作品「飲み込めないくびながりゅう」のレビュー
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笹笠箕範
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飲み込めないくびながりゅう
評価
4
私には毎日会いにいっている首長竜がいた。
そばへ行くと首をぐいと曲げ、私に頬を当ててじゃれる。
周囲の水色やオレンジのヤシの木は今日も変わりなく鮮やかだ。
だけどこの子は飲み込むのが苦手で、何を与えても空気を吸う音だけ響かせるだけでしばらくするとなぜ飲み込めないのかと不思議そうな顔をして吐き出してしまう。
この首長竜は何者?周りのカラフルなヤシの木はどんな存在?どうして主人公は毎日会いにいっている?
一度だけ提示される3つの選択肢でそれぞれ、主人公の立場も、世界観も、首長竜の正体も全てが変わります。
このゲームは作者が日常での出来事をもとにして適当にあらすじを作り、選択肢から先を兄弟3人で分けあって書き上げた作品です。
どれを説明して、どれをプレイヤーの想像に任せるのかまでかなり個性が別れるルート分岐となっています。
【プレイ時間】1ルートのクリア想定 10分程度 エンディング3種類