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ポポカテペトルポンポン山のレビューコレクション

  • 「はい」か「YES」で答えられる質問だけ
    「はい」か「YES」で答えられる質問だけ
    今年のつらいノベルゲーム部門でダントツで表現のセンスがイイなあと思いました。放っといたらいくらでもいらん深読みしてしまいそうなので有り余るラブをファンアートにぶつけます。デンファレくん可愛い。 @ネタバレ開始 全編にわたって“人の役に立つ(=働く意味がある)仕事がしたいデンファレくん”と”人の役に立つ仕事(=給料がもらえること)だと思っている主人公”の噛み合わない会話が面白かったです。最後まで全く噛み合ってなくてすごい。ずっと価値観のすれ違いコントをしている。新卒が初日に上司とこんなコントをしたら精神を病みます。 しかもそのズレた認識を主人公は社会人として先輩として理解しようと優しく歩み寄っているにも関わらず”わからない”という救いのなさ。主人公から本当にわからない時の「わからない…」が出たあたりでデンファレくんの精神の死は確定しているのにその後も2人で仕事をしていかなければならないのしんどすぎて泣いてしまう。でもデンファレくんが主人公にイライラしているとプレイヤーはニコニコになってしまう。笑顔の絶えない良い会社です。笑顔の絶えたデンファレくんも可愛いかったです…………カタツムリの世話すらできないなんて…って落ち込むデンファレくんが可愛いすぎてカタツムリにいっぱい塩を撒いてしまいました(盛り塩も兼ねて) デンファレくんの主張はややピュアすぎるきらいがあるものの人の役に立ちたい=誰かに必要とされたいという気持ちは人間の社会的欲求ですし、この異常な世界観でそういう綺麗な気持ちを持ち続けてきた人の絶望って正直人が死んだり暴力を振るわれたりするソレよりめちゃくちゃ心にキます。私は短めの作品でキャラクターに感情移入することはあまりないのですがデンファレくんにはかなり感情を持っていかれました(見た目が好みなのもあり) 主人公視点のあっさりした描写でも十二分に理解できるデンファレくんの絶望、END3で全て諦めた瞬間の沈黙が本当に痛ましくてすごい…イイなあ…となりました。変な意味ではなく……表現がとても上手いと思いました。変な意味ではなく… 働くことに関して純粋すぎるデンファレくんを若いな〜とか可愛いな〜と思える感性を残したままあの社会に順応しきっている主人公の異様さも堪らなく良かったです。特に食堂で”カタツムリと自分は似てる”って切り出す一連の会話が丸ごとヤバい。使えなくなったら食用に回される実験動物に自己投影すな……!そしてそれをカタツムリ食いながら言うな…………! その直後の主人公が昔読んだ本(『がまくんとかえるくん』シリーズでしょうか?)の話もなんか良いこと言ってる風なんですが前述のせいで雲行きが怪しすぎます。それで”効率より気持ちが大事”みたいなことを言うのかな?と思ったらカタツムリ進むの遅いけどまぁいっか〜!って話で非効率的な作業を肯定する意図もカタツムリへのフォローも何もありませんでした。デンファレくんこれどんな顔して聞いてるの。 そして最後にTワークとEワークの正式名称が明かされるという鬱くしい流れ完璧すぎて笑ってしまう。Eだけならギリ……ギリ…でセーフなところに”True”が来て人権終わっちゃった……!それTにしたらEはFになるやろがい…!こんなひっでぇ扱いを受けているのに主人公がデンファレくんの主張に一定の理解を示しているのが本当に面白くて怖くて面白かったです。 Eワークのラインナップもすごくセンスを感じました。見た目ファンシーなのにどれも苦行すぎる。現実にもE寄りの仕事というか効率を度外視した作業はままありますが、作中のEワークは本当に無意味だし働いた瞬間労働者が狂人になるだけという狂気の見本市。人間に無意味な作業をさせ続けると精神を病みます。 デンファレくんは速攻で投げてしまいましたが木馬の餌やりみたいなEワークがスタンダードならカタツムリの世話はカタツムリが生きていて反応を示してくれるぶんまだマシな方だと思いました。