灯野ともるのレビューコレクション
-
ぱちばれ!Patchwork Valentine可愛らしかったり、切なかったり、予想外の展開だったりと、色んな恋愛を楽しめました。本来、先生×生徒は、卒業するまで我慢!派なのですが……、胸のときめきに、思わずOKサインを出す自分がいました。 END1から順番に見ました。 @ネタバレ開始 主人公の「重課金ガチ勢の本気を見せてやろうじゃない!!」には笑いました。主人公のこの前向きさ、良いです!END1が爽やかで好きでした。大地君、がんばれー!笑 自分は影から主人公の幸せを祈って、同年代とくっつくのを手伝ったり、見守ったりする大地君、めっちゃツボでした。10歳以上も年下の好きな子が自分の学校に来るなんて……、好きな子が彼氏と過ごすところを見るかも、と覚悟する大地君の気持ちを想像すると、胸がきゅっとなります。(最高です。) END4では、おばさんの過去に驚きました……!昼ドラすぎます!そして、そのあとの主人公の冷静さと行動……!翌日以降の遺品整理中のモノローグも相まって恐ろしく、幸せな二人の姿とのギャップがすごかったです。異色で面白かったです。 END5は、清く正しく、それでもそばにいるエンド……。こんな関係を築けるなんて、すごい!と妙に感心してしまいました。 END6はまさかの設定にビックリ。妄想なんですかー!? アンソニー、すごくイケメンなのに、主人公に塩対応されていて笑いました。安ソニー先生!に笑いました。 END7では、主人公のために怒ってくれた大地君にときめきました。思わぬ方向に話が進み、クラス全員が二人の恋を見守るのを、ホッコリと眺めてました。周囲に祝福され、卒業式で思い出を振り返る二人、良かったです……!大地君の服装、カッコいいです!最後は二人の幸せを祈る気持ちになりました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
異種間エンパシー「はじめまして、姉さん」から始まるバイオノイドとの交流物語。面白かったです!彼との交流の中に、人のような温かさと人ではない部分の冷たさがあり、その塩梅が、絶妙で良かったです。 バイオノイドに対する人権問題や就労問題など、細かいところまで丁寧に世界観が作り込まれていたので、安心して作品世界に没入することができました。 @ネタバレ開始 アルが、ただ共感してくれるだけではなく、時には諭してくれるところがとても良かったです。料理や折り紙に奮闘する姿もほほえましかったです。 いつもはバッドエンドから回収するのですが、今回はどうしてもアルを見捨てたくなくて、END3>END1>END2の順で見ました。END3の目玉焼きバッジ、尊いです……! END1と2で胸をえぐられたため、アフターストーリーは上から順に見ました。 アフター1では、アルが亜子さんとの記憶を大事に保存していたり、体を張って守ったりと、アルにとっても亜子さんがとても大切な人なのだということが伝わって、胸がいっぱいになりました。切ない展開ながらも、希望を持てる終わり方なのが良いです……! アフター2では、アルの境遇に胸が痛みました。亜子さんと会ったシーンで、アルも振り返っていたことが分かり、すれ違いに切なくなりました。せっかく自由になったのに、良心ゆえに破滅を望むところが悲しいです……(めっちゃ好きな展開です)。 アフター3では、アルが朝起こしてくれるシーンや、呼び方を変えたいと言ったときに、待ってましたというところが、微笑ましくて好きでした。弟の連れてきた恋人が斜め上の姿で、驚きました。伊集院さんの語る未来が、ユートピアのはずなのに何故か胸のざわつき、作品の奥深さを感じました。 イラストでは、END3のスチルが特に好きです。すごくカッコいいです!それと、金髪姿も好きです。変化後のタイトル画面、好きです!! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。 -
3MEN6P!独自の世界観が癖になります。シュールで笑えて面白かったです。コンフィグからすでに楽しいです。佐藤……! 短編ですが、動いたり、曼荼羅があったりと、作り込みのすごさを感じました。教室が左右に動くとき、先生の目も動くなど、細部まで丁寧でした。 本編以外のおまけ要素も手が込んでいて面白かったです。選択肢まで飛ばせる親切設計も、助かりました。 @ネタバレ開始 面子ちゃん、可愛い!……と思ったら、顔の怖い阿修羅が出てきて爆笑しました。一人でババ抜きしてるシーンには笑いました!手と顔がたくさんあれば一人でできるのですね……! 一文字だけの選択肢が上手いな……!と思いました。それだけでは意味が分かりませんが、その後の話を見ると、「そういうことか!」と思いました。仏やら僧やらいる中に混じっている師匠!強いです笑 他に笑ったのは、家庭訪問での勘違いのシーンです。ごまかそうとキツネを作るのがほほえましかったです。面子ちゃん、可愛すぎです……! エンディング回収具合がまさかの戦で表現されるとは……!!発想に脱帽しました。面白かったです。 攻略順は、人間道>修羅道>畜生道>餓鬼道>天道>地獄道 でした。やはり一番好きだったのは天道です。千手観音や教頭の登場には爆笑しました。母のおでこビームが強すぎて笑いました。先生、せっかくの見せ場だったのに、結局母に取られちゃいましたね。不憫すぎます……! 面子ちゃんが顔は怖いけど良い子で、一番好きでした。ですが、心の中では威張り散らしてやると思いつつ、大したことをできていない先生も良いですし、ふんわりした雰囲気の母も素敵です。 イラストでは、侵攻で刀を六本持った面子ちゃんがかっこよかったです。六刀流……!フルコンプした後のタイトル画面も、勢いがあって好きです! 豊富なボツネタも見せ方が上手くて、面白かったです。 @ネタバレ終了 たくさん笑わせていただきました。ありがとうございました! -
