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せいかのレビューコレクション

  • 機械仕掛けの嘘と夢
    機械仕掛けの嘘と夢
    結論から言うと、めーーーーーーちゃくちゃ良かったです!!!! ありがとーーーー!!!!って京都の左右の大文字の火床から叫ぶような気持ち。大文字の大は大好きやでの大なのかもしれない。すてきな作品をプレイさせていただきありがとうございました。 シンプル操作の短編ゲームなのだけれど、とにかくシナリオが最初から最後までずっと「好き!」なまま終わった。余韻の具合もすごく心地良い。テーマに対する表現がコンパクトにまとまるというよりも的確に描かれていて、「小品」の枠を超えてかなり満足感のある内容になっていた。 あと、特に主人公が目覚める最初の場面で顕著なのだけれど、画面上のテンポの良さみたいなのも見てて気持ちが良くて(絵の或る種のスタイリッシュさもこの点で活きているというか)、この点でも一つのお話に没入しやすく作られていた。 なかなか怖い話ではあるし、身近なものとしても既視感のあるようなそれらがここではただ絶望的なものとして在るというよりも、じんわりと悲哀のあるもの、ぼそぼそと乾燥したパンのように虚しく零れるものとして表現されているのもまた妙味となっていた。(私自身は「終わり」へ向かうルートをプレイしています。ゲーム世界にそれを望むかは置いといて、私自身が永遠を望まないため。)

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