街八ちよのレビューコレクション
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生を司る者と死を司る者「自分が何者であるか」という命題を特殊な能力を持った2人が探求しに旅をするお話です。 超越した力を持った者ですらも「意思」があれば疑問を持ち、「意味」を求めてしまうのだろうか、そのようなことを考えました。 個人的にはハッピーエンドよりもバッドエンドの方がもしかすると幸せなのでは……と思ってしまいました。 素敵なゲームをありがとうございました!
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たとえ明日が晴れなくても。冒頭から突然謎の少女・ティアナに衝撃的な「運命」を告げられた主人公・一希の心情を思うとこちらも心がすくむ思いだったのですが、彼の恋人の明日晴の温かく包み込むような優しさに癒されました。 ティアナとのやり取りと明日晴とのやり取りを交互に繰り返すことでお話にメリハリがついていて良かったです。 明日晴ちゃんが本当にいい子で好感の持てる子だったためかなり感情移入していたのですが、そこへ突如として起きた彼女の未来を変える出来事には呆然としてしまいました。 終盤で明日晴ちゃんが感情を爆発させながら自身の想いを吐露するシーンには非常に胸を打たれました。 本当の気持ちを隠すのではなくそれもきちんと伝えたうえで一希の幸せを願う様は痛いほど感情が伝わってきて涙が溢れました。 「たとえ明日が晴れなくても」、「運命」は自分で変えて晴れにしていく、そういった前向きなメッセージが伝わる作品でした。 素敵なゲームをありがとうございました!
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拝啓アリア・ユグドリオン様とある人に宛てられた手紙を読む、という大変シンプルな作品です。 「手紙」というだけあって文章は簡潔で飾り気はないものの、むしろそれが「差出人が何を思ってしたためたのか」ということを想像しやすくしていたと感じます。この手紙を書くに至った背景も短い時間の中でありありと見えてくるようでした。 この手紙を読了したアリアさんが、その後どのような行動を取ったのか気になります。 素敵なゲームをありがとうございました!
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お隣さんの手紙日々の生活に飽き飽きしていた主人公が、少しでも生活に潤いを与えようとお隣さん宛の手紙を毎日覗き見るお話です。 その手紙がどういう意味をもたらすのかは早いうちから薄々勘づいていましたが、端正で鬼気迫る文章によって「人間の怖さ」というのがよく表されていて最後までぞくぞくとしながら読み進められました。 彼の凶行がどんどんエスカレートしていって恐ろしかったです……。 人のやりとりに不用意に首を突っ込んではいけないのだとひしひしと感じました。 素敵なゲームをありがとうございました!
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肉まん葉集~例えばこんな桃太郎のお話~「ゲームを起動したはずが気づけばアニメを鑑賞していた……!?」と思うほどのハイクオリティなアニメーションが素晴らしい作品です。ブラウザでもサクサク動きました。 桃太郎の物語を下敷きとしながら個性的な設定・展開で進行する物語は基本ファンタジーでありながらやけに現実的な場面もあったり(資産運用とか……)、そこに更に下ネタが加わることによって独特なハーモニーが生まれ、大変笑わせていただきました。 ラストは「そう来たか……!」と思いながら拍手喝采でした。ニックさん、お幸せに……! 素敵なゲームをありがとうございました!
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【5分短編】忌み子が作った盗賊団が仲間割れで解散するまでの良い話ハクアくんかわいいなあと思っていたらあまりの変貌ぶりにびっくりしました。 短いお話ながら「正しくあること」や「理解してもらうにはどうすればいいか」などの命題が綿密に描かれており、自己を自立させ他者とうまく付き合うためのひとつの考えとして興味深かったです。 吸血鬼さんがなんだかんだ言って親切で好きです。 ラストはまさかの……で、再びびっくりしましたが、ほのぼのとした気分になりました。 素敵なゲームをありがとうございました!
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かくしてボクら兄妹は外国の子供向けアニメのようなポップでキャッチ―な画面構成が目を引きました。 レナちゃんが表情豊かでとてもかわいい……! なんだかんだ言ってお兄ちゃんの言うことを素直に聞く様も愛らしいです。 ゲームシステムも難しくなく、「どうしてこんなものが……?」と思いながらも楽しく隠蔽できました。 お兄ちゃんのレナちゃんに対する愛が深すぎて最初はレナちゃんと一緒にキモがっていたのですが、最後に明かされる真実を目の当たりにしてとても妹想いの優しいお兄ちゃんなのだなあと感じました。 とは言えレナちゃんが真実を受け入れられるとは限らないので、お兄ちゃんにはうまいこと隠し通してもらって2人仲良く暮らしていってほしいなあと思います。 素敵なゲームをありがとうございました!
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緑の目の従者とある目的で友達のために情報収集するゲームです。 所々「おかしいな」とは思っていましたが、まさかあんな結末が待っているとは思いませんでした。 2つエンディングを見て、タイトルが指し示す意味も理解できました。 世の中には脇役などいないのだなと実感した作品でした。 素敵なゲームをありがとうございました!
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可愛いゾンビを愛でるげーむリュシアンくんがとってもとってもかわいかったです。 どんな行動を取ってもリュシアンくんの反応がかわいくてもっといろいろなことをしてみたいなと思ってしまいました。 普段ご主人様とリュシアンくんがどんな風に過ごしているのか見てみたいです。 リョナの趣味はありませんがちょっと目覚めそうになりました。 素敵なゲームをありがとうございました!
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BEAR序盤はサスペンス・ホラーという感じで、これからどうなるのだろうと不安と期待が半々でした。 主人公の対応がとても淡々としていて怖いくらいでしたが、時間をかけてぬいぐるみに施す優しさに素敵な人だなという印象を持ちました。 ラストは胸がいっぱいになり、このぬいぐるみが主人公のもとに連れてこられて本当に良かったなと思いました。 「きちんと終わりを与える」ということはしがらみがあったり愛着があったりしてなかなか難しいことですが、次に進むためには大事なことなのだと思いました。 素敵なゲームをありがとうございました!