ザゴーストペインター起動直後から独特の雰囲気に引き込まれました。 ダイヤル式の電話やコンポ等、細かいところにもこだわりが感じられて、味わい深かったです。 絵を描きながら、ゲームの中を探索するという仕組みが面白く、夢中でプレイしました。 @ネタバレ開始 自分の描いた絵の中に入れるという設定が、ユニークで面白かったです。絵の具を見つけて色んな雰囲気の絵を描いて、自分だけの画廊を作るのに夢中になりました。 特に、攻略するために、ナイフを持たせて、ダークな雰囲気にした時には、ドキドキしました。絵の中に入った瞬間、やられるんじゃ……などとヒヤヒヤしましたが、そんなことはなくて安心しました。(ヘビがやられていましたが……) また、絵を描くだけではなく、タイトルや評価がつくのがすごかったです!特殊なタイトルのものもあるようなので、またチャレンジしたいと思いました。 アイテムでは、批評家の手記がなかなか出ませんでした。ですが、試行錯誤する過程も楽しかったです。 全てを消す選択肢を選ぶのは勇気がいり、ドキドキしました。そのあとの場面まで用意されていて鳥肌が立ちました……!! @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
フロスパヴァーヌ魔王様とちょっと天然なセサとの会話が微笑ましくて、ニコニコしながらプレイしていました。 涙ぐむ魔王様も照れる魔王様も尊かったです。魔王様、気遣いやフォローのできる、良い上司です! @ネタバレ開始 笑顔で可愛らしい魔王様ばかり見ていたので、怖い顔になったときのギャップが良かったです……!! 魔王様の頭をなでるシーン、好きです。 ですが、ただ微笑ましい日常を見るだけの話ではありませんでした……! 何十億年も悲しみや憎しみを抱いて生き続けた魔王様……。どれだけ辛かったか、想像すらできません。 黒の誰も自分を理解できるはずがないという話、銀の誰かに自分を分かってほしいという話が印象に残りました。どちらも分かる気がするからこそ、難しいなあ……と考えていました。 白さんの発想にはなかなかビックリしました。物腰柔らかで常識人かと思っていたので、ギャップがすごいです! サブキャラでは、サタンさんのギャップが好きでした!物腰柔らかで丁寧な悪魔かと思いきや、砕けた口調が良かったです。 おまけの大人魔王様(男)良いです……!ですが、ショタの姿が一番可愛いと思いました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
◻︎◻︎マ◻︎独特のタイトル画面に惹かれてプレイしました。何を指してるのか、短いストーリーから推理する作品です。 最初はさっぱり分かりませんでしたが、ひらめいた瞬間は最高でした! @ネタバレ開始 画像・音ありでプレイし、その後のヒントを読んでやっと分かりました。色んな描写がまさに……!という感じでスッキリしました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
V.R.I.P.ノベルゲームを立体視で遊べるなんて、斬新で面白かったです!最初は苦戦しましたが、上手くいったときは嬉しかったです。しかも滑らかに動くので、臨場感がありました。 @ネタバレ開始 「会いたかった」を選ぶと、台詞が増えて嬉しかったです。 ラストは、ヴェラちゃんがあっという間に消えてしまって、切なかったです。空はこんなに美しいのに。 @ネタバレ終了 斬新な作品をありがとうございました! -
IDOLA(イドラ)プレイ後、しばらくは思いを巡らせたくなる作品でした。プレイ時間より、作品について考えている時間のほうが、ずっと長かったです。 先に進むにつれて、人間関係への印象がどんどん変わっていき、夢中になりました。 @ネタバレ開始 特にソフィアちゃんが、家の前で涙を流して悲しむ姿、男性に守ってもらう儚い姿、母の言う通りに信じられない行いをする姿、笑って通報する姿、テレビを見て涙を流す姿と、一見すると一貫しない姿を見せていて、印象的でした。それこそが、ソフィアちゃんの不安定な心理状態や心の傷を表しているように感じました。(個人の感想です。)"Help me"には、上手く言えませんが、色んな感情を湧き起こされました。ソフィアちゃんがどういう気持ちで電話をかけたのかや、周りからソフィアちゃんがどう見えていたのか等、ずっと考えてしまいます。 過去作のあの人が出てきたのも楽しめました。 @ネタバレ終了 味わい深い作品をありがとうございました。
-
