猫ヤナギさんのレビューコレクション
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ファースト×ヒロイン To Be Continued(帰って)きちゃった♡ というワケで、涙のお別れをして次の日に元気に登校してきてしまった私の面の皮の厚さをお叱り下さい… 「ファースト・ヒロイン」の続編となる今作ですが、主人公達の時間は1年、ゲーム世界は3ヶ月経過しており みんなの立ち絵が一新されていて、成長した姿をみせてくれます! みんなカッコイイ! 注意事項なのですが、今作は無印をプレイしている事が前提の作りというか、初手で前作の核心ネタバレがありますので、 是非前作で菜月くんと仲良くなってから遊んで下さいね~! きっと菜月くんとのワクワクキャッキャなラブラブストーリーなんやろな~(鼻ほじ ぁ、今回はガチで感想長いです。。。本当にすみませんんんんn @ネタバレ開始 あああああああ、みんなカッコイイ!成長してる! 輪くんなんか男の子っぽくなったし双優くんちょっと乙女度アップしてるし凄く良いよ… 双優くん愛されてるとガチで無敵なんすね、、、昔だったらすぐ自殺しようとしてたのになんという安定具合… そして輪くんの背景が分かって、彼に例のプログラムが仕込まれてたのも納得しました… あとお兄さん?輪くんのコーディネート上手すぎでしょう…めんどくせぇタイプのブラコンなんすねぇ~(拝む ヨシアキ先生も色々と葛藤しながら頑張ってる姿がみれて良かったです。スーツ姿カッコイイ。 見春先輩に本当に会えるのか、不安で押しつぶされながらも少しでも釣り合う姿になろうと努力する姿に、 彼もまた成長しているんですね…でも口プクーってやる奴?の表情差分は残っててより可愛さが際立ってましたね。よい。 あと、28歳は若いのでその私服も、良いとおも、おもっププ! そして今回はじめ君もついにメイン?へと昇格!可愛い、そしてちょっとチャラい、可愛い! 主人公が上げたヘアピンまだ付けてくれてるんだね、お気に入りかな?可愛いね… 何気に今回一番色々と立ち回ってくれた子。2章の遺恨の件もそうだけど、ウチの菜月くんが大変ご迷惑をおかけしました… 荒野くんもさ、前作のプロフィール見てから、ぁっ…って思ってたけど色々あったんだよね。 はじめ君との会話での「母さんだけは許してくれ」に全てが詰まってる。 怨嗟は何も生まないし、やってしまった事は何も変わらないけど、彼にも救いがありますように…。 はい、というワケでお待ちかねの菜月くんでございます! 会いたかったよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!! 新しい立ち絵めめめめっちゃ可愛いね! 私の密かな思いですが、金髪のプリン髪って可愛いですよね!!!人に言ってもあんまり伝わらないのですけど、 すんごいかわゆい。。。 眼鏡も相変わらず似合ってるし、前から思ってたけどそのヘアピンあざとすぎない? 君が脇役なんて無理あるでしょぉぉぉぉぉぉ! 私服も色気が凄いし、何きみ。ほんとなんなの?!カッコよすぎ!!! 頑張って「大人」っぽく背伸びする菜月くん、カッコよかったよ… ジェットコースターで見栄張って泣きをみるのも良かったし、 お化け屋敷ではしゃぎ倒して、主人公にビッ〇って言いかけたりするのも純情で可愛かったよ ………後でお姉さんに誰にそんな言葉教わったか教えてね? 首輪のアレもね、イケない扉が開きそうで、、、、こっこれ以上はいけない!!!!! …はい。ここまで砂糖を吐き出しまくりましたがそれだけでは終われないのがこの「ファースト・ヒロイン」という作品。 