エヌエヌのレビューコレクション
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ヘデラの花が枯れるまで淡い色の綺麗なイラストと、詩のように美しい文章が印象的な作品です。 @ネタバレ開始 タイトルが何やら不穏な印象で、どうなっていくんだろうとハラハラしていましたが、徐々に、静かに、そして確実に浸食されていく怖さと悲しさがありました。 その中で決断することの強い気持ちを感じました。 @ネタバレ終了 とても印象に残る作品をありがとうございました。
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薔薇園に骸を埋める美しく謎めいた雰囲気が素敵な作品でした。 薔薇園に死体を埋めるという異様なシチュエーションに引き込まれます。 なぜそんなことをするのかが分からないまま、何度も繰り返される日々。 @ネタバレ開始 見続けるということの重みをとても感じます。 ラストのwithout knowing anythingには知ることの重さ、知らないまま続けることの意味を考えさせられました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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なぞのはこインパクトのある絵が気になってプレイしました。 散乱した部屋の様子や、主人公の服装などがとてもリアルです。 @ネタバレ開始 複数ルートですが、どれも自分に関するストーリー展開になるのが良かったです。 特に、箱を開けないルートで、可能性に「蓋をしたまま」というのがうまい描き方だと思いました。 暗い箱の中から、明るくなるシーンなど、とても引き込まれました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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図書館の季節に閉じこめた図書館を舞台に静かに温かく進む物語。 大量の本に囲まれ、インクの匂いがするのが好きという点など、図書館好きとしてとても共感できるものがありました。 @ネタバレ開始 静かに本の話をするだけのストーリーかと思いきや、予想外の展開で驚きでした。 図書館という場所の意味、なぜファンタジーが好きか、なぜ探偵小説が好きか、その理由もぐっとくるものがありました。 つらいことに向き合うことの大切さを教えてくれる作品でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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コタツから脱出せよ!!ほのぼのした可愛らしい雰囲気が最高です。コタツから出たくないのがよく分かります。 何でもかんでも持ってこさせすぎな姉がとても良いキャラです。 @ネタバレ開始 そして、うまく脱出したのに、お母さんがトイレに入っていて使えないというオチが秀逸でした。 ラストの毛布を掛けるシーンも幸せな感じが良かったです。 @ネタバレ終了 暖かい気持ちになれる作品でした。
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可惜夜のあがき神社このシリーズ、毎回楽しみにしています。 今回は神社が舞台ということで、和のホラーの雰囲気がとても良かったです。 探索中、視界にちらっと怖いものが出てくるところにハラハラでした。 @ネタバレ開始 神社の名前の由来が明かされるシーンには、おおっ、となりました。 そしてマテオの秘密にまで踏み込まれる展開に胸が熱くなりました。 シリーズをずっとプレイして、こうしてキャラたちの物語が進んでいくのがとても感慨深いです。 今後の展開も楽しみにしてます。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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☓☓☓に捕まったので助けてもらっても良いですか?可愛い絵柄のイラストが素敵な作品でした。 @ネタバレ開始 全エンド回収しましたが、まさかの犬のエンドにびっくりです。檻にしろ、エサにしろ、なるほど!の謎解きでした。 そしてEXTRAページまで、とても楽しめました。まさかの弟でさらにびっくりです。 @ネタバレ終了 楽しい作品をありがとうございました!
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未来の車窓から‐寝台特急たそがれ号殺人事件‐寝台特急を舞台にしたミステリーという、とっても魅力的な作品です。 電車の中で個室があり、食堂車があり、寝台列車特有の雰囲気がよく伝わってきました。 誰が犯人か、写真、メモを見返すわけですが、デジカメであったり、ノートであったりと、本当に自分で振り返っている感じがするのが良かったです。 @ネタバレ開始 謎解きも良かったです。 駅に着いた後、サラリーマンや家族連れが怪しかったりした理由もちゃんと説明され、納得のいく謎解きでした。 そしてさらに「はじめから」でまさかの展開! これはとても衝撃でした。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました。
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一夜おどりて和のイラストの雰囲気がとても素敵な作品です。 前作『アヤコのお見合い』も大好きなので、今作が出て、とても嬉しかったです。 出てくるキャラはみんなどこか憎めない感じでとても可愛らしいです。 「記録」などのボタンが、オンマウスで灯りがつくところなども凝っていました。 @ネタバレ開始 どの鬼も個性がとてもいいですし、お面のデザインがとても好きです。 どちらのエンドも素敵で、エンドのスチル絵は旅の姿もいいし、みんなでワイワイやっているのも好きです。 最後の感謝絵も良くて、幸せな気分でずっと見ていたいものでした。 @ネタバレ終了 素晴らしい作品をありがとうございました。
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人狼ハラスメントとにかくすごい超展開のゲームです。予想を裏切られまくられます。 冒頭の「caution!」の文面からして、もう笑ってしまいました。 どのキャラも濃くて、全ルート凝っていました。 @ネタバレ開始 人狼ゲームのはずが、最後はRPGにまでなって、何のゲームをやっているのか分からなるほどでしたが、しかし、決して滅茶苦茶なゲームではなく、一つの作品としてまとまっていました。 エンドロールでは達成感があったのがすごかったです。 まさかのおまわりさんが登場するなど、作品同士のつながりも過去作をプレイした人間には嬉しいところでした。 言葉遊びもうまくて、特に「ただの人C」には感心してしまいました。 おまけページまで楽しく見させていただきました。 @ネタバレ終了 素敵な作品をありがとうございました!