みたけのレビューコレクション
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北限のアルバ~夏の章~以前プレイさせていただいた春の章がとても素敵だったので、シリーズ作品であるこちらも続いてプレイさせていただきました。 水彩風の優しげな画面と可愛らしいUI、あたたかく生き生きとした登場人物たちの交流と丁寧なストーリーにとても癒されました。 @ネタバレ開始 今回の登場人物である日向さんですがサムネイルを見た時点での印象ではツンツンしたタイプなのかな?と勝手に想像していましたが、良い意味で裏切られました。優しくて思いやりがあって、でもそれだけではなく都会から来たという真さんに対して最初は……というところも、人間らしさがあってすごく良いキャラクターだなと感じました。 今回のふたりは年が同じということもあるのか、なかなか甘酸っぱくて可愛らしいやり取りが多くプレイ中何度もにこにこしてしまいました。個人的には下の名前を呼ぶシーンが初々しくて好きです。 グルメは春と同様、どれもとてもおいしそうでしたがハスカップゼリーが一番気になります。(酸っぱそうだけど今の季節、とてもおいしそうです!) どちらのエンドも楽しいこと以上に大変なこともたくさんあるかと思いますが、同時にこのふたりならお互いに助け合い明るい方向へ向かって行くのだろうなという希望を感じられました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!
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噓つき生者と死者の国墓守さんが気になりプレイさせていただきました! @ネタバレ開始 全員のお話を聞いて、さやかさんの助手席という発言にあれ?と違和感を覚えたのですが、すべてのENDを見たいという欲求に逆らえずゆういちくん→ヤマザキさん→さやかさんの順番で指名していきました。本当にごめんなさい。特にヤマザキさんの一瞬だけ和らいだ表情には、申し訳ない限りです。 個人的にはさやかさんと一緒の生存ENDがストーリー上でのTRUE ENDなのかな?と思いますが、墓守さんENDも捨てがたいです。寂しそうな場所に一人でいる墓守さんにも何か過去がありそうで気になります。また過去という点に関しては、迷わず死者の国に残ったり、さやかさんに彼のそばへ行けばいいと言える主人公にも何かあったのでは……?と考えてしまいます。 演出面に関しても、どこか物悲しいBGMがストーリーによく合っていますし、赤を基調とした死者の国と青が綺麗な現世の色の対比も印象的だと感じました。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました!
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ふたりだけのPARADISO素敵なリゾートで癒されたくなったのでプレイさせていただきました。 序盤から始まる波の音などのSEや明るいBGMが綺麗な海や町の写真と相まって、まるで海外旅行に来たようなワクワクした気分になれました。 @ネタバレ開始 キャラクターに関しては主人公である葵さんも航さんも二人のやり取りや馴れ初めから穏やかで思いやりのある人柄が伝わって来て、いい恋人同士だな~!と感じました。 また以前に同作者の別作品もプレイしたことがあるのですが、この作品も同じく作中に出て来る人たちが皆、本当に優しい人ばかりでプレイしてほっとした気持ちになれました。 ストーリーに関しては舞台は海外のリゾートという現実から少し離れた場所にも関わらず、そこへ寄り添う葵さんたちの気持ちが等身大に感じられてスッとお話の中へ入っていくことが出来ました。 またタイトルに関しましてもゲーム本編でのサンノヴァ島はもちろん葵さんと航さんにとっての楽園ですが、イタリア語版のタイトルがper dueとなっているのが主人公二人にとってだけでなく、これまで島を訪れた、そしてこれから訪れる沢山の「ふたり」にとっての楽園でもあるのだろうなと想像できて素敵だなと思いました。 そしてとてもとても個人的なことですがバッジのデザインが好みで大好きです!可愛らしい~!ハッピーエンドの文字からも物語の先でも幸せになった二人を確信できて、見るたびに幸せな気持ちになっています。 @ネタバレ終了 綺麗な海と切なくも美しい人魚の物語。そして恋人たちのあたたかなハッピーエンドにとても優しい気持ちになれました。 素敵なゲームをありがとうございました!
