堀井太郎のレビューコレクション
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除毒のタベルナこの作品のタイトル、『タベルナ(食事処)と『食べるな(毒がある食材を)』が掛かっていて知的なギャグだなあと思いました。 @ネタバレ開始 まさかコメント欄が2種類あったなんて…こっちで書かないとノベコレのニュースで紹介されないとは知らず…不慣れですみません。 ご指摘ありがとうございました、お手数をおかけしました…! @ネタバレ終了 -
除毒のタベルナまず開始5秒で豪華さに驚きました。ボイスが潤沢だ…フリゲなのに! それでいてフルボイスでもないので、文字を読む速度と合わなくてダルいという事もなく…なんて有り難いんだ…!! 登場人物たちの立ち絵があるのはノベルゲーとして普通だとしても、調理法の説明パートの丁寧な黒板絵やら、完成した料理の差分やら、各話のお客さんの実食カットインやら……やっぱりこのゲーム豪華だな?? 本当に無料でいいんですか? 私は食への興味関心が強く、その一環でお料理ゲーも好きという動機でこのゲームを手に取りましたが、 そこら辺に生息している野草やら生き物やらを獲って食うYouTubeのチャンネルももちろん好きで複数フォローしてるので、 このゲーム内で出てくる有毒食材がジャン君によって解説される度に「ああ〜アレかぁ〜」ってニッコリしちゃいました。 そしてエンディングについてですが、 @ネタバレ開始 もてなすエンドの方は文句のつけようのないハッピーエンドで、世界ってこういう風に救われてほしいよな〜とホッコリしました。 倒すエンドの方はビターな寂しさが良かったです。諸悪の根源である魔王を倒したというのに、二人ともちっとも嬉しそうじゃなかったのがね…。 料理人って本来なら人を幸せにする仕事なのに、わざと毒を盛るなどという矜持を汚すような真似をしたステラちゃんは、自分が許せなかったんでしょうね…。 ジャン君もそんなステラちゃんの気持ちが痛いほど理解できたから、あの暗く静かな声色の『よくやった』なんだろうなって…。(このシーンは声優さんの芝居がとても良かったです、ほんの一言なのに様々な感情が詰まってた…) 世界の平和と引き換えにひとりの料理人の魂が犠牲になったのが分かってるから、世界が元に戻った原因に思い至った人もみんな口を噤んだんだろうなって…あの店を訪れていたお客さんたちがみんな心優しく善良なのも伝わってきて、より寂しさが増すのも良かったです。 なので、プレイヤー目線で読むお話としては倒すエンドが好きだけど、あの世界の人々には是非とも、もてなすエンドの世界線で幸せに生きて行って頂きたいです! @ネタバレ終了 素敵なゲームでした、ありがとうございました! -
村の祠全部食う‼舞台も登場人物も由緒正しそうな因習村ホラーなのに、陽気なBGMと呑気な主人公くんのおかげでホラーが苦手な自分でも楽しくプレイできました。 絶対そんなワケないのに祠が美味しそうに思えてくる不思議(笑) 面白かったです!
