作品「先輩、私の背中を押してください」のレビュー
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川澄シンヤ
プレイ中もその後も色々と考えさせられました。
二人にとって一体何が正解なのか。…しばらく考えましたが、明確な答えは出てきませんでした。
上手く表現できない自分がもどかしいのですが、この作品は「面白い」「面白くない」という枠で括ってはいけない作品だと感じます。
「僕」は常に冷静ですし、「君」も感情を露わにすることはなく、最後まで淡々と進みます。
主人公に感情移入するのではなく、一歩引いた客観的な視点でプレイして欲しいという作者さんの意図があったのかなと思いました。二人に名前が付いていないのもそういう理由からでしょうか?(違っていたらすみません)
ただ終始、「僕」が冷静なままなのが気になりました。
妹さんとの過去もありますので、「ラストシーンで思わず躊躇してしまう」「日記を読んで抑圧してきた感情があふれ出す」という人間らしい一面を出すと、それまでの冷静な「僕」とのギャップになり、もっともっと良い作品になったような気がします(あくまでも個人的な感想ですので気にしないで下さい)。
短いながらも、まとまっていて大変興味深い作品でした。
ありがとうございました。
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先輩、私の背中を押してください
評価
10

プレイ時間 15分程度
あらすじ 学校の屋上で自殺しようとしている「君」を見つけた「僕」。
君は死への恐怖から自殺をやめてしまう。
そして、なぜか僕に交際を申し込む。
仮初めの付き合いを通して、君の自殺理由、絶望の原因が明らかになっていく。
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さいきち様(サークル:Glockenspiel)
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