Silent Film_冒頭、独特の設定に疑問符を浮かべながらプレイしましたが、最後までプレイすると、ようやく状況が分かり、スッキリしました!プレイ後は、話の見え方がそれまでとガラリと変わり、足元がぐらつくような不思議な感覚に陥りました。 @ネタバレ開始 美咲くんとのお話で、なかなかぶっ飛んだ世界観&キャラクターであることが分かり、面白かったです。美咲くんが、自身をテディベアと称していたのが印象的でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました! -
ココロ・コンフリクト ~はつこいドロボーとわたし~クスっと笑えて、キュンとして、ジーンとする、素敵な要素盛りだくさんのファンタジー恋愛ADVでした。 キャラクターがみんな魅力的で、どんどん先を読み進めたくなるけど、終わらせるのがもったいない……と葛藤しながらプレイしていました。 スチルの量が膨大で、どれも美麗でした!眼福です。 プレイ後、思い出のアイテムを見て、思い出に浸れるのが良かったです。それぞれの小物に、色んなエピソードが詰まっていて、胸の奥が温かくなりました。大切に宝箱に入っているアレとか、最高です。 システム面では、2周目以降キャラクター選択画面までスキップできたり、共通イベントをスキップできたりと快適でした。 アイキャッチのイラストや、分岐の時のイラスト等、細かいところにもこだわりが感じられて良かったです。 @ネタバレ開始 ■フィン なぜか彼だけ呼び捨てにしたくなります。 落ちてくる剣から守ってくれたシーンやお花を渡すときの可愛い言い訳が良すぎて、フィンのルートから見ました。 桶のシーンのフィンの笑顔が最高です!王様になってもフィンはフィンのままなのがとても良かったです……! 「……目を閉じたなタワケ」は、めっちゃ好きな台詞です!! 個人としてユイナちゃんを慕う気持ちと、国王として国を救おうとする気持ちの葛藤には、目頭が熱くなりました。不器用だけど、すごく優しいところが、好きです!! せっかくドレス買ったのに、渡せないのは、切なくて呻きました(最高です)。 告白シーンでは、お腹抱えて笑いました。フィン、鈍すぎ!!笑(褒めてる) フィンとの別れのシーンは、涙でした……!!選択肢と、逆から見たスチルがすごく良かったです!最後にピアスが光る演出も良いですね。 フィンのルートが一番好きでした。 ■レオンさん 知らない人ばかりの世界で味方になってくれた、レオンさんは序盤の精神的支柱でした。なで方が豪快なところもいいです!朗らかで器が大きくて、頼りたくなる魅力がありました。特性サンドイッチが面白すぎて、次は何を挟むのか、期待してしまう自分がいました笑 彼がオーナーなのかな、と推理していましたが、ミスリードでしたね。 名前欄「明らかにレオン」に笑いました。(フィンルート) いつも朗らかなレオンさんの涙には、すごく心動かされました……。何があったのだろう、と気になりました。 そして、ユイナちゃんのためなら、嫌な要求だって受け入れてしまうところとか……、ああー!となりました。(語彙力喪失) 髪を結うシーンが、穏やかで好きでした。 最後にネックレスをプレゼントするシーンでは、うるっとしてしました。そして、塔で、出ていったレオンさんをユイナちゃんが引き留めるシーンでは涙が溢れました……。お互いを思うが故の、すれ違いが切ないです……! 最後の、パーティーの一連のシーンは美しかったです。とうとうレオンさんが自分の気持ちに素直になって、やったー!!となりました。 ■マオくん マオくんは、口が悪いけど、なんだかんだ面倒見が良くて優しいなと思いました。 ユイナちゃんが迷子になったエピソードは、面白かったです。 マオくんの、子供にやさしい面倒見の良いとこ、素敵でした!見た劇の話をしていたずらっぽく笑うところとかも好きです……!! そして、マオくんのドレス姿、驚きました。綺麗すぎます!! 体調悪くてフラフラなのに、レイ国王との間に入ってくれたシーン、好きです……!!マオくん優しいです! マオ君が珍しく落ち込んでいる姿は、申し訳ないけど可愛くていいなあと思ってしまいました。 告白シーンでは爆笑しました。相思相愛なのに、なんだこのやり取り!と思いました笑 この場にいるフィンがかわいそうで面白かったです笑 月をバックにマオ君と遠くへ旅立つ……、最高のシチュエーションで、美しかったです……!しかも、マオ君がユイナちゃんといられたら楽しいだろうな、なんて……、最高ですね!? マオ君にとって、幸せな家庭の象徴は大きなパイだったのだろうな……と思うと、エンディング名が感慨深かったです。 そして、お魚枕……!可愛かったです。 そして、ぱんこを見て衝撃を受けました。な、なんだってー!?? 和食とかボルシチとか、色んな国の食事が出てきたのは、そういうことだったのか……と腑に落ちました。回収されていない伏線もいくつかありますし、続きがめちゃくちゃ気になります!何十年でも待ってます! 他の人の感想を読んで、あとがきがある……?と探してみたら、見つけました!やったー!!読んでホッコリしました。 これだけ書いてもまだまだ書ききれてませんが、キリがないのでここら辺にしておきます。 @ネタバレ終了 魅力たっぷりの作品で、長期間楽しめました。ありがとうございました!
