤニヤしたい!! ……オル様だけ感想が長い(笑) 癖全開で大変に申し訳ありません。 テキストウィンドウで繰り返す曼珠沙華に血が滴り落ちるアニメも、TRUEルートを通るとその意味が分かって衝撃でした。 シナリオの細かいところでは先にも触れたのですが、暖炉にくべる女性服であったりハンドクリークであったり、果てはオルさまの“ピザを知らない”ことまで伏線になっていて、構成力の高さにひれ伏すばかりです。 善くんのヰ織先生との回想シーンも秋菜だけ名前があるのに「ん?」と思ったのですが、これもその後の被害者たちの名前の伏線だったのですね。 シーン毎に変わるタイトルバーの文字や、TRUEエンド後、開始直後の注意画面で飛び散る血飛沫の音が『グシャ(ヰ織先生?)』から『銃声(善?)』に切り替わるなど、細かい作り込みも本当に凄いです。 TRUEルートでは選択肢まで一気にジャンプできたり、おまけの声優さんのコメントにも残り時間を出してくれたりと、「そこまでしてくれんでも……」とユーザー目線の配慮も感激しました。 と、これでコンプ達成! と思ったら、展示室に空欄があるじゃないですか!? ようやくReadmeを読んで(遅い!)、隠しシナリオを発見しました! おお! 大好物の俺様男の登場だ! やったー! と思っていたら……え? そう、確かに本編の最後の銃声がちょっと気になってはいましたが……いや、しかし……ちょっと待ってぇっ!?!? タイトルバー、隠しシナリオが“Truth Shots”ということはつまりその……だったの!?!? 善くんが打っていたヤバイ薬の説明と、本編途中の「薬切れしたオレの幻聴幻覚だったり……」発言から、一瞬すべて夢オチかとも思ったのですが……違うよね……そのカフスはオル様だよね……。 パパなんちゅう指輪子どもにあげとんねん! の疑問は解消されたのですが、いやーん、パラレルワールドだと言ってください!(涙) しかしまあ、善くんが最後にいった通りこれが「人生を選び取った」結果であるなら、ある意味ハッピーエンドなのでしょうか……。 @ネタバレ終了 BLしているところはバッチリBLしていますが、伏せ字になるような表現もなく、私のようなノンケ中年ジジイでも普通に楽しめました。 例え実写化してもアニメ化しても、これ以上の完成度にはならないであろう、ノベルゲームの究極形態を見た気がします。 神クオリティの超大作をありがとうございました! 願わくば『Alt.』が天下をとらんことを……!!

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  • Newton's cradle-ニュートンの揺りかご-
    Newton's cradle-ニュートンの揺りかご-
    『女中の話』と二本立てで遊ばせていただきました。 タイトル画面から「んんっ?!」となって、ワクワク感が止まりません。 テーマのピクトグラムとサッパリした画面構成に統一感があって、落ち着いた雰囲気でプレイできました。 そしてこのピクトさんが動く動く!! 記号化された見た目とは裏腹に、どんどん生き生きと感じてくる不思議さ……。 見せる表現と想像させる表現の二人三脚ぶりが本当にお見事です! @ネタバレ開始 社畜のサラリーマンが、何気ない日常から徐々に怪奇の世界に迷い込む展開が見事で、最盛期の『世にも奇妙な物語』を思い出しました。 「私もです」が繰り返されるたびに緊張の糸が張り詰めていき、クリックするたびに「次は来るか?!」とドキドキしました。 タイトルと同じエンド……彼は本当に電車に乗ったのか、それともすでに霊界への旅路なのか……。 この辺りのさじ加減も絶妙で、余韻の残る終わり方に読後は「フーッ」と満足感のため息が出ました。 と、ここで張り詰めた空気を保ったままおまけに突入したら……ピ、ピク花さん? いやいや、騙されるな……今のサラリーマン奇譚の話とあの『女中の話』のcaraさんだぞ? まさかそこまでバカに振り切ることも……!?!? バ、バカだこの人っ!!(誉めてます!) おい! ピクトさんが時代劇出とるぞ!? しかも首飛んでますがな!? いやいやいやいやS●ショーって!? しかも「私だってまだなのに!」って、ツッコミ所そこかい!!(笑) オリンピックになって、そろそろ終わりかぁ……ふう、なんとかバカに耐えきったぞと思っていたら、まさかのトドメが! ここに来て、いらすとやと現場猫はズルいです!(笑) ツッコミ処理が追いつきませんでした。 さて、最後のおまけは何味ぞ? と思い始めたところ……ふ、深い! 深いですよ!? ようやく「ガイコツはおまけの裏話の主人公」の意味が分かったのですが、ううむ、まさかここまで重い話だったとは……。 私は科学のことは(も)サッパリな人間なのですが、毬花の改造プランにいちいち説得力があって、そこに希望よりも逆に恐ろしさを感じました。 しかし……今更ですが登場人物の書き分けがお見事です。 毬花の憎しみにも似た剥き出しのコンプレックスや、山吹嬢(?)のどこか視点のずれた愛情、杉田を始めとしたマッドなみんなが妙に生々しく、荒唐無稽なSF臭がまるでしないのです。 ピク花編で何気なく見ていたオリンピックのドローンが、まさか毬花自身だったとは……。 両方の話がリンクするとまるで意味合いが変わる展開に、その昔にプレイしたチュンソフトの『街』のラストを思い出しました。 空から瑠璃花に謝るシーンの美しさにすでに涙腺がヤバかったのですが、「私は人間です」の一言で泣きました……。 すでに宇宙開発規模の改造を施されていても、毬花の望みはただ“普通の人間”でいたかったのかだけなのかと思うと、思わず涙が出ます。 そのまま、深刻ムードの締めでうむむと唸った直後、EDリストを見たら……ん? “全プレイ後”? 何かと思ってタイトルに戻ったら……まさかの“ヤツら”が居るじゃないですか!? 完全に「やられた〜〜!!」とバンザイしました(笑) 山吹嬢のムーンショットにも期待しております!! @ネタバレ終了 それぞれが一作品並のホラー・コメディ・シリアスの三本が、絶妙に絡み合った多彩な作品でした! またも印象に残る良短編、どうもありがとうございました!

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