しかし根本的に人間を馬鹿にしてる感じがすごい…すごい未来だ…本当はEワークって社会の上層にいる悪い権力者とかが見て楽しむための仕事なのでは…? 働かなくても生活できるほど豊かなのになぜ仕事を作ってまで働きたがるのかは謎ですが、デンファレくんの地元にはまだ人力の飲食店が残っているとのことなので、この作品で描かれている世界はまだ1つの時代が終わって始まる転換期なのかなと思いました。ルートによっては会社を辞めてハッピーエンドなデンファレくんですが辞めても彼の求める仕事は地元に戻らないと無いだろうしその仕事もいずれは無くなるしでどうあがいてもハニワになってしまうデンファレくんつらいかわいい。サムネのハニワ顔がキュートだったのでプレイさせていただいたのですが本編でこの顔が出てくるシーンの悲愴感ったらないです。本当に怖いし本当に悲しい。最後の最後に隠れハニワが発覚する主人公もやはりデンファレくんと同じように最初は高い志を持って入社した真面目な人だったのではないかとか色々考えてエンディングの後もまだまだ辛くなれます。 私は現実でどれだけAI技術が発展しても完全に人の仕事がなくなることはないと思っておりますが、それでもこの世界で生きる人達の感情はとてもリアルに感じられて良いノベル体験ができました。ぜひ色んな人に遊んでほしいです。カタツムリ育成ゲームが始まった時の絶望感は全人類に体験していただきたいですし、最初の無意味メール仕分けは制作者さんにも死ぬほど虚無作業が発生していることを想像しながらやるとさらに味わい深いです。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • けもみみ温泉郷
    けもみみ温泉郷
    可愛いキャラいっぱいで温泉も大好きなので遊ばせていただいてました。イラストの明るいイメージそのままな和気藹々とした雰囲気の楽しい作品でした。ホーム画面も凝っていてすごいです。シナリオは細かく章で分けられていて遊びやすいですし好きなキャラを設定したりソシャゲ風な機能とデザインがとても良いなあと思いました。 @ネタバレ開始 妖も人も仲良くほのぼのした優しい世界観なのですが大旦那たちが今までたった2人で宿を切り盛りしていたというブラックぶりに胃がシクシクしてしまいました。宿泊業でその人数は死人が出てしまう。お客の人数もゼロだから良かったけど…(良くはない) 主人公ちゃんが来てくれて本当に良かったねえ…と真っ先に思ったところでした。 それから主人公ちゃんの助言でどんどん従業員を増やし活気付いていく旅館ですがライバルのウサミミホテルの従業員から陰湿な嫌がらせを受けるなどストーリー上の敵はハッキリと描かれていました。可愛い涙鈴ちゃんを冷蔵庫に閉じ込めたり食材を隠したり…許せね〜!と誰も包丁を逆手に持ち変えないのが不思議なレベルの悪行でした。が、旅館のみんながそれに表立って制裁を加える描写などはなく最後はまさかの逮捕。平和!でもホテル的には従業員が1人捕まっただけなので今後も第二第三の羽沙子ちゃんが出る可能性はなきにしもないですね? 最後までほのぼのしたノリでひとまず閉幕…という感じなので続きがあってほしい作品です。各キャラの掘り下げもほしいしヤクザとも戦ってほしい。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • 泣けない兎 完全版 第一部
    泣けない兎 完全版 第一部
    神的なものが出てくるシビアな現実のお話が大好きなので遊ばせていただきました。あと主人公が靴を舐めそうなサムネが気になったので確かめに行きました。 @ネタバレ開始 舐めました。笛さんのことを最初はちょっと気性荒めのクールなイケメンだと思っていたので靴を舐めるシーン前後は色々な驚きがありました。でも弟のために真剣に靴を舐める笛さんはカッコいい……!カッコいいよね?こんなに真剣にペロペロされたらそりゃ神様も弟蘇生しよ!ってなります。セツカちゃんも靴を舐めていたら案外すぐ折れたかもしれません。