heart

search

Yuki Kosakaのレビューコレクション

  • ウブな二人の恋愛事情
    ウブな二人の恋愛事情
    付き合い始めたばかりの二人が受験という究極の壁に挑む、恋愛と勉強の両立について考えさせられる物語でした。 付き合い始めの甘酸っぱいお話、魅力のあるスチル、そして声優さんの口調に心がホカホカになります。 @ネタバレ開始 バッドエンドを除けば。 @ネタバレ終了 また、ジェシカの言葉は履修すべきところです。 純愛の第一歩として読みやすい作品でした。

    レビューページを表示

  • 待ち人
    待ち人
    伝え忘れてしまった想いというテーマで、それに向き合う主人公の心を読ませていただきました。 @ネタバレ開始 伝え忘れてしまった想いは、どのように昇華されるのか。 過去のことだとさっぱり忘れてしまうのもひとつ。 あるいは心のアルバムにそっと閉じることができれば、人としては十分かもしれません。 この作品が見せたひとつの物語は別の形ですが、きっと主人公や読者の背中を押してくれるでしょうね。 @ネタバレ終了 ありがとうございました。

    レビューページを表示

  • 厨二病と、姉。
    厨二病と、姉。
    突然何かに目覚めてしまった弟と、それを諭す姉の短いやりとりですが、その言葉には重みがあります。 この厨二病の内容は予想していなかった方もいるかもしれません。 @ネタバレ開始 しかし人が陥る可能性のある大きな厨二病であり、克服できなければ大きな傷を抱えることになったでしょう。 ゲーム紹介スライドにある姉の言葉は、その現実を映した断片です。 @ネタバレ終了 姉の言葉はお財布では代えられないことを、弟はいつの日か知るかもしれませんね。

    レビューページを表示

  • 未来伝言板
    未来伝言板
    若い方に伝えたい作品です。 ほんのちょっとの不思議を味わえるだけでなく、読了後には心があたたまるものがありました。 主人公の心の動きも物語を彩っています。 すてきな作品をありがとうございました。

    レビューページを表示

  • まじなう乙女はオモイゴトに焦がれるIF
    まじなう乙女はオモイゴトに焦がれるIF
    すべての分岐を踏破できていませんが、最後までたどり着きました。 短編も長編も最初の謎解きに?をかました私です。 情報収集システムは閃きが決まると爽快ですし、お話を広げるところまでしっかり作りこまれています。 物語もキャラクターが活きていて深く、トゥルーに向かうまでの道のりは読者をしっかり掴んでいるように感じました。 これからの作品作りも応援しております。

    レビューページを表示

  • 未来のアリス
    未来のアリス
    自分の夢を問い直し、絶望から成長していくアリスの心の過程が描かれた、切なくも優しい物語であると感じました。 @ネタバレ開始 待ち受ける試練に心を蝕まれてしまったときのアリスの苦しみが丁寧に描かれていて、悲しみや悔しさの気持ちが切実に伝わってきます。 一方でそんなアリスを支えるエルの愛情が深く、彼女の優しさなしではこの物語を暗闇から照らすことはできなかったでしょう。 そして繰り返す自問自答。自分が本当にやりたかったのは何だったのか、祖母の手がかりを得ながら未来を切り開く様子には、エルとともに応援したい気持ちになります。 @ネタバレ終了 明と暗、そして愛情を込めることで読者の心を掴み感動させることのできる作品であると思います。

    レビューページを表示

  • 君の生に、祝福を。
    君の生に、祝福を。
    生きることへの悩みについて、人は定型句で返してしまうものです。 この先生が返した答え、そしてひとつの価値観を持った生徒と向き合う姿勢はいいなと思いました。 短い時間ですけど、生と死について考えさせられました。

    レビューページを表示

  • 星霊調香師
    星霊調香師
    独創的な世界観、登場人物、そして物語の構成のどれをとっても丁寧に練られた作品で、心を動かされました。 星霊という存在がこの作品の核を担っていますが、設定は複雑過ぎず、世界観を理解するのは難しくありませんでした。 物語をハートフルにもシリアスにも広げており、核としての役割を十分に発揮しています。 また、主人公が使う香水にもこだわりを感じます。 登場人物の一人一人の背景、考え方が良い方向に尖っており、どの人物にも好感を持てました。 ジュリオンだけの物語ではなく、ロサとシエルの二人にも心がしみるものがあります。 物語の広げ方からまとめ方までも無理がなく、エンディングまですんなりと読み通すことができました。 2時間程度で丁寧にまとまっていると感じます。 とてもいい作品をありがとうございました。

    レビューページを表示

  • ウソと宝と姪、探偵!?
    ウソと宝と姪、探偵!?
    叔父さんも姪っ子も謎解き役というのがいいですね。 解けたときの二人分のドヤァが頭の中に浮かびました。 謎解きゲームは「謎解き」に目がいってしまいがちですけど、この作品はひとつの物語として結末まで整えられていて、読後の心地よさがあります。 読み物としても堅苦しくなく、ぎらついた言葉もなく、お子さんが読んで謎を解いて楽しんでもらえるような優しい作品であると感じました。

    レビューページを表示

  • 幻想寓話儀典
    幻想寓話儀典
    怪談の終わりにゾクリとして、その瞬間に心が深みに引きずり込まれていくのを感じました。 結末に至る頃には自分もどっぷりです。 奇妙な少女の口調もまた人を惹きつけるものがあります。 懐かしさもある、多くの人に読まれたい作品でした。

    レビューページを表示