というワケで今回の菜月くんは完全な黒幕でございます。 人類にとって愛とは常に力でありバグなんですね。 前作のレビューで重たさと病みてんこ盛りの双優くんよりどうして菜月くんを好きになったんだろう?と書き込みましたが、それもそのはず。 彼はとても純粋で優しい子です。ですがそれ故に、、、、 オマケのお伽噺を読んだら彼の気持ちが痛いほど伝わってきました。 前作のプロフィールからいけるシナリオで、主人公の形見同然のスケッチブックをめくるシーンがありますが、 きっと毎日同じことを自室でしていたと思うと……。 で、私が思うにこのお話って菜月の為の「成長譚」だと考えています。(違ってたらごめんなさい!) ですが、成長が必要なのは果たして菜月くんだけなのか? 実は主人公自身も彼の恋人としての成長が必要だったのかなと考えています。 実際、バグ取りを優先して菜月くんをおざなりにしたり、恋人の変化を分かっていながら指摘しない様は仕事が原因で別れるカップルのようでしたし、 はじめくんに何度か諭されながらも、結局最終局面まで秘密を打ち明けられませんでした。 それを保身と主人公は語りますが、結局弱い部分を見せられないという信頼関係の構築不足も原因なのかなと。 それはEND3での主人公の言動に顕在化していて。。。 多分これ、はじめてこのエンドに行った方は凄い驚かれたと思うのですよね。 だって前作でもバッドは色々、まぁそれは色々な目にあいましたから。 でも、それって何か行動を間違えたり説得に失敗したりで「原因」がありました。 ですが今回は他人から何かされたワケでもなく、自分たちの映画(軌跡)をどう感じたかに掛かっていて。 今回の続編は、成長の他にも「大人になるとは?」みたいな事がテーマにあったような気がするのですが、 END1と3でその二面性を見せつけられたような気がして脱帽いたしました! 私゛のメンタルはもうボドボドでずよぉ゛……(泣 END3で主人公の「子供のような大人」としての姿から、菜月くんは彼女への幻想を捨てて成長(したのだと感じています)し、あまりの健気さに涙が。。。私の心もバグだらけだよぉぉぉぉぉぉ゛ 私はいつも、菜月くんを泣かせてばっかりだ… 変わってEND1では、映画(軌跡)を肯定した事により登場人物みんなから助けて(応援して)もらえます。 これ、無印でも感じていた製作者様のハジメさんからのメッセージなのかな?と感じる部分で、 「物語はそれを信じ、肯定する限り好きでいる皆の味方だよ」なのかなって。 物語が終わってエピローグを迎えたって、例え手を貸す事が出来なくても、みんな信じてそこに居てくれる。 だからこそ、信じる信じないに関して主人公は言葉にして言及する事は無いし、みんなからの協力を得て舞台袖に隠れてしまった菜月くんをもう一度舞台上に引き上げる事ができたのかなーと。 菜月くんはさ、ちゃんとお話すれば分かる子なんだよ。 ちゃんと大人になりたい男の子なんだ。 でも、それでも私はいつも、菜月くんを泣かせてばっかりだ…(二度目) 思い出すのはいつも君の泣き顔ばっかりなんだよ。。。。 なので、みんなにちょっとずつちゃちゃ入れられながらデートして笑って、菜月くんがちょっと見栄張っちゃったりして、、、そんな短編とか、出ませんかね?(チラチラ 最後の方完全に考察になってしまってごめんなさい…これでも削ったんですーーーー(泣き @ネタバレ終了 そんなワケで、菜月くんとのお話はひとまずおしまいですが、パラレルワールドな続編が制作中との事で、 しばらくはまだ人間の姿(私は猫科ですが)で居れそうです。よかったよかった。 本当に大作でございました!ハジメさん、菜月くんに出逢わせてくれて本当にありがとうございました!