あと見た目的にセージさんがそういうの一番似合いそうなのでアッついでにセージ様の靴もお舐めしましょうか?って気持ちでした。 笛さんの必死な行動と神達の慈悲で願いは叶いました…が、そのおかげで幼い白夜くんが自分の命について悩むことになってしまった(精霊たちと同じく人間から追われる側になってしまった)のはいかんともしがたいです。シーラ様は生き返らせたことを白夜くんに謝っていますが勝手に生き返らせておいてじゃあやっぱりもっかい死ぬ?って訊くのはズルい…というか非情。他の精霊達も人を生き返らせるという無茶苦茶な願いを笛さんが良い人そうだから…と簡単にOKした感は否めません。笛さんのことも白夜くんのこともよく知らないのに承諾するのはちょっと軽率だなと思いました。人間に負わされた傷が癒えていないシオンさんやセツカちゃんもいるので特にそう感じます。気持ちはわかるけど。神も精霊も自然を凌駕する途轍もない力を持っているものの人間や人間社会への理解は充分と言えず、みんな良くも悪くも人間らしい神々だなあと思いました。あとシーラ様めっちゃ笛さんに甘くて可愛い。シーラ様ルートに行きたい。 4章での白夜くんが城に住むか笛さんと一緒に暮らすか話は2人で城に住むという選択肢がないのが意外でした。白夜くん大好き笛さんなら白夜くんの幸せを最優先してくれると思ったのですが、2人で人間社会に戻るか城でお別れするかの2択。シーラ様のとこ行くと問答無用でバッドエンド…辛い… 自身は弟殺しの犯人と疑われ真犯人である母親は逃亡中、弟は身体的にも立場的にも今後どうなるかわからない…って状況なら2人とも城で暮らした方が幸せに生きられるのでは?と思いながら読んでました。シーラ様もデレ全開で歓迎してくれてるのに笛さんは”養われるのは嫌だから”とあっさり突っぱねてシーラ様可哀想。別にタダで一生養ってやるとは言ってないのに。 シーラ様の慈悲に次ぐ慈悲でどうにか白夜くんと和解できたものの笛さんの言動はちょっと危うい感じです。笛さんは白夜くんを説得する際、白夜くんの”足手纏いになりたくない”という意見への反論や”一緒にいたい”という自分の気持ちばかりで現実的・具体的なプランを何も示せていません。だから白夜くんが不安になるのも仕方ないというか、本来心配される側の白夜くんに気を遣われる笛さんは終始危なっかしかったです。白夜くんとシーラ様に言いくるめられ記憶を消されたり弟いなかったことにされたり散々な笛さんは可哀想可愛い。 死者の蘇生に関する問題は掘り下げるとどこまでも重い話になりそうなのですが4章でほとんど解決していてこれまた意外でした。しかし食事から戸籍関係の手続きまで全て秋仁くんに任せきり&兄弟どちらもお互いにベッタリ依存しきっている点はかなり不安な予想をしてしまいます。ここから第二部いったいどうなるのでしょうか。続きがとても楽しみです。 バッドエンドと個別ルート?はどこまで見たかわからなくなってしまったのでいずれまた再挑戦させていただきたいと思います…! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • 天使のロマンホリデー
    天使のロマンホリデー
    良い感じに悪趣味な題材とポップな絵の相性抜群な楽しい作品でした。 @ネタバレ開始 遊ぶ前は罪人達の罪をプレイヤーがフワッとした主観で裁くエゴい話かと思っていたのですが、登場する”地獄”がそういう過激なエンタメ要素ではなくひたすら男女の仲良し(広義)話を聞くための舞台なのがすごく良かったです。ナイス地獄の使い方。善とか悪とかどーでもよくてとにかくキャラの行く末を見守りたい民なのでめちゃ好みの作風でした。 男女1組に4パターンも結末が用意されていて最高です。ウラさんがギルさんを手取り足取り看病するエンドがとても好き。最後のスチル可愛い…!東条兄妹も良い……メイリン様はエッチ。 おまけ部屋の雑談もおまけと言いつつ新規立ち絵&気になるエピソードいっぱいの豪華特典でした。もっと罪人達の話が見たい…! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • 魚の心
    魚の心