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MonstrousParkバーチャルフェスでいただいたカードをきっかけに興味を持ってプレイさせていただきました。 見るからに怪しい施設にグダグダの従業員たち。明らかにおかしいところだらけの遊園地に、ドキドキしながらプレイしていきました。 @ネタバレ開始 ストーリーに関しては遊園地の秘密も含めかなりヘビーな内容でしたが、その中でもクスリと笑えるようなキャラクター同士の掛け合いやハッと目をひくような演出もあり、プレイ中に重苦しくは感じませんでした。 システム面ではUIもわかりやすく、要所要所でセーブ画面を出してもらえるのがゲームが下手な自分にとってはとてもありがたかったです。またストーリーが進む中で徐々にキャラクターの情報が更新されていくのが、まるでゲーム内と同じようにスタンプラリーをしている気分になれて面白かったです。 またキャラクターに関しても皆個性的で魅力がありますが、個人的には特にエンジェライトさんとアンさんの二人が好きです。初めは引っ込み思案なアンさんがエンジェライトさんへのあこがれから徐々に変わっていく様子に成長が感じられて良かったです。エンジェライトさんも頼りがいがあるところはもちろんですが、実は無理をしていたところや良心の呵責に苦しんでいたところも含め、キャラクター性に人間らしさがあって好きになりました。(それだけにあのエンドは衝撃的で悲しかったです……) エクストラルートまでプレイさせていただきましたが、まだまだ明かされていない謎もありますし、支配人の行方や従業員たちと遊園地もこの先どうなってしまうのか気になります。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました。
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怪奇!開けてはいけない扉卍明るめのホラーとは一体……?と興味を持ってプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 ホラーが苦手でゲームも下手なので迷わずEASYでプレイさせていただきました。クリアできるか不安でしたが難易度選択のおかげで時間制限に余裕があり、同時に推理パートで二人が考えをまとめてくれるのでしっかりとストーリーを追いつつ最後までクリアすることができました。途中で収集した手がかりがわからなくなってもメニュー欄から何度でも詳しく見ることができ、まさに至れり尽くせりの親切設計に存分に甘えさせていただきました。 ホラー演出に関してですが、個人的にはかなり怖かったです。突然響く激しいノックやドアスコープから見える不気味な顔などの直接的な恐怖演出はもちろん、薄暗く時間の止まった部屋の雰囲気や徐々に明らかになっていく事件の全容などじわじわと怖さを感じる演出もあり、最後までドキドキしながらプレイしました。特に開けての声がゲームをクリアした今でもたまに思い出すほど怖かったです。 とはいえ主人公二人が強メンタルな持ち主のため常に安心感があり、怖がりな自分としては非常にありがたかったです。 好きなENDはEND1とEND10です。END1では無事に脱出も出来たしかえちゃんもきっと成仏できたのだろうな……としんみりしていた後の、二人の再会のスピード感に笑いました。二人には是非おいしいラーメンを食べていただきたいです。 END10はまさか本気で踊るとは思っていなかったので自分で選択しておいて思わず「えっ?!」と声が出ました。千羽ちゃんも止めずに踊るんだ……。二人のノリの良さとBGMに自分は一体何のゲームをプレイしているのかわからなくなりかけましたが、最後普通にホラーなBADENDで終わるところも笑いました。まさかホラーゲームでここまで笑う日が来るとは思いませんでした。 FAは楽しかったEND10をイメージして描かせていただきました。鮫口探偵と助手になった千羽ちゃんのその後のお話などがあれば是非見てみたいです。 @ネタバレ終了 ホラーあり、推理あり、笑いありの盛りだくさんで楽しいゲームでした。 素敵なゲームをありがとうございました!