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ファースト・ヒロインすーっとノベコレを巡回していた時に出会ってしまいました。一目惚れでした。菜月くん、出会ってくれて本当にありがとう。 作者様解説からCPを壁になって眺めるゲームなのかな?くらいに思って脳内恋愛フィルターをオフにしてプレイしていたのですが、とんでもなかったです! こんなに綺麗で純粋で鋭くて、痛みを伴う気持ちになったのは久々です。速攻でフルコンプしてしまいました。 まず、ストーリーがとても良い。 途中くらいから物語の顛末がなんとなく把握出来るのですが、ぁーこういう事なのねーとちょっと冷めた目でみていました。 そんな私も、「結果」なんて些事に過ぎない事を思い知らされます。 @ネタバレ開始 物語は3章構成になっていて、好きなところで中断。もできるのですが、私は先が気になりすぎて結局駆け抜けてしまいました。 みんな一生懸命で素敵なんですよ。ほんとに一生懸命生きている。 結論から言うとこの世界の住人はゲームの存在でしかなくて、最終的に主人公も「はるちゃん」も別れるしかない。それでも、だとしても!なんです……。 乙女ゲームの中に入るちょっと異世界転生じみた内容ではあるものの、別れの予感みたいなモノを随所に感じて、なんというか青春のオフタイムみたいなそんな気持ちにさせられました。 終盤でのタカアキ先生と見春先輩のやりとりは乙女ゲーマーとしてグッと来ましたし、 その後の主人公と菜月くんのお別れは、すっかり大人になって、最早見春先輩の年齢すら軽く飛び越えてしまった私「たち」へ向けられているようでホロっときてしまいました。 たとえこの出会いがバグだったとしても、菜月くんと恋した事を忘れない。 余談ですが、続編が無かったら菜月ロスで一週間くらい廃人になっていた事でしょう。 命拾いした……(オーバーキルされませんように) 1番好きなのは、1章での颯くんの起こした嵐?が見春先輩が一度きりのチートを使った結果だったということ。 壊れてしまったゲームとキャラクター達。 彼らを変えてしまったのは自分。 彼女はヨシアキ先生の彼女である以前にゲームそのものを愛していて、どこまで行ってもヒロインの「はるちゃん」なんだなと。 「菜月くんがまだ「はるちゃん」と呼んでくれるなら〜」の下りが凄く涙腺に来ました。 テストプレイでは邪険に扱っていても、根底にはお助けキャラとして仲良くしていた頃の気持ちがあったんだなー。。。 そういえば、病んでて危ういのに見栄は張っていたいみたいな私の好きを詰め込んであった双優先輩でしたが、何故か菜月くんが圧勝していきました。 君可愛すぎるよ…… 凄い長くなってしまいましたが、結果とカラクリが既に分かっている事でも、思いの力って偉大だわと感じました。 私も久々に古の乙女ゲームないしRPGを引っ張り出そうかな…… @ネタバレ終了 この後すぐに続編もやろうと思います! 製作者様のシナリオ、イラストすべて好みドンピシャでした! こんな素敵な作品を世に出していただき、ありがとうございます!
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ドキドキ!?魔法学園[:ルーキー:]Xで度々お見かけしていた本作! 3Dモデルを使った学生同士の魔法バトルが楽しめるとの事で、ウキウキしながら楽しませていただきました! 設定自体も、電脳空間を使ったバーチャルなスポーツ的位置付けで、近未来とファンタジーをうまく融合させつつも電脳犯罪とかテロ行為とかの非現実的な要素を極力排除して、あくまでもスポ根青春モノとして描いているのがとても素敵でした! 電脳空間へのログイン演出がとにかくカッコいいので必見です! さぁ、貴方は執拗な強豪サッカー部からの勧誘を退けて、ドキでマジカルな学園生活を謳歌できるのでしょうか?! @ネタバレ開始 いやー!面白かったです! まずはモデルとかこれ無料で良いの?!!って出来でした。 魔法演出がすごく良きです!キャラの個性が出ててカッコいい! 魔法選ぶ時のパネル的なUIもセンスが光っておりましたし、謎クールタイムとか魔法の解禁条件だとか、古の無料じゃないMMOを彷彿としてフフっとなりますね(笑) リアル戦闘能力(体力とか反射神経)も影響出るタイプの競技なので、スポ根色強めなのも好きでした!