    あこさんがとても気になっていたので遊ばせていただいてました。 @ネタバレ開始 康生くんと真央ちゃんの惹かれあう様子がひたすら微笑ましかったです。人と少し違う部分を隠して上手くやっている康生くんと隠せずに学校で浮いている真央ちゃん…めっちゃ青春でした…!学生時代の悩みは全部青春。甘酸っぱい方の青春も素敵なエピソードばかりで充実しまくり。2人きりでプールとか海に向かって叫ぶとかパジャマパーティとか… 登場人物の心の様子を魚に喩えた表現で一番ハマっているなあと思ったのはメインの真央ちゃん…ではなくあこさんです。カクレクマノミの生体から”依存ではなく共生”と答えられる康生くんがカッコいい。どのルートも互いが互いを思いあい理解しあう優しい結末がとても良かったです。真央ちゃんルートの最後のお願いはなんか爽やかにエッチでときめきました。真央ちゃん可愛い。 あと幽霊は電車に乗れるのかとか幽霊が物に触れるのかの疑問をスルーせずにツッコんでいくスタンスなのも好きです。答えが出なくてもこういうツッコミを入れてくれるだけでスッキリします。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • あいがん DOLL つくろう
    あいがん DOLL つくろう
    アニスくんが可愛いすぎます。嫉妬と僕の方が好きアピールがすごいうるさくて…ほんと可愛い…どのルートでも最終的にやっぱりアニスくんを選びたくなりました。可愛いすぎる。健気。報われてほしい。 @ネタバレ開始 フェムくん・フィーアくんルートのほのぼのワチャワチャしたノリが好きです。でもやることはしっかりやってるギャップが良……そしてついでに弟・恋人にしてもらって喜ぶアニスくんおもしろ可愛いです。それでいいんだ…?? アートくんにキレるアニスくんも良かったのでアートくんルートでもどうにかして3人仲良く暮らしてほしいです。ついでにアニスくんも監禁してほしい。アニスくんがんばれ! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • ソウゼメスリーデイズ!
    ソウゼメスリーデイズ!
    ド直球タイトルと全体的にピンクな画面にワクワクしたので遊ばせていただいてました。 @ネタバレ開始 総攻めが村の長に代々伝わる秘術みたいな扱いでいきなり最高すぎます。なんて自然な導入なんだ……一方で、じゃあ総受けはどうなんだ…?という疑問が浮かんでどこかへ行きました。 推しはヴィアくんです! 三兄弟に三者三様の攻めを発揮していくレレちゃんですが、末っ子ヴィアくんへの攻めだけ普段通り感が出ちゃってるの良すぎます。これいつもやってるな……っていう鈍感主人公ムーブに総攻めの資質をありありと感じました。あとヴィアくんの個別エピソードだけ何もかもクレイジーで好きです。ノリもキャラも可愛くて楽しい作品でした。 @ネタバレ終了 良い攻めをありがとうございました。

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  • 海辺のかたらい
    海辺のかたらい
    タイトル画面で見えない2人のお顔とあらすじがミステリアスで気になって遊ばせていただいてました。 @ネタバレ開始 偶然再会した旧友同士の空気感が非常~に好きです。2人の過去や詳細も気になるところではありますがどのエンドも非現実的な脚色をせず、現実の一瞬を切り取ったような雰囲気が保たれていてすごい。そのリアリティ故に2人とも突然読者向けの自己紹介とかしません。会話中に相手の名前を一切呼ばないのもリアルです。ログやメッセージウィンドウにもキャラクター名の記載はなく喋っているのがどちらかわからなくなりそうなところを波のアニメーションと色でオシャレにクリアしているのも素晴らしいと思いました。 結末はやっぱりエンド3がスッキリほっこりして良かったです。暗い海から一気に明るくなり足音が砂浜から石畳に変わる表現も素敵でした。でもエンド1の受け入れられた安堵からか笑顔と涙が溢れる左の子の一瞬のスチル変化もめちゃくちゃ良い…… 左の子が偶然再会した旧友に心中を求めたのは自暴自棄で突発的なものだったかもしれませんが、右の子は自分が殺されるかもしれない状況でも目の前の友達のこと・友達のためにできることを考えており、どちらの選択肢でも左の子を救おうとしているのが尊いです…2人ともクールな印象に反して心の中は純朴そうなあたたかい感じがしました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • GIRLOOK BOYS