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その気になれば出られる部屋タイトルの意味が気になり、興味を持ってプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 プレイ開始直後から響く明らかに不穏なBGMと焼け焦げたような跡。怪しい魔法陣。ポツンと置かれたぬいぐるみ。これはえらい部屋に来てしまった……とドキドキしながら慎重に探索を開始。 徐々に明かされていく事実がただただ辛かったです。戦争を終わらせるエンドのテンさんの覚悟が決まった顔が、シュウさんと一緒にいたときの笑顔を回想の中で見ていたからこそ余計に悲しくて……。二人には幸せになって欲しかった~!!けれどこの世界と時代ではどうにもならなかったのだろうな、とも思うのでせめてこの世界ではない場所で再会した二人には穏やかに過ごして欲しいです。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました。
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あなたの気持ちに、気付かせるお手伝いを不思議なタイトルからどのようなゲームか気になり、そこから興味を持ってプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 人の気持ちが聞こえてしまう能力。人によってはずるく利用したり歪んでしまったりしてしまいそうですが、主人公のゆうくんは優しいからこそ割り切ることができずにずっと苦しんでいたことがひしひしと伝わって来てとても辛かったです。 それでもOLさんとの出会いをきっかけに、その優しさがOLさんだけでなくゆうくん自身にも明るい結果をもたらしたのが、優しい彼自身がやっと報われたように感じてとても嬉しかったです。 最後にタイトルの意味が明かされるのもストーリーとして綺麗にまとまっていて良かったです。自分の気持ちに気づくことができたゆうくんが明るい顔をしていてほっとしました。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました。
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与保比良莅と辻末杳哉(ヨモツヒラリとツジマツヨウヤ)とにかく癒されたかったのでプレイさせていただきました。 甘くて可愛いコーヒータイムでした! @ネタバレ開始 プレイ時間は短いですが漫画のショートショートを読んだような満足感がありました。最後の足元だけのシーンが二人だけの秘密という感じがして、とても可愛らしかったです。二人ともお幸せに! @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました。
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INNOCENT絵本のようなタイトル画面に興味を持ってプレイさせていただきました。 @ネタバレ開始 プレイを通して、物であれ感情であれ子どもの時に持っていたものを全部、大人になるまで持っていられる人はほとんどいないだろうなということを感じました。そしてそれは悪意を持って捨てているわけではないということ。つまりはまさにタイトルのinnocentに通じるのではないかな、と思いました。 それでも大切だったものを自らの手で処分してしまうあの結末はとても悲しかったです。女の子はあの瞬間一体どんな顔をしていたのか、それを想像すると何とももどかしい気持ちになってしまいました。 @ネタバレ終了 短いながらもとても考えさせられるゲームでした。 素敵なゲームをありがとうございました。
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エフェメラは軌跡を描くTLでたびたびお見かけしていた綺麗なお兄さんにひかれてプレイさせていただきました。 私自身SFというジャンルにあまり親しみがなく、ストーリーについていけるか心配していたのですが、世界観やお仕事の説明などそのつど丁寧に説明が入るので困ることなくお話に集中することができました。 またミニゲームを失敗してもゲームオーバーにならない仕様がゲーム下手な自分としては、とてもとてもありがたかったです。 @ネタバレ開始 主人公のチガヤさんは立ち入り禁止と言われた場所に何度も入ってしまったりと危なっかしい部分もありますが、素直で優しく、辛い境遇の中にいたにもかかわらず人を思いやる気持ちを持っていて好感が持てました。またゲーム内のイラストはどれも綺麗で素敵でしたが、個人的には特にチガヤさんの力強くも繊細な瞳が印象的で好きです。 シェイドさんはミステリアスな雰囲気があり、プレイする前はちょっと浮世離れしたタイプの人かと思っていました。しかしチガヤさんを連れてきた強引さはさておき、仕事の説明は丁寧でチガヤさんのピンチ(?)には文字通り駆けつけてくれる優しさが素敵でした。 レイスさんは笑顔が人懐っこい感じがして、どうして会いに行っては駄目なのだろう?と疑問に思っていましたがEND1を見て「あー!」と納得しました。寂しさを感じる人間らしいところはあれど、狭い宇宙を現実のものにしてしまう部分に人外の怖さと魅力を感じました。 明るい未来を感じさせる終わり方が余韻もあって素敵でした。とはいえ舞台もキャラもとても魅力的なので、この世界のお話をもっと見てみたいな!という気持ちもあります。 宇宙という広大で長い時間を感じさせる舞台に相反したエフェメラという言葉も、まるで儚い人の縁を感じさせるようでとても素敵だなと感じました。 @ネタバレ終了 素敵なゲームをありがとうございました。