最終的に魔法より物理に頼りだす主人公ちゃんも面白かったです(作中使用出来る魔法が拘束系と基本攻撃しか無い上にいちいち隙がデカいらしいので致し方無しか) 最初のゲームマスターさんとの会話で謎のエラーがあったりと、何かネット犯罪?的な大事件(某バトルネットワーク的な)が起こりそうな予感もありますが、切磋琢磨する若者の姿を見るのは良いですね! キャラクター達もとても素敵で、部活モノで定番のイロモノ先輩からクール、内気、軟派に高飛車なライバルと個性的な面々が揃っております! 個人的には文香ちゃんのキャラもツボで、魔法の腕も他の新入生組(エンジョイ勢)と変わらないですし、主人公の性格もあってちゃんと因果応報されてたのは笑いました。でも、連携とかもちゃんと出来る辺り悪い子じゃなさそうなんですよね。かわいそかわいいね… みんな、もうちょっと文香ちゃんに優しくしてあげて…いや、あんまり優しくしないで(二律背反) 実は重い設定があって、文香ちゃんごめんな…って思う日が来るのかしら…… ちなみに今のところ拓哉くんがかなり好きです。推し候補! 電気属性でバカで軟派で49件も鬼lineするようなマダオ、、嫌いになれないんだぜ… IIを開発中とのことですので、合体魔法とかキャラルート的なのがあったら嬉しいのですがどうなんでしょ? 実はいまいちドキまほが何系のゲームなのか掴み兼ねてるのですが、期待しても良いのですかね?(チラチラ) @ネタバレ終了 引き続き、IIの開発頑張ってくださいませ! とても楽しかったです! そして、願わくば皆さんがサッカー部の誘惑に打ち勝てますように……
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ヤンデレ好きが推しに執着される、悪役令嬢に転生できたのに、プログラムに勝てません!!社畜OLさん「こんな会社事故物件になってしまえば良いのですわ~、ペンペンおハーブも生えませんコトよ~!(そこまで言ってません)」 との捨て台詞を残して見事、推しの住まうゲームの悪役令嬢として異世界転生を果たします。 しかも推しは悪役令嬢にご執心なイケメン、アルベール様!勝ったな、ガハハ!お花摘んでくる! ……ところでプログラムに勝てないってどういう事? という導入(曲解)から始まる本編、ふぇぇ~私どうなっちゃうのぉぉぉ~(主人公はこんなに情緒不安定じゃありません) @ネタバレ開始 開始直後のブラックな会社シーンとか自室シーンは大分クるものがありますが、主人公の恨み節がキレッキレでかなり好きでした! 悪徳令嬢さんの意識(プログラム)が強すぎて、アルベール様に関する事は基本的に主人公に介入の余地は無いのですが、 謎ミニゲーム(主人公も?ってなってた)の結果で心が動いていくのも良いですね。 成功時も失敗時もアルベール様の反応が二度美味しいです…! ハッピーでもバッドEDでもムービーが用意されているのですが、特にバッドはこの転生の仕組みが理解できる内容で、 一見の価値ありですよ! いや、アルベール様かなりイイ男です! これだけメイリーナさんに罵倒されてもめげずに匿い続ける(もとい監禁し続ける)なんて… メイリーナさんの髪色の薔薇を胸に付けてるのとかベネですね。 しかもこのイケメン、ヤンデレなのに凄い自制出来るタイプなんですよ、、、 好きな人の嫌がる事はしない姿勢、凄く大事なんですよね… 外堀はとっくに埋まってるかもですけど、、、 で、実はアルベール様が好きだったのはメイリーナさんでは無く、いつも画面の向こうに居たキミ(主人公) だったという落ちですが、アルベール様は失敗する度に何度もロードを繰り返していたご様子。 いや、この演出すごく良かったです。繰り返している様子が分かるバッドのendムービーは1週目から飛ばせますが、、、 ……ないで…とばさ…ないで… ところでハッピーで晴れて主導権を勝ち取った主人公ですが、メイリーナさんはどうなったのでしょうね?(ニッコリ 最後に、乙女ゲのヒロインとメイン攻略対象って普通に考えたらヤベー奴らだよな…っていうのが作者様との共通認識 っぽくて笑いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品、ありがとうございました!