    GIRLOOK BOYS
    女装男子を愛でよう!!!!!!!!!!!!!(コンフィグ画面より引用)タイトルの英語が素敵だったので遊ばせていただいてました。女装男子→女の子のラブい話大好き。4つのシナリオ何故か下から順に読みましたがどの話をシメに頂いても良い感じの後味の悪さです。ご馳走様でした。タイトル画面のネオンサイン風のデザインと落ち着いたBGMのチョイスも素敵。 @ネタバレ開始 ・ヒミツのドクオくん 女装してる時と女装してない時の切り替えがすごいドクオくん。ボーイッシュ(男の子ですが)なドクオくんが一番過激な格好をしてるギャップも良い…デレ方もクセが強くて可愛いかったです。 ・夜に融ける カップリング的には誠志郎くんと百合子ちゃん最推しです。ツンデレとクーデレの組み合わせは胃に優しい。何気にちゃんとくっついたのはこのカプだけなんですね。くっついて融けちゃったけど… 誠志郎くんの刺々しい態度・性別について揶揄するような発言は背景がわかると不快感より痛ましさが勝ります。最初の罵声の中にも様々な感情が混ざっているのがわかって辛い……それにしても誠志郎くんの家庭環境というか母親ヤバすぎる。 ・papillon papillonは他の話と異なるファンタジーな世界観で、ヤンデレの拗らせ方もこの話だけ対象が存在しないという異質さが面白かったです。4作品とも病み方がヤンデレそれぞれですごい。そしてみんな決して自分の趣味だけで女装をしているわけじゃないのがまた拗らせた感じで良かったです。 ・愛’m❤︎ the らすと LOVE 愛ちゃんの「恨むなら、これが脅しとして通用する世の中を恨んでね」は非常に残酷な言葉だと思います。ゆきちゃんのために始めた女装でゆきちゃんを傷つけているのも酷いですし、そういうことが脅迫材料になる世の中の一員として無自覚に発言しているのが…なんというか…嫌な感じです。愛ちゃんと誠志郎くんについてはヤンデレというか何かに毒されて病んでしまっているような印象を受けました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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  • 終焉のアンドロメダ
    終焉のアンドロメダ
    主人公がアンドロイド・滅亡後の世界というあらすじが気になって遊ばせていただいてました。 @ネタバレ開始 ロイドくん実は人間ってオチなのでは!?と思うほど人間味があって可愛いかったです。ロイドくんを可愛がってる博士もママみがあって可愛い…… 本編開始時点でかなり人間(というか博士)を理解しているロイドくんですが博士以外にはロボットムーブ強めなのが面白かったです。特にりなさんのエピソードではロイドくんのロボット的な言動がりなさんを惑わせ追い込んでしまっているのが印象的でした。 そんなわけで目覚めさせる3人の中ではりなさんのエピソードが一番好きです。人間VSアンドロイドのバチバチな分析バトル…!熱い!お姉さんのことも含め、このエピソードは人間と人間でないものの境界が見えるような興味深いお話でした。最後の焼却炉の背景も美しくて素敵です。 結末は難解で博士とロイドくんが具体的にどういう状態になるのかまだよくわかっていないのですが希望のある終わり方で安心しました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。

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