リグのレビューコレクション
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無人島この形の作品は、自分の知らないエンドがあるのではないか? という想像をかきたてられるところがいいですね。 無人島の生活のように原始的なノベルゲームのようでもありながら、よくまとまっているからかどこか現代的な感じもします。
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王家の棺今回、最も期待していた作品です。 PCレトロADVゲームの再現度が高く、ものすごいこだわりです。グラフィックが特にすばらしい。音楽もこれに非常に合っていました。 どのくらい再現度が高いかというと、序盤の宝探しで数日間に渡って詰まり、正直に言って半ばキレそうになりました。昔はこれがごく当たり前でしたね……。 またも難点になりますが、タイトル画面でロードができずSTARTを押す必要があるのは、待ち時間がやや長いこともあり地味にストレスがかかります。(あまり知られていないながら、ホイールクリックで即ロードもできますが…) ノスタルジーのために不便まで再現する利益はほぼないと私個人は思っており、その点で、せっかくすばらしいゲームなのにクリアまで行き着くプレイヤーを大きく減らしているのではないかと思わざるを得ませんでした。 とはいえ、「あの頃にこんなゲームがあった」仮定の再現にあくまでも忠実なストロングスタイルにはレトロ好きとして絶賛するしかありません。これからの活動にも期待しつづけています。
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チャップとマヨ~のバカンスほんとに絵本のような表現に絞られたゲームで魅力的におもいました。 今まであった攻略要素を廃して、全一種類のエンディングをいつでも見られるという剛毅なスタイルが清々しいです。 映画館でひまわりの映像を見たのがなんだか思い出に残りました。
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NETHER WORLDサムネイルを一見してローグライク的なゲームかとおもいましたが、むしろ絵本的な選択ゲームだったのですね。 ストーリー面ですが、なぜ男は煉獄を歩くことになったのか、不明瞭でほのめかしにとどまり、妹の結婚式との因果関係がよくわからないので、クリア後もいまいち腑に落ちませんでした。 対訳的なテキストは絵本調ならではに感じられ、新鮮でした。絵本的でもあり、ゲーム記号的でもあるビジュアルが絶妙で、凝ったデザイン性が強く感じられました。
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#こっち向いて_めごちーvドットアニメーションの職人技に目を奪われますが、それに加えてUIも素晴らしい。 カメラの技巧ひとつで酷な展開になったりもしますが、それにも関わらず夢中でパシャパシャできるゲーム性とかわいさが一番のポイントです。
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百合の間に男が入ってはいけない
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re.
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夢もすがら花嵐イラストレーションはもちろん、縦書きテキストをはじめとしたデザインセンスが見事でした。攻略の難易度もちょうどよく、まるで和紙でつくられたおもちゃの小箱のようです。ストーリーのある脱出ゲームとして理想的な軽妙さと奥行きでした。
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ティラノフェス2019オープニング
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イミュ・アカナムの迷宮もっとグレードアップできそうな余地は些細な点で、 ローグライク要素やTRPG要素をうまく取り込んで、深くハマれる放置ゲームをつくった技術力がとにかくすごいです! ゲームの本質はシステムだなぁと勉強になりました。 入り口は単純なお話で入りやすく、遊んでいくにしたがって、設定の深みが見えてきたり、キャラクターに愛着が湧いてくるのも面白く、非常にうまいとおもいました。